夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

おかずから

2015-08-24 19:51:10 | 子供のこと身辺雑記


合いびき肉に卵と小麦粉混ぜて 焼肉のタレ入れて 小判型か 丸くまとめて フライパンに油入れて 両面焼く

大根おろしとヤマサの昆布つゆをかけるだけ


挽肉ナゲット和風味ーとでも言いますか

短時間で簡単に作れます

本日のラッキー 。^^。

2015-08-24 13:24:16 | 子供のこと身辺雑記
仏壇のお花が弱っていたから 姑の家からの帰りに近所の花屋さんに寄った



仏壇横の花瓶用には ちょっとだけ変わった色の小菊が目に付いて それと黄色の菊を合わせて 仏壇用のお花と買ってー


その花屋さんはお店の裏で家庭菜園と 別にいちじく園もしてらしてー
朝採りいちじくもお店に置いてあって
でも美味しいから人気が高くって お店の前にはたいてい「売り切れ」って立札が出ています

本日はラッキーなことに一パック残ってました

「すみません いちじく いいですか?」って買ったらね


お店のご主人が「-さん 黄色い西瓜食べてですか 半分味見に切ったんやけど」
って 奥の冷蔵庫に取りに行かれて

「持って帰って下さい」
ってね 小玉西瓜まるまま一個と 半分切ったのと袋に入れて下さいました♪


「いいんですか」と私

「どうぞ どうぞ」とご主人

有難くいただいちゃいました


亡くなった母は西瓜が大好きだったんです
最近 西瓜をお供えしてないから 早速 一個まるごとのと 切ったのを半分いただいたのは 少し切ってお皿に入れて
無花果も一緒にお供えです











無花果を買って 西瓜をいただくーという
近所の花屋さんは親切で 少し前には胡瓜や茄子などお野菜もいただいたりしております


とっても 嬉しいです~~~~

有難うございました




そして昨日のラッキー

宮崎県の従兄からお肉が届きました





はい^^ がっつり! ステーキ肉です


これとミヤチクのハムやソーセージの詰め合わせと







半分ばかしは 届いてすぐに -食べてしまいました^^;

とっても!美味しかったです


ルールも知らないけれど^^;

2015-08-23 10:40:21 | テレビ番組
BSで珍しくラグビーの試合の中継がありました

リポビタンDチャレジカップ2015ラグビー
日本代表×ウルグアイ代表
福岡レベルフアイブスタジアムにて


日本がリードしてたこともあり 結構楽しく観ていたのですが
試合途中で 番組終了


え? そんな扱いなの 

何 それ

と思ってしまった


ラグビー 冷遇されてませんか



なんか 面白いのに

もっとテレビで放送するようになれば フアンもラグビーをする人も増えるかもしれないのに


ついつい「潰されるな こらえろ がんばれ~~」とか大声出しちゃうほどなのに
ルールがわからなくったって 暫く観てると 

「そこ とられるな 守れ!」とか

観ているだけでも熱くなれるのにー


せめて試合は 最後まで放送してください

スポーツニュースでも扱いが小さかったし

試合結果を捜してスポーツニュースのハシゴをしてしまいました





今夜は 世界陸上 

女子バレーボール 対ロシア戦(解説 川合俊一 竹下佳江・現役時代 名セッターさんでした)

24時間テレビ
どれをどう観ていくか 時間のわりふり 悩みます^^;

「再び 川の畔で」

2015-08-22 19:32:46 | 自作の小説
川の畔の店を手伝うようになってから 不思議に思うことも多くて 小さな子供のように質問を繰り返した


死んでいるのに 飲んだり食べたりするのは何故なのか

店の材料の仕入れは どうなっているのか


すると日本手ぬぐいをあねさん被りにした女性(ひと)は 困ったように首を傾げながら教えてくれる
優しい女性(ひと)だ


「-んとね~ 死んで間もなくは その食べ物の形を見ると 味がする 食べたつもりになるのだと思うの心がね

だけど だんだん こちらの世界に馴染むにつれ 飲み物も食べ物もどうでもよくなるみたい

匂いも香りもね意味をなさなくなるーというか

食べたいって気持ちも 一つの欲でしょう?

