夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

よしながふみ作「大奥」第十二巻 (白泉社)

2015-08-06 22:40:10 | 本と雑誌
大奥 12 (ジェッツコミックス)
よしながふみ
白泉社



赤面疱瘡という病気は男のみが発病し死んで行く

江戸時代 男の数が激減


それは女が男の役職に就くーという逆転社会をもたらしたー

ともすれば荒唐無稽にになりがちな設定を骨太な肉付けと卓越した構成力で 創造された世界


将軍は女性 大奥に控えしは男達

遊郭にいるのも男達


赤面疱瘡の治療方法が分かり その男女逆転社会も終わりつつある



権力を握る為に 他人はもとより自分の子供も孫も平然と殺す徳川治済
その母親に対抗しよとする息子の将軍家斉だがー


家斉を妻共々 毒殺しようとする治済

だがー子供を殺された母親達は手を組んでいた

毒見役をかってでていた女性は自分の命を捨てて 治済に一矢報いる


そして時は流れて 幕末が近付き 再び女性の将軍が誕生する 
徳川家定ー


華麗にして緻密

作中 人々は生きている

よしながふみ作「きのう何食べた」10  (KCコミックス)

2015-08-06 22:28:39 | 本と雑誌
きのう何食べた?(10) (モーニング KC)
よしなが ふみ
講談社



筧氏とケンジは同性のカップル  二人や周囲の人々の作る料理
それらは手近な材料で 作り方も作中にあり その気になれば作ることができる

今回は
「コロッケパン」
「タイカレー」
「おうち焼き肉」
「リコッタチーズのパンケーキ」
「かれいの甘酢あんかけ」
「白菜とホタテのクリームスープ」
「豚バラキャベツにら春雨のモツ鍋風」
「まぐろの山かけ」

高齢になってきた両親の生活のこと


お店を継ぐーということ

作中に出てくるのも身近な事柄でもあったりする


どういう話を描いても「うまい」「達者な」漫画家さんです

問題は視聴率♪  新ドラマが始まると 心配になります^^;

2015-08-04 20:34:05 | 子供のこと身辺雑記
明日から主人が僅か二泊三日の入院ーで 今週の残りはつぶれる

来週は姑の眼科行きと 主人の退院後の診察と 私自身の病院行きに 長男の散髪 
それからお盆ー



計算したら今日以外に明いた日が無い!ってことで 祖母へのお盆のお供えを末の叔母の家に届けてきました


叔母と私は10歳しか違いません

で 叔母が最近ドラマも録画して観ているーというので 今季おすすめのドラマの話をしたら
池井戸潤氏原作「民王」 叔母も観ているーのでした
ただ放送枠が深夜の為に第二話は見逃してしまったそうです

そこで!次回は金曜日の深夜ーと教えてあげたら 叔母はよほど見逃したくなかったのか その場で予約しておりました
遠藤憲一さんが すごくいいから♪ヒイキにしているとのこと

もう一つBSプレミアム「一路」もいいよーって簡単な筋を話したら それも叔母は予約録画をかけていました


他には世界水泳も観ているとー 私も見てるので ちょっと盛り上がりました


どういう番組を観ているかーなんて 叔母と話したのは随分と久しぶりです


叔父が好きな番組「プレバト」「炎の体育会TV」「SASUKE」

しかし叔父は8時台後半で既に眠るのでーいつも叔母が録画をかけておくーとか

叔母の観ているドラマ「花咲舞が黙ってない」「花燃ゆ」 二時間ドラマ(サスペンスものが好き)




今夜は「HEAT」をリアルタイムで観て 「美女と男子」を録画


今回の役柄についてはー離婚問題で色々言われた高橋ジョージ氏ですがーいい演技をしています
IKKOさんに気のある素振りをされて 困った表情とかね 長い芸歴 ダテじゃないです
始まりの頃 いらっとするところもあった「美女と男子」ですが 回が進むにつれて良くなってきています

先週は仲間由紀恵さんの表情の深さに 感心しました


原作を読んでいる「癒し屋キリコの約束」(遼河はるひさん初主演) 
考えてないようで きちんと本当は考えているキリコ うわべはがめつくいい加減^^;
かなりな挑戦だと思いますがー
どう演じていくか 観ていきたいです


「癒し屋キリコの約束」フジテレビ系午後1:25~1:55)全8週予定

有村 霧子 - 遼河はるひ

柿崎 照美 - 前田亜季

上山 涼 - 戸塚祥太

小出清助 - 長谷川朝晴

都幾川敦也 - 小林正寛

小笠原 千春 - 月船さらら

キララ - 中山来未

本城 栞 - 吉原茉依香


番組情報↓
http://tokai-tv.com/iyashiya_kiriko/



森沢明夫著「癒し屋キリコの約束」(幻冬舎文庫) 原作を読んだ感想は
「昭和の歌謡曲を流す喫茶店「昭和堂」には コーヒーを美味しくいれる店長のカッキーがいる
店の女主人は霧子

美人だし色っぽい声も出せる

店のロッキングチェアーを揺らしつつ 客にも声をかける

悩み事の解決にも力を貸す

常連にも協力してもらい 独特のやりかたで

不幸になった人はいないからーいいんじゃないかな


店長のカッキーにはDV夫から逃げてきた過去あり


そして霧子も秘密をかかえている

助けられなかった友人


霧子を狙う人物





解説はフリーライターの小川志津子さん



あったかいお店 あります
店には何故か神棚と賽銭箱もおいてあり


お賽銭についてのセールストークがうまい美人オーナーと ちょっと泣き虫の店長がいます」

http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/s/%CC%FE%A4%B7%B2%B0%A5%AD%A5%EA%A5%B3%A4%CE%CC%F3%C2%AB




