夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「堕恋」もしくはー繭の見る夢・序ー玲ー

2012-08-18 10:35:15 | 自作の小説

姉は狂ってしまいました

ええ お義兄さん
不実な貴方が死んだから

他の女と心中した貴方を想って

三年前 貴方がよその女と出て行ってから
ひたすら一途に帰りを待った姉でした

ただただ貴方を愛した姉でした

姉は
貴方を呪いも恨みも憎みもせず

貴方を愛し 貴方から愛されていた自分だけの世界に
行ってしまいました

それにしても 貴方はひどい男です

ー君の姉さんの愛は重すぎるー

それが浮気の動機 自分の正当化だなんて

ねぇ

いっそ 姉に愛想尽かしをすればいいものを

どうせ死ぬなら 不要な命なら
姉と一緒に死ねば良かったじゃないですか

捨てていく姉の前では ええ格好しぃ

あんなに儚い頼りなげな姉を

だからこそ 貴方は私を捨てて 姉を選んだ

妻にした
はずだったでしょう

ー君は一人でも生きていけるー

陳腐な台詞
それでも私は 姉が好きだったから

だから!

美しい姉を愛していたから

なのに 何処まで貴方は人を私を踏みつけにするのでしょう

姉を此の世に棄てていった貴方

そうして姉の精神(こころ)は とうとう壊れてしまいました

私に残ったのは
狂った姉

もう何も分からなくなった美しい人

だから貴方を恨みはしない

私もこれで 姉に罪悪感など抱かせず 姉を苦しめず

弟でなく
男として ずっと崇め愛し続けた女性を ためらいなく抱くことができる

私は
そう 幸せな恋など出来ない人間

自ら望んで地獄へ堕ちよう

生きたまま


「愛しいあなた」ー繭の見る夢よりー沙世子ー1-

2012-08-18 01:46:07 | 自作の小説

白い骨があります
灼かれてしまって あの人は
ただただ白い骨になってしまいました

火葬場で係りの人が 人の形を残していた あの人の骨を 説明しながら 割って砕いて潰していくものだから
あの人は随分身長もあったのに

こんなに小さな ちっぽけな骨壺の中に ちんまりひっそり納まってしまって

あの人の大きな温かだった掌は あたしを抱き締めてくれた あの腕は
添って眠れば安心できた あの肩は

いったい何処へ消えてしまったのでしょう

もうもう 白い骨しかありません

耳当てて 聞いた胸の音

冬は少し後から布団に入れば とっても温かだった

だから あたしはいつも後から湯を使い 遅れて冬は布団に入った

悪い夢を見ても あなたの腕に縋って眠れば安心でした

あなた あなた あなた

こんなに小さな骨壺の中

こう掌に載せ 小さな骨を あなたの一部を 唇に押し当てています

白い小さな骨の破片(かけら)