材料については これが必要ーと思うと出せるようになってくるの
面白いんだけど


だから料理しているふりーというなら ふりよね

ひどく漠然としているけれど


この世界がどうなっているのか まだまだ よくは知っていないのよ」



ありあまるほどある時間の中で とりとめなく よく話した

どんなふうに世界が変わっているか また私のことも 私の両親のことも


彼女はしみじみとした表情で話す「たとえ死んでいても 起こることには 何かの意味があるのね」



そんな ある時 私は父を視(み)た

驚いた とうに死んでいたはずー

なんで今頃 ここへ



私 店の奥に隠れてしまった



優雅に頭をめぐらしたあねさん被りの女性は 父に視線を留めた


深呼吸一つしたのが 離れた場所からも見えた



父の方はじっと相手を見詰めている


本当にそうか 思っている相手かと確かめるように 確かめるのが恐ろしいかのように


「写真も無かった 自分の記憶にずっと頼るしか無かった 面影を拾うにはー」



あねさん被りの女性は静かに微笑む「お疲れ様です 乗るべき舟が着いたら 間違えないで お乗りくださいね」


「君はー」と父が尋ねる



その女性(ひと)は そっと首を振った 「此の世とあの世と どちらの世でも もう私達の道が重なることは ありません
あなた様には 案じるべきご家族がいらっしゃる」


父は 苦しげな顔付きになった
 

「死んで真っ直ぐ此処へと来ることができなかったのは 遺したご家族を案じてのことでしょう  奥様とお嬢様のことが気になってー
人の生きる世界にとどまっていて

今度は事故に遭われた奥様とお嬢様のことが心配で 急いでここへ来られた」



するりと頭のてぬぐいを外した女性の顔は もしかしたら私より年下かもしれないくらいに若かった


「娘は 死んだのか」


「お嬢様は大丈夫です」



「有難う」
父は頭を下げた 「君も元気で」
足早に去っていく 誰かを捜すかのように





急に吹いてきた風に長い髪をなびかせて その女性は 父の後姿をじっと見送っていた



それから店の前の木に近寄っていく

「ご覧になったでしょう 急いで探しに行った相手は あなたです  お嬢さんは生きていると知って それで間違いなく妻だったあなたが死んでいるはずと
気にかけて 案じて捜しに行かれた

あれが あのお方の本当の気持ち 心です

何も思わずに 何十年も男と女が暮らしていけるものですか


それが お辛いと言うのなら 

お二人の間の親として 父として母としての関わりは 生きていようと死んでいようと切れるものでは ありますまい」



木の陰にいたのはー私の母だった
「憎いはずでしょう 憎いはずです どうしてー」



「あなた様は最後の最期に 母親にお戻りになられた  お嬢様に生きてほしいと希(ねが)われたでしょう  お嬢様だけは幸せに生き抜いてほしいと

おむつを換えて 夜泣きする子供を抱いて 立派に育ててこられたではありませんか

苦しかったでしょうに
自分が憎んだ女と同じ名前なんて その名前を我が子の名前として呼ばなくてはいけないなんて

長い辛い罰でしたね


どうぞ 急いで追いかけなさいまし

うまくすれば同じ舟に乗れるやもしれませんから」



母の姿から長い年月が抜け落ちていく 若い娘の姿に戻っていく

おそらく父に恋した頃の娘の姿に



両親が死んでからの こんな着地は思ってもみなかった




深い礼をすると 頭を下げると 母の姿は消えた





「では あなたは知っていたのですか?」


「あなたの名前を教えてもらってご両親のことを伺った時にー
だから案内人さんが あなたを店に置いていかれたのだとわかりました
どういう結末を選ぶのか 選ばせてくれたのだと
なんらかの形で決着をつけるようにー

案内人さんは それは親切な方ですから」


その女性(ひと)は ふんわりと微笑んだ
「楽しかったですよ 姉妹のようにあれこれ話して  とてもとても このうえなく楽しい時間でした

だけど あなたは生きなくてはいけません
今まで迎えの乗るべき舟が来なかったということはー
あなたの身体は生きています
お戻りなさい

生きるのです」



「前に あなたは どうしても逢いたい人が居る だから舟に乗らずに待っている そう話されました
それはー父では無かったのですか」

私は訊ねずにはいられなかった



「ええ 逢いたいと思っておりましたよ 願っておりました 今一度ーと
だけどね あまりにも長い長い時間が過ぎ去りました

ここで 死なれた方々のお世話をずっとして 多くの方のお話も伺いました

そうした時間の中で 
いつの間にか 逢いたいという欲は 思いは綺麗さっぱり消えていたのです

あなたのお父様と逢った時 それが分かりました
不思議なくらいに 何とも思わなかったのです

いっそ 笑いだしそうなくらいでした

心って 面白いものですね」




彼女は繰り返す「生き返っていらっしゃい 幸せな人生を祈っておりますよ 同じ名前のお嬢さん」



「もしも うまく生き返れたとして 私は 覚えていられますか この川の畔のことを」



優雅な仕草で首を傾げると 彼女は言った「 それは わかりません 夢から覚めるときのように そのほとんどを忘れているかもしれません
だけど きっと 生きる勇気を持って目覚めることでしょう  良い人生を」


優しく優しく彼女は手を振る




そして私は 川へ向かう人々とは逆の方向に歩き始めた


さようなら 有難う
川の畔の店の あねさん被りの優しい女性(ひと)よ




「川の畔で」↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/e/1fa38058c74d68d051981e560fc8c334


「昏(くら)い愛」↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/e/dfd11ea11b72259d80f110d60547976b


