夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

黒川錘信(くろかわ あつのぶ)著「神楽坂ホン書き旅館」新潮文庫

2008-04-24 21:47:57 | 本と雑誌

黒川錘信(くろかわ あつのぶ)著「神楽坂ホン書き旅館」新潮文庫
黒川錘信(くろかわ あつのぶ)著「神楽坂ホン書き旅館」新潮文庫
黒川錘信(くろかわ あつのぶ)著「神楽坂ホン書き旅館」新潮文庫
まず神楽坂 これにひかれた
芸者姿で歌う 神楽坂はん子 神楽坂浮子
そんな名前の歌手がいた
それからか私の中で{神楽坂}という地名はとても粋なイメージがある
たたっと下駄履きで洗い髪の姐さんが通るような

書店で手にとって 赤池佳江子さんの素敵なカバー装画に それだけでワクワクした
露地を過ぎる黒猫

映画 小説 テレビ そうしたものに関わる人々が愛した「和可菜」とは―

宿のおかみの名は 和田敏子
あの木暮実千代さんの妹なのだそうだ

私が記憶する木暮さんは色っぽい年増役がよく似合っていた

時代劇で目線 仕草 台詞の言い回し

それでいて ちっとも嫌らしくないのだ

市川雷蔵さんとの明るいやりとりが思い起こされる

晩年は名女優の貫禄をいかした役柄もこなしておられた

最近は芸歴さえ長ければ 何でもかんでも名女優と表現したがるが
木暮さんにはテレビの仕事をしておられても 銀幕のスタァの輝きがあった

この本は木暮実千代が旅館を買い おかみの仕事をひきうけた敏子さんが 試行錯誤しつつ 映画に携わる人々が ホン(脚本)書く場所として利用してもらえたら―と思いつき
やがて映画が斜陽となり
同じような他のホン書き旅館が潰れても 生き残ってきた その歴史

和可菜に出入りした人々
和可菜で働いた女性達

読んでいても胸が温かくなる心遣い

客としてでなく家族か身内を迎えるかのようなもてなし

その中で生まれた映画 小説 ドラマ

読みながら これは女の一代記 映画 ドラマの歴史

ドラマ化すれば―脚本と配役次第ですが
随分と良いものができるのでは・・・
そう 思っておりました


夕飯おかずとお昼とまとめて(笑)

2008-04-24 19:16:41 | 子供のこと身辺雑記

夕飯おかずとお昼とまとめて(笑)
夕飯おかずとお昼とまとめて(笑)
夕飯おかずとお昼とまとめて(笑)
夕飯おかずとお昼とまとめて(笑)
夕飯おかずとお昼とまとめて(笑)
お昼は芋粥と焼きうどん

おやつはコーヒーとヨーグルト

やっと雨が上がったようです

風はあるし雲は厚いから また降ってくるかも

夜おかずは キャベツと薄揚げのお味噌汁
ジャガイモと牛肉を煮たの

焼き餃子

サラダ

親子丼を作ろうかな―と考えてましたが
昨日も卵料理だったので 変更・・・です

明日は出て 魚屋さん覗いてきましょうか


朝からホットケーキ

2008-04-24 07:53:39 | 子供のこと身辺雑記

朝からホットケーキ
朝からホットケーキ
先日NHKで厚みのあるホットケーキの作り方を「きょうの料理」でしてました

他にもドーナツ
おいしいシロップの作り方

薄いパンケーキも良いですが
厚みあるホットケーキは憧れです

肝心のレシピは うろ覚え

テキストを買いに行きましたが
次の号に切り替わったあとでした
残念~


「姫の宿」14

2008-04-24 00:53:45 | 自作の小説

ただでさえ熱い 暑苦しい燃える男 津田政彦は 縦穴脇道の娘 智子に一目惚れしたことで ますますはた迷惑なほどに燃え盛っていた

早く燃え尽きてしまえ!と(失恋を)楽しみにしている人間も複数いるらしい

「ご町内から始めるぞ」そう言って雅を巻き添えに 縦穴脇道が住む町の住人を 家族構成 勤務先 好きな芸能人まで調べている

警察が乗り出した事を知った犯人は焦った

―ひどいわ 罪の無い嫌がらせなのに ―でも このままで済ますものですか―

だが 次のテを思い付かない犯人だった

警察に捕まるのは イヤなのだ

新しい動きがないことには 捜査も難航する

すると 愛しの智子さんに いい格好見せられない津田は不機嫌になるのだ

でもって 八当たりされるのは 雅 京四郎
見掛けより神経が太いのか 平然と受け流している

一通り津田に喚かせたあと 「それで さっきの件ですが・・・」と話を軌道修正している
案外と大物かもしれない

ま・・・自分の中に幽霊さんが同居している状態を受け止めて ごく普通に暮らしているのだから
生きた人間が多少 おかしな言動とっても 彼の中では 常識内なのだろう

町内会長というのは世話好きなのか物見高いものなのか 編み物教室もしている長柄(ながら)亜海子(あみこ)は 刑事達の様子を気にしよく話しかけてくる

「僕は縦穴脇道先生の書かれる本 好きですよ 」何気ない雅 京四郎の言葉に 長柄の顔色が変わる

「智子さんも良いお嬢さんだし」
と言葉を続けると 津田も「本当に素晴らしい人だ」と

長柄は言った「若い人は見る目がないから」心なしかひきつっている

刑事達が長柄を怪しく思うようになったのは そんな些細な事だった

その方向で聞き込んでいくと
縦穴一家への悪口 中傷は 親切ごかしに町内会長さんが言い始めたものだと判ってきた

長柄亜海子は 茂子と小学校の同級生

子供の頃から一方的な対抗心を持っている

(途中です まだまだ追加予定)


篠田真由美著「龍の黙示録 唯一の神の御名」祥伝社

2008-04-24 00:47:25 | 本と雑誌

篠田真由美著「龍の黙示録  唯一の神の御名」祥伝社
篠田真由美著「龍の黙示録  唯一の神の御名」祥伝社
龍の黙示録シリーズ第三作

表紙 本文イラストは 菊地秀行氏作品も多く手掛ける流麗・妖艶な画風の 丹野 忍 さん (かつては末弥純とも名乗っておられました)

血を吸う生き物ではあるが 飲まずとも飢えることはない

太陽に怯えることもない不老不死の生き物
美術評論家 龍 緋比古 とは キリストの血を持ち 二千年生きているという

先祖が彼と関わりあった縁からかその秘書となった柚ノ木透子

龍と長く共に暮らしているライラ(ライル)

その永き生の間に見た国々 出会った人々の物語

イエス・キリスト

ローマ皇帝

そして日本
聖徳太子

西から東へ 東から西へ

再読