あなた あなた

ねぇ
夢でいいから 姿を見せて下さいな

逢いに来て下さいな

でないと

あたし狂ってしまいます

せめて夢の中でいいんです

あたしを忘れていないなら

出てきて下さいな

白い小さな骨抱いて あなたを待っていますから

愛しい愛しいあなたの白い破片
大事に大事に

掌の中

瞼閉じ 思い浮かべるあなたの姿 胸の中で抱き締めています


「ただ 歩く」

2012-08-18 01:06:58 | 自作の詩

鬼灯が一つ ぽつんと落ちていた

灯りを目指して歩いていたが

あの灯りは何処へいったのか

代わりに赤い鬼灯一つ

耳を済ませば せせらぎの音

頼りなく揺れて飛ぶは蛍か

一つ二つ 微かに光る淡い黄色

いったいここは何処なのか

夜に違いはない

星も月も無いけれど

昼と呼ぶには 余りに暗い

其処にある鬼灯にさえ 手が届かぬ

視(み)えているのに

何故 こうも遠い

嗚呼 せめて もう少し歩いていこう

鬼灯に手が届くまで

鬼灯一つ 手に取れるまで

しかし 私は独りきり 暗い道を何処まで歩いていけば良いのだろう

川にはたどり着けるのか

私は何処かへ行けるのか

すぐ其処に 鬼灯一つ落ちてはいるが


「髪」

2012-08-17 22:11:21 | 自作の小説

髪が足の指に絡む
妻の髪だろう
細いのにしつこくしがみつき取れない

足から外すと 手の指に巻きつく

まるで生きているように

風呂場の排水口から ゆるゆると湧き出・・・ じわじわタイル床を這う

動きは早くはない

髪は増え やがて床を覆い 足をよじ登る

妻の髪で身動きが取れなくなる

このままでは死んでしまう

ああ

生きては いられない

いや
わたしは死んだのだ

何故なら 妻に置いていかれたから

病院で妻は死んだ

持病が急に悪化したのだ

穏やかな死だった

だから妻が祟ろうはずはない

わたしは 妻の居ない世界に生きていたくなかった

四十九日が済み 妻の骨を 墓へ入れた

さっぱりした気性の妻は 迎えには来てくれないだろう

きっと あっさり死んだままだ

だから妻の髪を指に巻き付け 風呂場の窓から柘榴の花が咲いた庭を眺めながら わたしは死んだ

妻の後を追った

追おうとした

したが 風呂場を離れられない

わたしの妻への執着が 妄執が ここへ縛り付ける

わたしが恋しいのは 妻の髪ではなく 妻だと言うのに

寂しい 淋しい さびしい サビシイ

わたしの身体は朽ちたのに

この場を離れられぬ

だが 妻は わたしのこのサマを見たら
ードジねぇー

と笑い転げるに違いない

妻は笑い上戸であったから


おおまか感想かな^^;

2012-08-17 18:41:49 | テレビ番組

「スーパーナチュラル」
現在BS11では シーズン4を放送中です

ちょっとフライングしたくなり お盆の間にまとめレンタルし シーズン6のラストまで観ました

アメリカでは シーズン9の制作も決定した人気シリーズ
7は放送終了
しかしレンタル店には6まで

ディーン(ジェンセン・アクレス)とサム(ジャレッド・パダレッキ)のウインチェスター兄弟が 妖怪 魔物 悪魔 天使 時には神とも戦うお話です

サムは魔王の器として狙われ ディーンは最終戦争の為 大天使ミカエルの器になるよう天使に迫られている

その運命の為に両親は それぞれ非業の死を遂げました

6のラストでは 兄弟の味方だった天使が 今後の敵となりそうです

魂を地獄に捕らえられたまま この世に蘇っていたサム

次のシリーズでは 地獄の記憶に苦しみそうです

魔物ハンターとして生きる兄弟は 血みどろの戦いの連続ですが 笑える脳天気やり取り 他のドラマ 映画 彼ら自身の出演作からネタ パロディなど ついついニヤニヤしてしまいます

最初は少年の雰囲気すらある若者だったサムも すっかりごつくなりました

クール・ガイだったディーンも父親が似合う大人に

私生活では二人とも美人女優と結婚

ドラマでは その私生活もパロディにしてあり 楽しませてくれます

だっけど 生きてる間に無事に最終回くるのかしらん

出来れば兄弟共にハッピーエンドで終わってほしい

長く長く観た挙げ句 みんな死んで終わりでは つまらないから
娘はミーシャ・コリンズ演じるコロンボみたいなコート着た天使キャスにウケています

だから早く真人間ならぬ 真天使に戻って下さい

神よりも しょぼくれ愚痴ってるうだつあがらないサラリーマン天使が似合ってますから(笑)


おかずから

2012-08-17 18:10:52 | 子供のこと身辺雑記

豚肉入り野菜炒め
お盆も明けたから ちょこちょこ お肉も使えます(笑)

夜はハンバーグ 両面に焦げ目つけたら 赤ワインかけ蓋して蒸し焼きに

トマト・茄子・舞茸を炒めて ブイヨン・スープを少し入れて煮込み ケチャップとソースに蜂蜜で味付けたのを ハンバーグにかけます

今日のハンバーグはチーズを中に入れています


2012-08-17 18:04:49

2012-08-17 18:04:49 | 子供のこと身辺雑記


「車停(と)め 娘を待てば トンボ飛ぶ」
駅まで娘を迎えに行くと 蜻蛉が飛んでいました
丁度お盆最後の日の夕方で 此の世に帰っていた誰かしらの魂かしらとー思った次第です