「空しき意趣返し」↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/e/ecd5e8602c6651c862605181440426a3



「もう一度」↓

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/e/ef0e182688fc3176853c7437061c949d



「山の宿で」↓

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関連作品です
読んでいただければ 嬉しいです






「山の宿で」

2015-08-22 16:41:44 | 自作の小説
亡き父に対しては 理解できないところもある母だが 私にとっては 生きているただ一人の親

ただ弱る姿は見ていて辛くて  いっそ少し家を離れた方がいいのではとも思えて
景色の綺麗な温泉地へと連れ出した


山奥の澄んだ空気 車椅子ながら朝晩の散歩

宿の珍しくも美味しい料理も 母の食欲を誘ったようで 少しずつ食べる量も増えてきた


結局 母には 父のことを忘れているのが 一番いいのではないだろうか


互いに直接には 会話をしない夫婦であったもの


何か相手に話す時には いつも私を介して 
ずいぶん長いこと 私はそれが普通の夫婦のありかたであると 家庭なのだと思っていた


友人の家に行った時 「おとうさん」「おかあさん」とか 互いの名前で呼び合うのを見て ずいぶん 随分 不思議に感じた


それが普通なのだと知るまではー



たとえば

「今度 呉服屋さんで成人式の着物を見立ててきますからね そうお父さんに伝えておいて」


「自分の訪問着か色留袖も誂えるようにーお母さんに言うといい」


父と母の部屋は別々で 私は行ったり来たりをしていた




そんな過ぎ去った日々が妙に懐かしい



宿の部屋にある露天風呂で 小さくなった母の背中を流す

弱った足 


まだ それほどの年齢ではないはずなのに


寝間着に着替えた母の足をもむ


背中を押し 腰をさするうちに 母は眠気に襲われるようだ


その夜も そんなふうにして 枕を並べて眠っていた

ー音で目が覚めたのだ

部屋の空調機の音とは違う


ごうごうと異常に烈しい雨の音



避難できるならした方がいいのではーと感じた


部屋の隅に畳んで置いている母の車椅子を取りに行き 広げてブレーキをかけて母を起こそうとしていた


「お母さん お母さん」


ど お お お お ん!


