夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

レベッカ・ヨーク著「深紅の月のしずく」ランダムハウス講談社

2007-10-15 23:53:43 | 本と雑誌

レベッカ・ヨーク著「深紅の月のしずく」ランダムハウス講談社
レベッカ・ヨーク著「深紅の月のしずく」ランダムハウス講談社
ウェアウルフ・シリーズ第四作

死んだ事になっていたロスの弟ジョニ―がサム・モーガンと名前を変えて生きていた

彼は ある品を盗み出してほしいと 依頼される

サムはひと目で心惹かれた女性オリヴィアの為 協力する事を承諾する

サムには人狼というオリヴィアにも秘密があった

残忍な妄想に固まった男から サムとオリヴィアは 品物を取り戻せるだろうか

人狼の血をひくマーシャル家の兄弟は それぞれ特殊な能力持つ女性を妻としている

どうせなら第2世代がどうなっていくか そこまで書いてほしい気もします

シリーズは まだまだ続くようですので


山賊著「やさぐれぱんだ 2」小学館文庫

2007-10-15 20:02:07 | 本と雑誌

山賊著「やさぐれぱんだ 2」小学館文庫
山賊著「やさぐれぱんだ 2」小学館文庫
娘が読んでいた本

ぱんだと山賊という名前の少年のかけあい

爆笑は無いけれど なんとなく笑ってしまう世界です

一冊分のネタ 考えるの大変だろ~なぁ と 思ったりします

サイトから単行本化された作品だそうです


「回想―待ち時間に―」

2007-10-15 19:31:58 | 自作の小説

缶コーヒーが飲みたかった
目の前にある自動販売機には好きな銘柄がない

あの味の缶コーヒーでなければ飲みたくないのだ

だが他の自動販売機求めて走るのも コンビニにも行きたくなかった

変わっていると よく言われる

和菓子が好きだ 熱いお茶を少し冷まして飲むと美味しい
と言えば「じじくさい」と 友人が言った

だいたい人間の顔も覚えるのが苦手だ

犬や猫なら見間違えることはないが

母は随分 心配していたようだ
―この娘(コ)大丈夫かしら―
共に暮らしてた祖父母が数年おいて亡くなると 母はトリマーの資格をとってきた

犬の訓練士になりたい―そう言ってたわたし
ネットで銃器について調べたり 玩具でも銃を貰うと嬉しかったわたし
母は自衛隊か警察へ行け―と言っていた

平和なら 平和だったら それも悪くない選択だったかもしれない
とち狂った国が四国へ原爆落とした

どさくさに紛れてその国を応援していたアジアの大国は台湾に攻め入り 台湾は日本とアメリカに助けを求めた

大アジア戦争―と後に言われる

アジアの大国をロシアが後押しし

インド カンボジア は 日本 アメリカ側につき フランスは兵器で 金儲け
あちこちで内戦 暴動
報復に燃える日本全国の四国出身者を中心とする過激グループは 原爆落とした国の隣国をまず制圧し 国民は饑餓状態 一部高官のみ贅沢放題の国を侵攻させる

独裁者は処刑され アジアの大国やロシアとの繋がり 密約を記した書類も発見された

アジアの大国とロシアの高官達は逃亡し賞金首となっている

わたし達学生は護身の為に射撃 爆弾をお手軽に作る方法 格闘のやり方などを 学校で教わった

日本では徴兵制度が復活し ただ昔と違うところは 中学を卒業した男女とも自由意志で 18才になったら必ず徴兵されるのだ

わたしは 訓練中に射撃の成績が良かったので 特別に鍛えられ 終戦後は政府の仕事をする組織の中にいる

母が願っていた{お嫁さん}コ―スからは随分外れたところに来てしまった

以前から持病があった母は死に

わたしは{銀の狙撃者(スナイパ―)}と呼ばれている

長生きは できそうにない

「集合がかかった 行くぞ」
相棒が迎えにきた また仕事が待っている


「ぼやく闇」

2007-10-15 17:32:48 | 自作の小説

暗い場所だった
日の差さぬじめじめした・・・そこへ何かが集まってきていた
「黒い龍をどうにかしなくてはいかん
われらの身の破滅に繋がる
何か弱味はないか」
「育ての父親 コンビ組んでる相棒
但し下手に刺激して覚醒されると厄介だ」
「奴の後見は ミリオンだ
あの妙な吸血鬼
吸血鬼のクセに血を吸わなくても平気なんだ」

「それは今の黒い龍も同じだろう
転生し 血を必要としなくなってる」

「厄介だ
あの至上最強吸血鬼ミリオンがついているのは」

「16で天才科学者と言われた人間で 人生に絶望し自殺諮り 親戚と親交あった女吸血鬼に助けられ19で 吸血鬼になる

吸血鬼になっても色々と妙な研究を続け

自分の血を与えた恋人が狂うと それを救う為 時間跳躍の研究すらモノとしちまった」

「吸血鬼なら血だけ吸っていればいいのに」

「まったくだ」

「で どうなったんだ 恋人は救えたのか」

「吸血本能だけになっちまった恋人を眠らせて 大元修正に出たそうだ
時間の跳躍重ねながら 何しろ不老不死 時間は 有り余っている

旅の途中 拾った子供を養女にして
遂に時の果てに立つ神に会った―という
そのセシアンなる神は盲目であったのだとか
奴は言ったそうだ 「心まで盲目になるんじゃない」

ミリオンの養女はセシアンの世話をするため 時の果ての地にとどまり
ミリオンは滅亡に向かう地球の歴史を過去に溯り 修正する作業に取組んでいるそうだ

転生する前の黒い龍は妖怪 化け物 怪談についての研究をしていて その時代にミリオンと暫く旅している 」

「なんとも なんとも」

「こちらへ引き込めれば 最高の味方なんだが」

「さよう われらのように ころころ態度を変えて裏切らぬゆえ」

その発言をした怪物は周囲から殴られた

「味方なら最高なんだが」とは ここに集ったモノ達皆の思いで 敵に回せば 最悪―なのだった

「龍の相棒に通じる神社の姫巫女は」

「やめろ ありゃ 真姫(魔姫)に繋がっている」

「異次元の怪物で最強最凶なのを従えている・・・
あれには以前ひどい目にあった」

「ただちょっと人間にとりついたり 食べてみたり モノ壊したりするだけの―」

「つつましく存在する我等なのに」

「ひそめる闇も減ってきたし」

共通する敵をどうにかやっつける為の闇のモノ達による集まりは だんだんぼやき大会へて変化していく

彼等は単純で案外感激屋な善良な部分もある
ただ時に凶悪な意志を持つモノが出現し 周囲はそのモノに引摺られたりする

案外 人間社会に似ているかもしれない

やがて夜明けが近付き彼等は 各々の縄張りへ戻って行く