「茄子の馬 盆の間に しなびいて 誰か乗り手は あるかと偲ぶ」
盆も終わり 仏壇まわりを盆灯籠やお供えなど あれこれ片付けました

提灯代わりの鬼灯に 足代わりに爪楊枝さした茄子も下げて台所の出窓に置いて

茄子にお疲れさまー
やはり 仏様からのおさがりモノとして料理に使おうかと思案しながら

今年のお盆も終わりました

終戦記念日が盆の間にあるのは 何となく世の中はうまく出来ているーそう感じるのは 不謹慎でしょうか

国の為に 国を守らんとして戦争で死んだ方々を英霊と呼んで何が悪い!ーと私は思っています

「敗戦で 汚名被りて 死せる人 君が魂 安らかなれば」

敗戦国ゆえ 不公平な裁判や拷問で処刑された人
自決された方

また終戦のどさくさに乗じた幾つかの国の鬼畜に 乱暴され惨殺された方々は 敗戦ゆえの無惨な被害者
それらの方々の無念を母国が同じゆえに 私は思います

同じ日本人が その哀しい死に思いはせずして 誰が思うのでしょう

日本の政治家さんには アジアの中でどこが本当に日本の友好国 友人と呼べる国かを考えてほしいです

近ければ 近い国なら「友」なのでしょうか

昨日の敵は今日の友とは言いますが ずっと敵 ーそんな関係もありますから


抹茶と生クリーム 白玉団子

2012-08-16 23:31:31 | 子供のこと身辺雑記

抹茶と生クリーム 白玉団子
抹茶と生クリーム 白玉団子
「死んだおばあちゃんは 白玉団子 好きだったよね」
という動機で娘が作りました

お仏壇に自分でお供えに置いておりました

行きつけのお蕎麦屋さんで 冷やしぜんざい白玉団子入り
亡き母から「美味しいよ」と 幼い日に分けて貰って食べて
娘も白玉団子が好きになりました

誰に習ったわけでもないのに
パソコンで作り方調べ 自分で作っています

長男がおじいちゃん子であるように 娘はおばあちゃん子

娘の中には おばあちゃんの想い出がいっぱい生きているのでしょう

いつか私が死んだら娘は何を供えてくれるのでしょう

本やホラーのDVDだったりして(笑)


夏日和です

2012-08-15 13:07:11 | 子供のこと身辺雑記

夏日和です
暑い!
雨は全くありません
降らないままに警報も解除です

フライドポテトとウインナー炒めたの
野菜炒め 味付けは ちょこっとソースかけ
トーストパン

長男のお昼です

昼が終われば夜

まずはグリーンアスパラガスのベーコン巻き仕上げて

手持ち食材と料理本と相談しましょう

さっさか作って ぐうたらするのだわ


2012-08-15 08:10:39

2012-08-15 08:10:39 | 子供のこと身辺雑記






朝からーばら寿司を作りました

牛蒡の皮をこそぎ 笹掻きにして 水に浸け あく抜き
人参 薄揚げ 蒲鉾 平天など小さく切って
牛蒡 人参の順に炒め ダシ入れ煮ます
牛蒡と人参が少し柔らかくなったら 平天 薄揚げ 蒲鉾 えんどう豆 むき海老入れて煮ます

その間に薄焼き卵を焼いて刻みます

ご飯に酢・塩・味醂・砂糖混ぜた調味液かけて混ぜ それから具を加え混ぜ 薄焼き卵かけて出来上がり

主人の両親に お裾分け

仏様にも お供えを

本当なら お吸い物を合わせればいいのだけど 今朝はワカメの味噌汁にしました


盆休み ひたすら夫は 寝て過ごす(笑)

2012-08-14 12:35:43 | 子供のこと身辺雑記

盆休み ひたすら夫は 寝て過ごす(笑)
盆休み ひたすら夫は 寝て過ごす(笑)
お昼は冷麺
夜はクリームシチュー

一緒に作ったから 夜は温めるだけです

明日以降のお盆メニューは
炊き込み御飯とちらし寿司

カボチャサラダ 具沢山スープ
カニ缶利用のふようはいなど予定です

3連休の夫はーひたすら寝ています

田畑行ってこ~い! と明日は追い出してみよう


今夜はゆっくり

2012-08-13 21:34:47 | 子供のこと身辺雑記

今夜はゆっくり
子供達と主人の両親の家に行き お義母さんと一緒に墓参りして カラオケ二時間 買い物して帰ってきました

娘が作ってくれた 小豆白玉

娘とレンタルの「スーパーナチュラル」観始めたらー こういうの苦手な長男と主人は他の部屋へ

面白いのだけれど