部屋が真っ暗になった

上から何かが落ちてきた


そして 
みしっ みしっ


床も抜けた



私は必死で布団ごと母の身体を抱きしめていた



暗い 何処にいるのかもわからない


体が痺れている  足が動かせない

腕も痛い


声も出にくい

「・・・さん ・・・さん」


頭の上で返事があった  思ったより力強い声で「死んではダメよ ダメよ あなたの人生はこれからなんだから 生きて 生き抜いて
大丈夫だから」

指を伸ばすと 母の手が包んでくれた

「いままで有難う あなたが娘で良かった  大丈夫よ お母さんが守ってあげる  だから死んではダメよ きっと助けがくるからね」



ああ お母さんは 私のことを好きでいてくれたんだ 
それが すごくうれしかった

「あ・・・りがと おかあ・・・・さん」


「なに 弱気になってるの 大丈夫よ だから死んじゃだめよ だめよ」


「・・・」


もう声が出せなかった


「しっかりしなさい 」


母は私の名前を呼び続けていた

なぜか「ごめんなさい ごめんなさい」と繰り返しながら 涙声で



私もごめん おかあさん もう 返事ができない・・・






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「昏(くら)い愛」↓

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「もう一度」

2015-08-22 14:32:11 | 自作の小説
その人をいつ好きになったのか わからない

もうずっと好きであったような気もするし でも とにかく

道ですれ違うだけで 姿を見かけるだけで幸せだった


いつかお嫁さんになるなら その人がいいーと思っていた


その人はいつも優しくて 
何かで困っていたら すうっと救いの手をさしのべてくれるのだった


ただ年も離れていて いつか誰かと結婚してしまうのではーと 

だけど もう本当に見てるだけ

その人がいるーそれだけで良かった 嬉しかった

その人を見たら 一日幸せで

馬鹿みたいに ただ好きだった


思いがけず「嫁に来てくれないか」
そう 言われた

その人の気が変わったら困ると思って 急いでうなずいた




ああ だけど


ある日 ガラの悪い男達に 絡まれてしまった

そんな男達に体を触られるのは 肌に触れられるのは 汚されるのはイヤだった
それくらいなら それくらいなら 死んだほうがいいー




ただ できるなら もう一度 あの人に会いたかった


死ぬんなら あの人の腕の中で死にたかった
思いっきり抱きしめられて


それが この世への未練といえば未練


どうしても舟に乗れなかった

川を渡ることができなかった


生き返りたいとは 思わないけれど


せめて せめて もう一度

あの人に会えたら


ただ 会いたい

どれだけ好きだったか 話すことができたならー



それだけで 川の畔に立ち尽くしていた


それが始まり


同じように死んで来る人たちを 少し休ませてあげたい

休む場所を作れないか そう願うようになったのは ずいぶんと後のことだった



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「空しき意趣返し」

2015-08-22 13:49:51 | 自作の小説
成長を楽しみにしている娘がいた

少し年が離れている

その娘がー 好きだった


もう少し もう少しーと娘の年を数えながら待っていた

ただもう大切で


この腕に抱きしめたくて そのくせ触れるのもおそろしいようで


待って 待って 待ち続けて

ようやっと言えたのは ぶっきらぼうに「嫁に来てくれないか」

娘がうなずいてくれた時は 世界が静止したかと感じるくらいに嬉しかった

幸せだった



それがー

娘が死んでしまった


悪い男達にさらわれそうになって それで 男達が娘を脅すのに持っていた刃物を胸に突き立てたーと



世界は黒く染まった

もう何も意味を成さない


彼女は死んでしまった

やっと届いたかと思った宝石がー

もう どうでもいいんだよ・・・・・



いい年なんだから嫁を持て 家庭を作れー良い縁談があるんだ
親孝行すると思ってー
などと 親が言う 


どうだって いいさ・・・



妻にした女はすぐに妊娠した

その妻が強請られていることを知る

どうでもいいが 一応妻だ 話をつけてやろうと思った

妻を強請っていた男は言う「あんた どこまで人がいいんだ」
嘲るように笑った


妻が災いのもとだった


男達に金を渡し あの娘をさらって傷物になったと評判がたつようにしてくれーそう頼んだと

男達にしてみたら 悪い仕事ではない

「もう 滅茶苦茶にしてやってよ」と 妻は言ったそうだ

ーあの娘が生きていたら あの人と一緒になれない 邪魔なんだもの!-



邪魔だと?


あの娘が何をした



もう 妻に触れる気は起きなかった
悍ましい・・・



だがー産まれてきた娘は 

そう この娘には何の罪もない


それでも 妻に残酷な意趣返しをせずにはいられなかった

まったくもって女々しいが


娘に 死んだ娘の名前を付けたのだ


付けた名前を聞いて 妻は青ざめた
体が凍り付いたようだった



妻よ お前の罪を知っているぞ この人殺しめ


共に暮らすだけの他人に妻となったのだ

それでも妻は離婚するとは 言い出さなかった


娘は健やかに成長し 有難いことに 妻とは似ていなかった


冷ややかな家庭の中で 娘の存在だけが 明かりでもあった


娘の名前をどうしても呼ばなくてはいけない時の 妻の歪んだ表情


妻は 同じ家にいるだけの他人は


そういう不幸をどうしてあまんじるのか


誰も幸せにはならない意地を 死ぬまで張り続けるのだろうか


人を殺してまで 手に入れたかったのが この生活であるのか



しかし それも間もなく終わる

この命は ほぼ尽きようとしているから


妻は間違った相手を愛したのだ それが愛であるのなら




「川の畔で」↓

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おかずから

2015-08-22 13:32:56 | 子供のこと身辺雑記





さつまいもと牛蒡と牛肉の煮たの

牛蒡は皮を除いて ささがきにし(薄い方が早く火が通るので)水につけてあく抜きをしてから 水気を切っておく

さつまいもは皮をむいて 食べやすい大きさに切る


牛ばら肉(安いものでじゅうぶんです^^;)は 適当に切る


鍋に薄く胡麻油を引き 牛蒡を炒め サツマイモを加える

酒・味醂・醤油・砂糖をかけて 蓋をして煮る

少し牛蒡が柔らかくなれば 牛肉を加えて煮る




味が染みた 牛蒡も芋もやわらかくなったーと味見して思ったら 出来上がり

なんて いい加減なんだ・笑



味付けの濃い薄いは 他のおかずとのバランスで そこは適当に~~~~

時々 奇妙な夢を見る

2015-08-22 10:46:02 | 子供のこと身辺雑記
ある家に行かないといけなくて 車を運転している

だけど どうも運転しているのは 私でなくて男性で 車の中にも私はいない
私は男性と同化しているみたいで


田んぼに囲まれた舗装されていない道へと車は進む

角にある家の前を通りながら運転する男性は思う

ーここも空き家になったのか

その男性の知っていた家らしい


カーテンのかかってない雨戸も閉められていない窓 雨戸を仕舞う戸袋は半ば傾いている

割れた硝子 ひどく暗く感じる玄関の戸

そこから視線を斜め上に向ける
その男性は本当は 目を上にあげたくはないのだ


でも上げてしまう


すると 二階の窓の一つに 両手をついて出たがっているように見える白い亡霊

髪が長い その亡霊は困っているような表情をしている

男性は行かなければいけない家に行こうと その角を曲がろうとするのだが 角の反対側の家も壊れている 
二階が半分ない 骨組だけ半端に残っている


行かなければいけない家に行くには そこの道を通っていくしかない



しかし男性は すっかりこわくなる

行かなければいけない家に何が 待っているのか


そして こちらを見ている 出たがっているように見える長い髪の白い亡霊も気にかかるのだ


戻って 亡霊がいる家に入っていって助けてやりたい
出してあげたい

しかし恐ろしい思いをするのではないかーとも

迷いつつ車をバックさせている


思案しているところで目が覚めた

その夢を見ながら その夢のさきを見るのが 夢の中ながら 私が怖くなったのかもしれない



二階の窓にいる白い亡霊
とても気になります





あと亡くなった母が廊下に置いてある箪笥に買い置きの靴下やストッキングを整理している夢
その家は現在暮らしている家のようでもあり 以前に住んでいた家のようでもあり
懐かしいようで どこか曖昧です
どの家とも違うような気がします


