夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

映画館に行く日を夢見て

2008-04-09 19:18:04 | 映画

最初に記憶している映画館は 今は火事に遭い とうに無い
当時住んでいた家から歩いていける場所にあった

映画好きの両親は新しい映画がかかると必ず観にいっていたらしい
カラ―の看板で色鮮やかに思い出せるのは 東映映画 時代劇 「中山道のつむじ風」
大画面を二分する形で主役の松方広樹さんと里見浩太朗さんが向かい合うスクリーンを今でも思い出せる

思えばあの頃から面食いだったのだろう
父に背負われていた記憶があるのだが
細面の里見さんの方が主役の松方さんより しっかり思い出せるのだ

もう一つは白黒映画 こちらは映画館が地下道から上がり少し歩いた所だったので 姫路の映画館だと思う

母におんぶされていた
観た映画は白黒で 男の肩に腫れ物ができ それか目となり やがてゴリラもどきの怪物に育ち 暴れ回る―というもの

昔の裸電球をその肩から生えた怪物が割る場面をありありと思い出せる

通学路に何ヵ所か立っていた映画の宣伝の立て看板
「南国土佐をあとにして」「眠 狂四郎」

怪獣映画 ギララなんてのは 近所の子供達 それぞれの母親と観に行った

この川沿いにあった映画館も火事にあって焼失した

やがてレンタルビデオ全盛となり 個人のビデオ店は大型店に負けて廃業していく

ケーブルテレビ 衛星放送

予約 観たら消すだけ―でディスクも必要ない時代に

子供達が家を離れるまでは 子供と一緒に それから先は 同じように育児から解放された友人達と映画館行ってお茶して帰る

そんな時間の使い方をしてみたい

元気だった? それなりに年くって 少し自分達で楽しむ時間

ただ喋るだけでなく 映画観て 買い物して

そんな日を夢見て 頑張ってみましょうか


映画館に行きましょうか?

2008-04-09 18:44:05 | 映画

私が若い頃や学生時代に まず観たい映画があるとして 原作があるもので本が入手できるものであれば まず買って読んでいた
無くても映画雑誌などで 大体のストーリーや出演者を予習しておく
映画館では必ず映画が始まる前にパンフレットを買い読む

そう観たい映画は何がしかの予備知識を入れておかなくてはいけなかった
何故なら 映画館は母や従兄弟や叔母達と一緒に行く場所であった
ビデオデッキなんてのも一般家庭向きの扱い易いのが出回るようになったのは 私が社会人になってからだ

見逃すと数年はテレビで新作として放映されず 見逃さないように映画館へ行かなくてはいけなかった

でもって私の母は 初めて観る映画であるにもかかわらず 私に訊くのだ
「この先 どうなるん」

できるだけ正しく答える為に{予習}が必要になる(笑)

早朝や深夜の映画情報を見たり

今なら軽々ネットで集められるのだが

この先どうなるか判ってないと 安心して観られない―不安とストレスを抱える妙なクセを抱えこんでしまった
映画が先か小説が先か
この俳優さんが出てるから見よう

好きな俳優さんが出てさえいれば どんな脇役でも観に行った映画館

朝刊で映画館と上映時間を確認し
待ち時間に自動販売機でカップヌードルを食べたり 二本立ての間の時間は飲み物 アイスクリーム ポップコーン

社会人になってからは 友人と

観た映画は覚えてないが^^;主人とも映画を観にいった

憧れていた俳優さんのことなら 出演ドラマや映画の細かな場面 立ち姿まで思い出せるのに この記憶の差は 何処からきてるのかしらん

などと朝刊にある映画館案内を読みながら とりとめなく思い出しておりました

何処に行っても混む五月の連休 いっそ映画館で映画観て 帰りは外食 元気あればカラオケもいいのではないかと

子供達も大きいですから 映画館の中を走り回ったりはしないでしょうし

上の階にボウリング場のある映画館もあるし
せこい話 泊まりがけで渋滞乗り越え 遠出するより よかあないかな―なんてね
勝手に思っています
たまには父も一緒に出掛けないかしらん


「長州ファイブ」(2006年 日本映画)

