夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

ただいま合格祈願中~~~~~

2013-08-22 22:15:03 | 子供のこと身辺雑記

今日は長男が大学院の入試でした

で数学とか英語とかの学科の一次は無事に通過したそうです

夕方 メールが入って結果が分かるの早い!と驚いたのですが

明日が面接だそうです

最初の科目のテストが終わったあとに 監督の教授がこう言われたのだそうです

「難しかったかもしれませんが 欠席者もいて定員ギリギリなので 諦めて帰ったりしないでください」(笑)と

大学院の入試に向けて友人たちと勉強会をしていた長男

傾向と対策もしていたようなのですが

今年はちょっと出題が違っていて

試験監督の教授さんが 「今年は難しいね」と仰られたとか

過去に「もうあかん」と思って試験途中で諦めていなくなった受験者

また合格発表すら見ないで 合格していたのに 次の面接に来なかった学生とかいるそうです

いつもは凄まじい恰好で通学の長男

明日は背広にネクタイで面接に臨むそうです

もしも面接で落ちたらー落ちたらーこれから就職活動はキビしそう

正式な結果は9月11日あたりにわかるそうです

長男もちょっと緊張していたのか 今朝は在り得ないミスをしたのだとか 

乗り換えて鈍行でないと停まらない駅なのにー特急に乗ってしまって戻ったのだそうです

「早めに行っていたから それでも20分早めに着いた」

危ないからーー;

明日は乗り間違えませんように

用意周到に準備して 何か抜けるー

ああ 私に似てるのか

不憫だわ


なんだかねえ

2013-08-22 13:44:30 | 子供のこと身辺雑記

出かけようと支度中に電話がかかってきた

「アメリカンーーダイレクトーー」つまりはテレビでもよくコマーシャルで見かける保険会社さん

「----(私の父の名前が入ります)さんのお宅ですか」と約一年半前に死んでいる父の名前を出してきて 電話に出たのが私ー女性の声だったものだから 「-の奥様でしょうか」と言い添える

電話帳か何かの名簿を見ての勧誘かしらと この時点で私は ややげんなり

「すみませんが両親共に既に亡くなっております」と答えた

と「では ご家族の方ですかー」とくじけず相手は話を続ける

保険会社の商品紹介のパンフレットか何か書類を送るとか続けるから 悪いけれどさえぎって答えた

「送らないでいいです いりませんから すみません切ります」

で 電話を切った

向うも仕事とはわかるーけど いい気はしない

ノルマか何かで頑張っているのでしょうけれど

我が家はオール電化にしたのだけど それでも全く知らないそれも他県の電気屋さんから色々おすすめプランなる売り込みの電話がかかってくる

長いお付き合いの近所の電気屋さんがあるからいいですーと お断りしている

電話帳に名前を載せるのは やめようかとも思うけれど

家の表札と電話帳には父の名前を残している

父は死んでも 父の家 父の電話ー

そんな思い入れが 私にはある

父は確かに死んでこの世にいないのだけれども

電話帳の名前も主人の名前にしてもいいのだけれど

保険会社サマ 当方天邪鬼につき押しつけがましい勧誘をされても入ろうとは思いません

勝手にプラン作ってーというのも資源の無駄ですから^^;やめてくだされば幸いです

こういう押し売り商法みたいなので亡くなった両親の名前を聞くのはーあんがい辛いし嫌な気持ちになるんです


「繭の見る夢」-総力戦ー3

2013-08-22 10:10:15 | 自作の小説

オマエ バカ オマエ バカ

闇は怒っていた 坂浦実保子を罵倒する

オマエ ツカエナイ ツカエナイ ツカエナイ ニンゲンハ イラナイ

七十歳を超え 体の不調を感じることも多い実保子

美容整形の繰り返しで皮膚はごわごわーしているような気もする

思う美しさは得られなかった

願う愛も得られなかった

子供たちは彼女から逃げる

たった一人の娘の陽子は ついには出家してしまった

「お母様の犠牲になった方々の菩提を弔うのです」

冷たい目の娘

それでも「若さ」を持っている

ーあの体なら まだ生きられる まだ使えるー

実保子は闇の力を利用して自分の体を捨てて 娘の体を乗っ取ろうーと思いつく

闇は それを面白がった

騙して誘い出しー

鬼畜 非道なことができるのだろうか

母親に

実保子は 若い頃の巴弥都真太郎そのままの竹丘真を見てしまった

かなわなかった恋 虚栄心

美しいマツエに盗まれ奪われた

夫となると親同士の決めた子供の頃からの婚約者

自分をこんなにしたのは マツエだ

憎い!

とうとう手に入れられなかった真太郎

それならば それならば

あの真を もらうは当然

私が産んだ陽子は もともと私の体から分かれた

ならば陽子の体は私の体と同じはず

老いぼれ古び醜くなった使い勝手の悪い体を捨てて

寺の中にいられては手を出しにくい

誘い出すことを計画する実保子

陽子は母親の秘書をしていた時に 実保子が得たいのしれないモノを使い人を消滅させる様子を見た

気をつけていれば 母親は随分恐ろしいことをし 誰もいないところでも何かとしゃべっていた

警察に言っても証拠がない 信じてはもらえないだろう

それに母は金の力で警察や政治家にも 怪しい輪を広げていた

あと 母親を告発するのはためらわれた

母親が陽子を政略結婚に利用していると知った時 これ以上は無理だと思った

母親のしていることに目を瞑り 陽子は逃げた

母親を止められない自分の罪

すがったのは寺 

尼として生きてきた

静かな日々を過ごしてきた

それが母親からの謝罪の手紙

ー実は重病で長くない

入院する前に会っておきたい

出てきてほしい

死ぬ前に聞いてほしい 娘としてが無理なら 仏に仕える者として

哀れと思ってー

陽子の 陽秀尼の心は揺れた

坂浦陽子は子供の頃から およそ母親の自分への愛を感じたことがない

幼い頃からに死んだ父親の記憶もない

 

母親は仕事で家にいたことが殆どなかった

使用人に育てられた 入れ替わる家庭教師

周囲にいたのは他人ばかり

 

泣き虫だった弟の保は 母親が社長であること 家に金があることで いつの頃からか自分も偉いと勘違いし 何をしてもいいーと思い込み へたれなくせにやたらと威張る遊び好きの情けない人間になった

 

母は

それでも女手一つで育ててくれた 男と堂々と渡り合い 多くの人間をまとめて 使って 偉いとーだからいなくても 会うことがなくても 陽子は「おかあさんは偉い」と尊敬の気持ちがあった

 

しかし しかし

いつからだろうか 陽子は気付いてしまった

 

秘書として同じ会社で働くようになり 様々な書類にも 母のプライバシーにも触れるようになってきた

 

酔ってもらした母の言葉ー

母は哀しい女性なのかもしれない

だからと言って母の犯した罪が消えるとは思わないが

 

陽秀となって随分になる

 

産んでくれた人なのだ

けれど陽秀は保険をかけた

坂浦実保子という人間の恐ろしさを知るがゆえに

 

「わたしも年をとったのよ 保はあの調子だし 」

母からの手紙にあった言葉

 

それを信じられたらいいのにーと陽子の陽秀は思う

「繭の見る夢」-総力戦ー2 ↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20130821