誰か身内の見舞いに行く為に父(故人)も着替えをして出掛ける準備をしています


そして見舞い相手の病室へ 別の親戚と一緒に行っています


病院のものらしいエレベーターに乗って他の場所へ




夢の中では 居る場所はころころ変わり

それでも夢の中の自分には理由が分かっていることらしいのです


かと思えば一人で走っています

コースは決まっているみたいで 途中食事に入ったり 大きな橋を渡り 道路が壊れているところも乗り越えて



起きてから それからどうなったんだろう

と思って暫く考えていることもあります



大抵の夢は 起きて動いているうちに頭から消えてしまうのですけれど

あえて 無題で(思いつかなくて・・;)

2015-08-21 22:14:06 | 子供のこと身辺雑記
木曜日の午後4時過ぎに 主人のかかっている病院の看護師さんから電話があった

金曜日の予約ですが 主治医さんが休診になり できれば火曜日に変更させていただけますかーと


既に夕方 急いで主人の携帯にそのことを電話したけれど 勤務中でー留守電に入れて メールも送った

5時まで 幾度か電話して そのたびに留守電に同じ内容を入れて

主人が会社を出るまでに連絡つけば 会社に休む日の変更がスムーズにできると思ったから


姑の家で主人に「電話 見た 何回も電話したし メールも入れておいたんだけど」って言ったら


「あ 見てなかった」と慌てて携帯を取りに行くのに 病院の看護師さんから電話が入ったことを伝えた

主人は呑気に「ほんまや 入ってる」



こ こいつは~~~~肝心な時には携帯を見ないんだからーー;

チェックしなさいよ


とっきどき!主人は携帯を持つ意味が無いんじゃないかと思うのです^^;






今夜はグラタン
主人と姑にも届けてきました

昨日は子持ち鰈の煮たのと ほうれん草の卵とじーで まあまあ和風だったから

今日は洋物っぽいの・笑


明日はサツマイモと牛肉を甘辛く煮てみよう




寝屋川の少女殺し 容疑者(45歳 男性)が逮捕されて 12歳の少年も遺体で発見されたそうです
詳しいことは これからわかってくるのでしょうが

13歳と12歳 殺されていい命では無かったはずです


無残な殺され方

どれだけ 家に居れば良かったーと思ったでしょうね


「昏(くら)い愛」

2015-08-21 21:37:01 | 自作の小説
意識不明で昏々と眠り続ける父を 殆ど死んだような父を 母は無理やり死なない状態でおくことに躍起になっているようだった


それは私だって父には死んでほしくない
元気になるものなら とは思う

お医者様がほとんど見込みはないーとも言ってきても
機械を外すことに「はい」とは 母は言わない

そして呟く
「死なせないわ 死なせてたまるものですか」

愛情からには 見えなかった
むしろ怨念じみている

「おかあさん 」
それ以上の言葉は続けられなかった

母が父親に それほどの感情を持っているとは 思えなかった

では いったいーと 尋ねたくなる
訊きたい

どうして そんなにも父を生かしておきたいのか
死なせてあげないのか




父の病室で 母は深い吐息  乱れた髪を撫でつけながら ちょっと笑った


まるで自分を憐れむように


「この男性(ひと)をずっと好きだった 若い頃ね  何をしたって自分のモノにしたかった
だけどこの男性(ひと)は違うの

夫にはできたけど

それは あの娘が死んだから この世に居なくなったから

この男性(ひと)には もうどうでもよかったの

この男性(ひと)がずっと心の底で愛していたのは 逢いたいと願っていたのは あの娘

もう何十年も前に 昔に死んだ


この男性(ひと)は死んだら あの娘に逢う
逢ってしまう


こっちが先に死んだなら それを邪魔もできるけど」



ー自分だけの男にしておきたいのよ たとえ死んだって -



母がわからない

そんな気持ちで何十年も父と夫婦でいたなんて



そうして 父は遂にどっちつかずの状態に疲れたのか 呼吸を止めた

そこにいくばくかの父の意思があったのかどうかわからないけれど



医師が臨終を言い渡した時


母は「ああっ」と叫んだ



一つの不幸が終わり 別の不幸が母には始まったのか


そんな生きながらの地獄のような愛

妄執


母は諦めるだろうか

なおさらな 鬼になってしまうだろうか


そうした想いを持ったまま 人はふつうに暮らしていける生き物なのか


母は何歳になろうとも「女」を捨てられない種類の人間なのだろうか


父の臨終以来 母は寝付いている


抜け殻のようになって




自作の小説ジャンル「川の畔で」関連作品です↓


http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/e/1fa38058c74d68d051981e560fc8c334


