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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

宇江佐真理著「ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖」祥伝社文庫

2013-08-02 14:41:30 | 本と雑誌

宇江佐真理著「ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖」祥伝社文庫
宇江佐真理著「ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖」祥伝社文庫
宇江佐真理著「ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖」祥伝社文庫
宇江佐真理著「ほら吹き茂平 なくて七癖あって四十八癖」祥伝社文庫
江戸の庶民を描く短編6本を収録

「ほら吹き茂平」隠居した茂平にはちょっとずれた冗談を言う癖がある 跡を継いだ長男とのややズレてきた溝を 茂平の妻の言葉が埋める 茂平 家族思いのいい男なのだ

「千寿庵つれづれ」未亡人となり夫を弔う為に庵を結んだ女には 死者幽霊と普通に言葉がかわすことができた

そこで遭遇するあれこれ 「妻恋村から」も同じ女性を主人公とする 死んでしまった者と生きている者の思い

「金棒引き」市井の者達から見た和宮降嫁 幕末風景

「律儀な男」こぼした愚痴が助けた男を人殺しにした 助けられた恩をどうにかして返そうとした男

解説は切り絵ーターの百鬼丸氏