おかずから

2015-08-04 20:20:41 | 子供のこと身辺雑記
かぼちゃバーグ とでもいいますか^^;



種を除き 皮をむいて適当な大きさに切った南瓜を蒸します




玉ねぎと豚挽肉を炒めます 味付けは塩コショウと せこく中途半端に残ってた鰻のかば焼きのタレで
麺つゆでもOKです



クラッカーを潰して混ぜますーA




蒸して柔らかくなった南瓜を ポテトマッシャーなどで潰しますーB


BにAを加えて おから(無ければ薄力粉で)を加えて 卵など入れて まとめます




焼きます


オーブントースターで焼くと簡単です




カボチャは庭でなったもの (それも埋めた生ごみから発芽し勝手に育ったもの)


おからは豆腐屋さんで オマケでもらったもの

クラッカーも中途半端に残っていたもの

玉ねぎは畑の収穫

せこい組み合わせで作ったおかずさん


好みで食べる時に とんかつソースか醤油をかけても 







三浦しをん著「三四郎はそれから門を出た」(ポプラ文庫)

2015-08-04 00:24:50 | 本と雑誌
三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)
三浦 しをん
ポプラ社




本大好き人間でもある著者が 読んだ本について触れる一冊

紹介される本を読むもよし

こういう解釈もあるのかーと思うもよし


自分はそうは思わないーとさからってみるのもよし


夏目漱石の「三四郎」「門」「それから」との関連はない

文庫本となった時だか著者は34際で三四郎ーなんだそうだ

文庫版あとがきが書かれた2006年のこと



題が目に入り 手に取った一冊です

三浦しをん著「仏果を得ず」 (双葉文庫)

2015-08-03 16:36:52 | 本と雑誌
仏果を得ず (双葉文庫)
三浦 しをん
双葉社



再読です

笹本健太夫は 笹本銀太夫がとった三人目の弟子になる

中々毒舌の銀太夫の言葉が面白い
「亀ちゃんは俺の相三味線や」
「老境に入って得た俺のベターハーフや おまはんみたいなぺーぺーに 亀ちゃんは百万年早いわボケが」

銀太夫は味のあるお人柄


そして弟子思いな人物でもある

そのはからいで三味線の兎一郎と組むことになる健太夫
不愛想 毒舌 プリン好きの兎一郎と健太夫は苦手としていたがー


義太夫にとりつかれ 演じるものに悩みつつ 人も好きになりー

少しずつ成長していく健太夫



自分からは動かない健太夫に 対して 健太夫の想い人の真智は決断が早い

義太夫が一番で真智さんは二番目だーという健太夫に対する 真智の答えがふるっている
「あんたは3番目や 」
1番が娘のミラで 2番目が食べていくための仕事で 健太夫はその次やと言ってのける




ただ 読み返すたびに清々しい思いになる一冊でもある


前回(2014年8月1日)読んだ時の簡単なる感想↓
「高校生の時に見た文楽が健の一生を決めた 

義太夫の語り 

三味線の兎一郎はプリンが好きな変わり者 

そしてかつて組んだ相手にも秘密がありそうで 


健は小学校で義太夫を教えていたが生徒の少女のミラの母親と恋人同士になる 

けれどミラも健が好きだと言う 


銀太夫は健に期待している 



健は悩みながらも演目に出て来る人間を自分なりに解釈し 自分のモノとしていこうとする 


軽快にさらりと書かれています 」



http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/s/%CA%A9%B2%CC%A4%F2%C6%C0%A4%BA




師弟関係 そして主人公をめぐる周囲の人々の個性もまた いいのですよね



こちらは落語ですが 田中啓文著の笑福亭梅寿シリーズ「ハナシがちがう!」「ハナシにならん!」「ハナシがはずむ!」「ハナシがうごく!」「ハナシはつきぬ!」もそう本人に自覚はないものの大きな素質持つ主人公と 毒舌でごちゃだが弟子思いの師匠 個性豊かな周囲の人々ーと
読んで楽しい世界です

暑くってーーーー

2015-08-02 19:22:06 | 子供のこと身辺雑記
長男が昼間使用の和室に続く洋間は 二部屋冷房で
最低限しないといけない用事を済ませるとーエアコンの真下近くのソフアーでごろり

土日はそうやって生きのびて(大げさな・笑)ました


本来居場所の食堂の椅子に座っているのもしんどくて ソフアーで横になると 肘掛が枕に丁度いいんです
横向きに頭を置くと 頭痛や眩暈もおさまって



土曜日はそれでも日に二度 姑の家に行く時は起き上がり 買い物とご飯の支度して


日曜日は姑の家に行かなくていいので 食事の用意と犬のことだけして 後はひたすらごろり ごろり


で 隣の部屋で長男のかけた題も分からない曲を聴きながらー目を閉じていると時々夢をみます



母が生きていて その仕事を手伝っていた頃 行ったお店 出会った人々

母が歩いていたから もう十年以上前のことで 中には名前も思い出せない人もいるのに

あの店はどこにあったのかーなどと考えたり

波のように浮かんでは消える とりとめなく

その幾人ほどが今も生きているのだろうーとか


姑の家から戻ってきた主人は 「庭の水撒きしとくから」と庭におりて 暫くすると「夕方になったから むこうへ帰る」

 ちょっとかまってあげる元気もなく 悪いことをしました


動かないで(出かけないで)いい日は 疲れもどっと出るようです


だけど月曜日からは また忙しいから 
それを言い訳に ぐうたら過ごした週末でした


明日から またちょっとだけ頑張りましょう