併せて読んでいただけたらー嬉しいです


「猫侍」 (2013年 日本映画)

2015-08-20 22:00:03 | 映画
劇場版 「 猫侍 」 [DVD]
クリエーター情報なし
KADOKAWA メディアファクトリー



連続テレビドラマとは主人公の設定は同じだが 登場人物などは多少異なる

猫のエサなどを売る高橋かおりが出てこないところは ちょっと物足りない

相川一家の賭場に猫が出て いかさまじゃないかと米沢一家の男が言い もめそうになったところに「開けろ」と声をかけたのが 眉間に縦皺の浪人
負けて出ていくのを「客人 すまねえな また来てくれ」

去っていく浪人は -噂ですが百人斬りのーという評判が


親分が秋田犬をかわいがる米沢一家と 親分が猫を可愛がる相川一家は 互いの犬と猫のケンカーみたいなものが始まりで 長いこと角突き合せている


内職の傘張りに精を出す浪人のところに米沢一家の若頭の三郎太(戸次重幸)が手下を連れて訪ねてくる

浪人の名は斑目久太郎(北村一輝) 元加賀藩剣術指南役 無双一刀流を使う
ついたあだ名は斑鬼(まだらおに) 乙女座 B型 好物は甘い羊羹

話しかける三郎太の言葉にーもしかしてバカ さわらぬバカに祟りなしー」と長屋の引き戸を閉めようとするもー
猫を斬ってくれれば3両 成功したら5両ー
「相川一家は飼い猫を奉行の猫と縁組をする そうしたらこっちの組はつぶされる」