2008-04-09 09:03:47 | 映画
長州(現在の山口県)から幕末 イギリスへ密航し 入国した五人の若者達

彼らは 最初 西洋人に反感を抱き 洋館を燃やしたりしていたが 文明 世界というものに目を開かされる

高杉晋作 吉田松陰 時代を見る人々の言動につき動かされ

五人は座して向かい合い チョンマゲを切る
後に明治の世で力持つ男達だが この時は命懸けの悲壮なまでの決意があるばかりだ


イギリスへ乗せてくれた船長に 英語で感謝の言葉を述べる五人に 船長は言った「英国へようこそ長州ファイブ」

言葉を覚えながら五人は 紙幣の作り方 鉄道 汽車
あらゆる技術を 日本の為になるものを持ち帰ろうと 研究 勉強に励む

彼らを家に置く夫人が 写真撮影に連れていってくれる

藩での出来事から 二人は帰国するが
三人は残り更に勉強を続ける

山尾(松田龍平)は スコットランドのグラスゴ―で汽車や鉄道について働きながら 学ぶことに

最初は喧嘩した薩摩から英国へきた者達が 山尾の夢を知り 出世払いだと 貸してくれたのだ

グラスゴ―で働く山尾は 手話を使うエミリ―と親しくなる

複数の男達に襲われたエミリ―を救う為 手近にあった棒っきれを刀に見立てて戦う

そこにあるのはチョンマゲを切り落し洋装になっても侍の魂
武士 異国にありて

けれど山尾には日本へ戻らなくてはいけない日が迫っていた

エミリ―も鉄道が通る為 住む場所を立退かなくてはならず
帰国を告げようとした山尾は 既にエミリ―が遠くへ行ったことを残された手紙で知る

この国にも持たない人間と 持つ人間と
二種類いるのです

―とエミリ―の手紙にはあった


工業をおこし人々を豊かにする


そんな夢を持った若者が幕末 長州にいた

彼は仲間とイギリスの船に忍び込み 海を渡り 機械になったつもりで見聞した様々の知識を詰め込んだ


帰国してからは東京大学の元となる学校を作り 聾唖学校などにも力を尽くした


映画の最後は五人それぞれのその後が示されます


そして五人の若者の英国で撮影した写真




弟 松田翔太のような華やかさ甘さには欠けますが
龍平の表情の乏しさ 堅さは 異邦人らしさをよく出しています


「クロスゲージ」(1997年 アメリカ映画)

2008-04-09 08:28:25 | 映画
ジェームズ(キーナン・アイボり―・ウェイアンズ)ははめられて大統領夫人殺害犯人として追われることに
だがその裏には資産家である有力者(ロバート・カルプ)や軍の人間(ジョン・ボイト)の恐るべき企みがあった

ジェームズに協力することになる女医役の女優さんが美しいです

軍からも警察からも追われた主人公が立場をどう逆転し 逆襲していくか


「出たとこ勝負だ 海兵隊は作戦を立てたりしない」
「作戦をたてることもある」

随所に茶目っけあるセリフが見られます


ジョン・ボイトさんが嫌らしい悪役を達者に演じております


そして主役に味方する立場のおじ様が 人間味出してます
いい役です

B級アクション映画に位置づけられるのでしょうけど 私には何回見ても楽しめる作品です

最後近く二度ばかり ええ?!と思わせる場面があり
実にほっとする ついニヤリとしてしまう終わり方をしてくれます


水野敬也著「夢をかなえるゾウ」飛鳥新社

2008-04-09 00:53:27 | 本と雑誌
水野敬也著「夢をかなえるゾウ」飛鳥新社
酔っ払って目覚めた朝
ゾウに起こされた
自称インドの神様ガネーシャ

ゾウは言う 成功したくないかと

インドの神様は何故か関西弁を喋るのだった
朝はベーコンエッグ

あんみつがお気に入り
友人は釈迦

どうにもインチキでいい加減に見える神様は へんてこりんな理屈で僕を煙に巻き 成功する為に 変わる為にすべき事を言う



これは平成の花登こばこさんかも

形を変えた「ぼてじゃこ物語」かしらん

ガネーシャの言葉は{おばあちゃんの知恵}にも通じるものがあります




ネットのお友達から 「これ 面白いよ」と教えて頂いた一冊です