夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「髪」

2012-08-17 22:11:21 | 自作の小説

髪が足の指に絡む
妻の髪だろう
細いのにしつこくしがみつき取れない

足から外すと 手の指に巻きつく

まるで生きているように

風呂場の排水口から ゆるゆると湧き出・・・ じわじわタイル床を這う

動きは早くはない

髪は増え やがて床を覆い 足をよじ登る

妻の髪で身動きが取れなくなる

このままでは死んでしまう

ああ

生きては いられない

いや
わたしは死んだのだ

何故なら 妻に置いていかれたから

病院で妻は死んだ

持病が急に悪化したのだ

穏やかな死だった

だから妻が祟ろうはずはない

わたしは 妻の居ない世界に生きていたくなかった

四十九日が済み 妻の骨を 墓へ入れた

さっぱりした気性の妻は 迎えには来てくれないだろう

きっと あっさり死んだままだ

だから妻の髪を指に巻き付け 風呂場の窓から柘榴の花が咲いた庭を眺めながら わたしは死んだ

妻の後を追った

追おうとした

したが 風呂場を離れられない

わたしの妻への執着が 妄執が ここへ縛り付ける

わたしが恋しいのは 妻の髪ではなく 妻だと言うのに

寂しい 淋しい さびしい サビシイ

わたしの身体は朽ちたのに

この場を離れられぬ

だが 妻は わたしのこのサマを見たら
ードジねぇー

と笑い転げるに違いない

妻は笑い上戸であったから


おおまか感想かな^^;

2012-08-17 18:41:49 | テレビ番組

「スーパーナチュラル」
現在BS11では シーズン4を放送中です

ちょっとフライングしたくなり お盆の間にまとめレンタルし シーズン6のラストまで観ました

アメリカでは シーズン9の制作も決定した人気シリーズ
7は放送終了
しかしレンタル店には6まで

ディーン(ジェンセン・アクレス)とサム(ジャレッド・パダレッキ)のウインチェスター兄弟が 妖怪 魔物 悪魔 天使 時には神とも戦うお話です

サムは魔王の器として狙われ ディーンは最終戦争の為 大天使ミカエルの器になるよう天使に迫られている

その運命の為に両親は それぞれ非業の死を遂げました

6のラストでは 兄弟の味方だった天使が 今後の敵となりそうです

魂を地獄に捕らえられたまま この世に蘇っていたサム

次のシリーズでは 地獄の記憶に苦しみそうです

魔物ハンターとして生きる兄弟は 血みどろの戦いの連続ですが 笑える脳天気やり取り 他のドラマ 映画 彼ら自身の出演作からネタ パロディなど ついついニヤニヤしてしまいます

最初は少年の雰囲気すらある若者だったサムも すっかりごつくなりました

クール・ガイだったディーンも父親が似合う大人に

私生活では二人とも美人女優と結婚

ドラマでは その私生活もパロディにしてあり 楽しませてくれます

だっけど 生きてる間に無事に最終回くるのかしらん

出来れば兄弟共にハッピーエンドで終わってほしい

長く長く観た挙げ句 みんな死んで終わりでは つまらないから
娘はミーシャ・コリンズ演じるコロンボみたいなコート着た天使キャスにウケています

だから早く真人間ならぬ 真天使に戻って下さい

神よりも しょぼくれ愚痴ってるうだつあがらないサラリーマン天使が似合ってますから(笑)


おかずから

2012-08-17 18:10:52 | 子供のこと身辺雑記

豚肉入り野菜炒め
お盆も明けたから ちょこちょこ お肉も使えます(笑)

夜はハンバーグ 両面に焦げ目つけたら 赤ワインかけ蓋して蒸し焼きに

トマト・茄子・舞茸を炒めて ブイヨン・スープを少し入れて煮込み ケチャップとソースに蜂蜜で味付けたのを ハンバーグにかけます

今日のハンバーグはチーズを中に入れています


2012-08-17 18:04:49

2012-08-17 18:04:49 | 子供のこと身辺雑記


「車停(と)め 娘を待てば トンボ飛ぶ」
駅まで娘を迎えに行くと 蜻蛉が飛んでいました
丁度お盆最後の日の夕方で 此の世に帰っていた誰かしらの魂かしらとー思った次第です

「茄子の馬 盆の間に しなびいて 誰か乗り手は あるかと偲ぶ」
盆も終わり 仏壇まわりを盆灯籠やお供えなど あれこれ片付けました

提灯代わりの鬼灯に 足代わりに爪楊枝さした茄子も下げて台所の出窓に置いて

茄子にお疲れさまー
やはり 仏様からのおさがりモノとして料理に使おうかと思案しながら

今年のお盆も終わりました

終戦記念日が盆の間にあるのは 何となく世の中はうまく出来ているーそう感じるのは 不謹慎でしょうか

国の為に 国を守らんとして戦争で死んだ方々を英霊と呼んで何が悪い!ーと私は思っています

「敗戦で 汚名被りて 死せる人 君が魂 安らかなれば」

敗戦国ゆえ 不公平な裁判や拷問で処刑された人
自決された方

また終戦のどさくさに乗じた幾つかの国の鬼畜に 乱暴され惨殺された方々は 敗戦ゆえの無惨な被害者
それらの方々の無念を母国が同じゆえに 私は思います

同じ日本人が その哀しい死に思いはせずして 誰が思うのでしょう

日本の政治家さんには アジアの中でどこが本当に日本の友好国 友人と呼べる国かを考えてほしいです

近ければ 近い国なら「友」なのでしょうか

昨日の敵は今日の友とは言いますが ずっと敵 ーそんな関係もありますから