新しい奉行は猫好きーなんだそうだ


おいおいバカにするな 俺は武士だーと独白する斑目だがー
武士たるもの あそこまで頼まれれば断れぬ

などと相川の猫屋敷に出向く

どうやって入ろうと逡巡するもーまさか開いてるなんてーないだろうと扉を押すと 開いていた
ーおかしいほど段取りがよいー

と屋敷へ入る斑目

猫の用心棒で「猫番」の侍がいた 島崎新右衛門(寺脇康文)
そこに女中のお梅(連佛美沙子)が猫の餌を運んでくる
奉行の猫に嫁ぐ予定の白猫の玉之丞


島崎は斑目を見つけるが 猫を連れていっていいと言う
斑目は 猫を殺せなかった


長屋の庭に猫の墓を作り 三郎太には「殺した」と言う斑目


外に出しても部屋に入ってくる玉之丞

一度は「達者で暮らせ」と煮干しを餞別につけて捨ててくる斑目だがー
おりしも強い雨が降ってくる

雨が気になり 長屋の引き戸を少し開けて眠ると どろどろになって戻ってきた玉之丞が枕元に
起き上がり拭いて乾かしてやる斑目

国元に残してきた妻子の為にも仕官したい斑目だが 門番(温水洋一)は取り次いでもくれず 猫と遊んでいるのがお似合いだーなどと憎まれ口を叩く

内心 何を このつんつるてんが!と思う斑目なのだが

傘を張る内職を続けていくしかない 生きるために


ここいらで 北村一輝さんの歌が入ります
ー斬るべし! 斬るべし!に始まる歌は 歌詞も面白いです

さて玉之丞は痩せてて それが斑目は気になり
生魚も野菜のブツ切りも食べない
生魚も焼いた魚も むしった身も
斑目の好物の漉し餡の大福餠すら 食べない

そこでなぜか斑目は玉之丞が飼われていた猫屋敷で 玉之丞が食べられる餌を探す

そこには玉之丞の身代わりのオスの白い猫と閉じ込められた 猫の世話係のお梅が座敷牢に閉じ込められていた

お梅から猫の餌をもらって出ていく斑目を 新しい猫番の前場新助(浅利陽介)が追いかける

彼は父の敵を探していた



新助「待て~」

斑目「待たない」


新助「待て~」


斑目「またない」

なぜ待たないかといえば 斑目は厠 -トイレに行きたかったのだ


長屋に戻り 玉之丞に餌を食べさせようとしていると お梅が入ってくる
ついてきていたーらしい
「玉ですよね なぜ玉が生きているんです」


そしてお梅が食べさせると 玉之丞は餌を食べた

その様子にー猫まっしぐらーとひとりぐちる斑目

餌は馬の肉だそうな 西洋では毛並がよくなると 馬の肉を与えるのだと


斑目「そいつを連れて帰ってくれ」


お梅「猫泥棒をしたんですよね お屋敷へ帰ったらしゃべっちゃうかもしれませんよ 玉がこんなに安心してるの初めてです

そっか なんかさみしいと思ったらー首輪が無いんだぁ」

とろいかと思ったら 結構ちゃっかりしたところもあるお梅

お梅はお屋敷では女中頭の白滝(洞口依子)に布団たたきなどで叩いていじめられていたりするんです

弱い者いじめの白滝さん

眠ったお梅に布団をかけてやり 玉之丞の首輪を作る斑目

ーなかなか上出来ではないか 白と赤の対比がーなどと内心 つぶやきます
そして はっと気づき「俺は何を言っているんだ」



新助も斑目を追って長屋へ来ました
「斑目どの いや先生 わたしを弟子にして下さい わたしに剣を教えてください お願いします 何卒 剣を」

そして お梅に気づき「女中どの」


お梅「おっかさんに聞いたことがあります 白い猫はお金や人を呼ぶんだって
玉がみんなを呼び寄せたのかもしれませんよ」


またごはんをよそいながら「なんだか家族みたいです 新助さん 大盛りにしておきますね」


今度は相川一家の若頭(津田寛治)が斑目を訪ねてくる

「あんた猫が好きか 犬が好きか」

と言ってきたものだから 斑目は判断する
ー あ バカだーと戸を閉めようとする

こちらは米沢組の秋田犬をさらってほしいと言ってきたのだ 以前に猫番で 今は犬番をしている島崎の始末と


断ると長屋で暴れる そうしたら長屋にはいられまいーと脅しもかけてきた


その話を隠れた押入れの中で聞いている新助とお梅


かつて名のある道場の四天王とも呼ばれた島崎は 新助の父を殺している

「父の敵を討たなければ 一生国へ帰ることはできません」

敵を討つのを手伝ってほしいと新助は斑目に言うのだった

お梅も「敵を討たせてあげてください」



さて いろいろあって 犬と猫を交換することとなる

島崎と斬り合う羽目になっている斑目だが 彼は言う


「わからん わからんが 
だが こいつ(玉之丞)も俺の家族だ 何があっても守る 
だが たたかわぬ 」



相川組の親分の平八(斎藤洋介)が斑目に近づき「かわいい猫ですなあ 大事にしてやれ これからが大変」と言う
タマという猫はうちにもいるーとも
そして秋田犬に近づき言う「かわいい犬ですなあ 天下泰平 犬も猫も人もない」


米沢組の親分の清兵衛(小野寺昭)も得たりとばかりに「おお そうじゃ」


平八は「帰るぞ~ 縁談は無しだ 猫は道具ではない
玉之丞は安心している 奴のところにいるべきだ 
わしのタマは家におる 」



どちらの組の親分も生き物が好きなのだ



斑目は懐に抱いた玉之丞に向かって言う「怖かったろ お家に帰ろう」


そうしたあれこれを見ていて思うことがあった新助はお梅に言う

「わたしは帰ることにしました 母にはわたししかいない だからー
お梅どのはここから出ていかないのですか」

お梅「わたしは このコ(猫)世話があるから」


新助「じゃ 達者で」


お梅が母親に売られたけど 恨んではいないんだーという話も聞いた新助でした



お梅をいじめようとする白滝に お梅は言います「ねえさん 強さとは何ですか 大切なものを守る力です
わたしには 守るモノがいます」


斑目の生き方に感銘を受けてか少し強くなったお梅でもあります




神社にまいる斑目は 猫を抱いた奉行と出会います

奉行「おお そなたの猫か 似ておるのお 名は何と申す」などと話しかけてまいります


そしてその奉行に猫番として同行しているのが 島崎でした
「だから俺は斬るのみだ まあ斬らずに済めばーそれが いいか さらばだ 猫侍」



見送って斑目 繰り返す「猫侍? 猫侍」


そうして江戸に出てきた妻子と再会する斑目

一番 大切な 何より大切な家族ー


鈴の音が 孤独にあらずと 寄り添えば 道なき道行く われ猫侍


斑目の声で詠まれた歌で 映画は終わります





軽いタッチの時代劇


人を斬りたくない 斬らない侍の斑目

それで身分を失おうとも

白い猫と共にー

「猫侍 南の島へ行く」も この秋公開だそうです

公式サイト↓

http://nekozamurai.info/


仕官の口を求めて 南国土佐をめざすのだとか






「鬼灯」

2015-08-20 09:22:53 | 自作の小説
視界を時々 黒いモノが過る

視(み)ないようにしている その形を突きとめないようにー


あまり良いものとも思えないから


この世界には 時々おかしなものがいる

そういうモノに出くわしたら 掌をじっと視(み)つめ 生命線の長さを確認する


ーまだ大丈夫 まだ生きられる


お盆に飾っておいた鬼灯を袋に片付けていた

すると一つの鬼灯が どんどん大きくなった
殆ど部屋いっぱいの大きさにー

そうして外の袋が裂け 中の実が弾ける


詰まっていたのは血だった

どろりとした血が零れる

部屋に満ちていく

その血に沈みながら 掌を視(み)るとー

生命線は切れていた


わたしの命は ここまでーらしい

ちょっと想い出など

2015-08-20 08:57:27 | ひとりごと
私がパソコンを購入したのは 子供が小学校の低学年の頃に 授業でパソコンを使うーということを聞いたからだった
家にもパソコンがあった方がいいかなーという 軽い動機で 

パソコンに関する知識もないから 用語一つ一つに戸惑いつつ付属のマニュアル本を首っ引きで

書店でパソコンに関する本や雑誌も色々と買い込んだ


インターネットも何?
日本語を打ちこむのすら どうすりゃいいのさーなんて状態から ぽつぽつ興味を惹かれるサイトなど覗くようになり アラシとかなりすましとか
ネットおかまーネカマなんて言葉も覚えた

今もその頃からできることはあんまり増えてない^^;


最初の頃 検索とかかけて見つけたのが巨人の公式サイト

そこの掲示板に「勝負の神様」なるハンドルネームの持ち主がいた
ユーモアで荒れた掲示板も和ませてくれるような書き込みをしてくれていた

巨人を応援するフアンの掲示板のはずなのに フアン同士でもめたりもある
他のチームのフアンからの書き込みも


この明るい「勝負の神様」の書き込みが途絶えがちになり
ー入院中 闘病中なのだと

それでも病床から巨人を応援し フアンを和ませる書き込みは続いた


それからー
書き込みが全く無くなりー

その「勝負の神様」の弟さんだったから書き込みが入った

亡くなったーと


昨夜 巨人が5回に猛攻で12得点
結局 他の回には得点できず12得点のみではあったが



ネットも長くなると
亡くなった方も闘病中の方も幾人か


最初にサイトを持ったOCNのカフエもブログも無くなり それで音信が途絶えてしまった方もある


昨日 OCNのカフエでお友達となりミクシィでも{仲間}である方から連絡が入り 闘病中と


その方が再び お元気になり退院できる日が 一日も早くありますように


OCNカフエの方では ハンドルネーム「のむちゃん」様も亡くなったと 娘さんの書きこみがあった



博識で パソコンについても詳しく 楽しいサイトもいくつか持っておられた

そうして逝ってしまった方々


また随分と親しくやりとりをしていたのに 何が原因かネットから姿を消してしまった人を想う



そして いつか自分も消えるのだろうとも思う

それが「死」による時か パソコンから離れる決心をした時かは 分からないけれども


ネットというなかで出会った方々を忘れずにいたいとも思っている




「川の畔で」

2015-08-19 19:06:07 | 自作の小説
それはやはり旅なのでしょう  これからの道筋に詳しい者もいて 少しずつ情報も入ってきます

「川まで行けば 舟に乗るまでの待ち時間 少しのんびりできますよ  お店もいくつかありますから 覗いてごらんなさい」

案内の方の声に励まされて 少し元気になって進んでいくのです


足を休めることは やはり嬉しいみたいで

店には時代劇くらいでしか見なくなった 手拭いをあねさん被りにした女性が かいがいしくお世話をしてくれるのでした

案内の方にも声をかけます「お疲れさまです」


「ここがあるのが嬉しいですよ 探し人には まだお会いになれない?」などと案内人さんが言うのに

店の女性は「とんと・・・ねえ」そう うっすらと笑います

そして案内人さんは 私を手招くと「どうでしょうねえ この先はそんなに急ぐことはない あなた しばらくこのお店においでなさいませんか」
そう言うのでした


「見ればお若いお嬢さん 事情がおありなのですね よろしかったら店の手伝いをお願いできませんか」
ーと店の女性も言ってくれて 私はその店に残ることになりました
 
はい わけありのお店なんです

あるのが三途の川の手前ですもの

死んだ人間は三々五々に連れ立って進んできて 案内の方に導かれ 川までたどり着き 己が乗るべき舟を暫く待つのです


中には本当に死んではいない者も交じっておりますので 川を渡れるまでにはちょい時間がかかるのでした


店の女性は どうしても会いたい人間がいて 川を渡らずにこの畔に店を出して待っているそうです

たとえ相手が生きてなくても 今一度なんとしても会いたい人がいるのだとか

「会えない限り 生きているーということだから そのほうがね いいのだけれど」


この店にいるようになって 面白いなと思うのは 気の短い人間は舟の来るのを待たず ざぶざぶと川に入り 歩くなり泳ぐなりして渡っていくのです


どうせ死んでる そんなに急いで どうするの
などと思うのですけれど



案内人さんは 私の死んだ事情から 今少し渡らなくてもよかろうと 情けをかけてくださったようです

事故にあって意識が無いという私の体は どうなっているのやら


つまりは 私は 本当に死んでいない者ーということになるのでしょうか