姫の男 / 韓国ドラマOST (KBS) (韓国盤) | |
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前回の記事は、こちらから。
セリョンは、スンユに義姉と姪が生きてる事を伝えたかったんですね。
手を引っ張られたスンユが、セリョンの姿を見た時の表情が好きです。いきなりのことで驚いたから、素の感情が出てる表情でした。自分の気持ちを隠したり誤魔化したりする余裕も無く、セリョンの怪我が良くなったって事、会えた事が嬉しく・・・。
でも、次の瞬間、仇の娘…と言う事が思い浮かんだみたいですね。又も冷たい表情になりましたから。
セリョンは、スンユを義姉のところに案内しました。
二人に会えたスンユは、本当に嬉しそうでした。
その家は、ミョンが用意したってこともあるので、スンユは二人を氷玉館に連れて行き、一緒に暮らすことにしました。
義姉のところに向かう時、馬に一緒に乗っていたのですが、揺れでセリョンは傷が痛かったようです。それに気付いたスンユは、馬を下りて、手綱を引き、ゆっくりと歩いて向かいました。言葉には出さないけど、セリョンが心配なんですよ。
義姉は、セリョンとスンユが恋仲だと言う事を察しましたね。スンユは否定したし、もう会う事も無い関わりの無い人だ・・・と言いました。その言葉で、義姉は二人の悲しい関係を察したみたいですね。詳しい事は分からないけれど…。
セリョンは、宮廷に入りました。
「宮中に入って、キョンへ王女の問い、父を敵に回せるかという問いに答えを出そうと思います。」
そうキョンへに言いました。
父の振舞いを見て、結論を出します、人の道にもとる行いは私が許しません・・・と。
「この国の王女は、キョンへ様だけです。」
堅い決心の基に、セリョンは宮廷に入ったのです。
「一生、私は誰にも嫁ぎません。」
それが、セリョンの、王女としての両親への一言目でした。
「望まぬ事は、これ以上したくありません。思い通りに生きます。」
「生きている私が、死んだ者に及ばぬのですか?」
と聞くミョン。それに対して、セリョンは
「あの方は、私の心に生きています。」
ミョン、スンユが生きているのでは?・・・という疑いをもっと深くした事でしょうね。それにしても、ミョンの想いが悲しいです。
スンユは、セリョンへの想いが再燃してるんです。いや、再燃と言うよりは、忘れられない事に気付いたって感じでしょうか。復讐の気持ちが揺らいでます。
それを打ち消すように、又も“大虎”として、ハン・ミョンフェの手下を二人殺しました。
彼が“大虎”だと言う事は、彼をよく知る者たちは既に気が付いてますね。義姉も、師匠も、勿論ソクチュも・・・。
義姉は、亡き父キム・ジョンソだったらどうするか、よく考えて行動してほしい…と言いました。大虎の名に恥じない様な生き方をしてほしいと言うのです。
そして、師匠は、そのやり方ではスヤンにまで刀は届かない、志を同じくする同志とスヤンを討ち、上王を擁立しようと誘ったのです。
この時は、まだスンユは師匠たちには、まだ自分の苦しみが分かってはいないと思っていました。だから、そんな言葉が空々しく聞こえる・・・と。
セリョンは、王女として生活し始めました。
そして、以前キョンへが受けていたような授業を受け始めたのです。その師は、スンユの師匠。
二人して、スンユの思い出を話すシーンは、またも涙々
ジョンやキョンへは、スンユの師匠、儒学者、スヤンに反対の者たちと共に、行動を起こすよう計画していました。
明からの使節がやって来る日、スヤンを使節団の前で殺し、その王位に就いたやり方が如何に酷いやり方だったかと言う事を公にするというモノです。
この頃、王位に就いた事を明に認めてもらう事が、正式に王位についた証明となっていたようで。
その場での反乱は、効果が大なのです。それに、その日を過ぎたら、もう正式に王としての権力を有する事になるのですからね。
その同志に、スンユは加わる事にしたようです。
キム・ジョンソの息子…と言う事は、同志の中でも大きな意味を持つ存在です。
でもね、これを既にハン・ミョンフェが気付いてまして。ミョンに調べるよう指示していました。
セリョンも、たまたまキョンへの元を訪れた時、知ることになりました。
セリョンは、義姉と姪と一緒に、スンユには何処か遠くに行っていてほしいと思っているのです。大虎がスンユだと気づいてはいましたが、それによって一層彼が心配でならなかったのです。人を殺す事で心は少しでも安らかになっているのか、反対に心を痛めているのではないか・・・とね。
でもセリョンもまた苦しむ事になるのです。父を助けようとすれば、スンユが死に、スンユを助けようとしたら父が死ぬ・・・と。
「いっそ、一緒に遠くに逃げてください。見知らぬ土地で一緒に暮らしましょう。」
でもね、スンユは言うんです。
「何処に行っても、そこはスヤンの世だ。」
迷わなかったわけじゃないんです。スンユも、本当に迷ってました。でも、復讐をとったのです。
この台詞好きでねぇ、わたくし。
‘~スヤンの世’・・・という言い方が。いろんな意味を含んでて、又、王の権威がどれほどのモノかを示してるんですもんね。
ジョンは、スンユに言い残しました。自分が死んでお前が生き残ったら、キョンへ王女を頼む・・・と。
そしてジョンが屋敷に戻ると、キョンへは起きて彼の帰りを待っていました。
この時の彼女の言葉も、私とても好きで・・・。心に残ります。
「私も怖いです。私を守ってくれる方が帰らぬ人になるのが、私より私を理解してくれる方と別れるのが・・・。」
「もうその方がいないと耐えられません。」
‘クブン’…と言うのです。‘その方’・・・と。勿論、目の前に居るジョンのことです。‘あなたが・・・’と言わないキョンへの台詞がとてもとても好きです。
その時初めて、キョンへはジョンのことを“旦那様”と呼びました。
ところが、その謀反は、寸前でミョンフェによって阻止されてしまったのです
スヤンの傍に控えるアジョッシーの態度が、あまりにもおどおどし過ぎですよ彼だけが宴会の場に刀を持ちこめる役だったんでね。ミョンフェがそれに気づき、先手を打って、そのアジョッシーを場から連れ出したんです。
予定が違った一味は、慌てて外に待機するスンユ達に知らせようとしたものの、その伝令の役人が、小心者でね。脅されて、すぐに一味のメンバーを吐いちゃった
その所為で、スンユの師匠達は根こそぎ捕まっちゃいましたよ
それでも、宮中になだれ込んだスンユ達は、ミョン達と戦闘開始…状態。
でも、多勢に無勢。その時は、引くしかありませんでしたね。
で、逃げる途中、ミョンがスンユを追い詰めました。
「キム・スンユ」
と呼ばれ、スンユはとうとう覆面を外しました。
スンユの顔を見て、察してはいたものの、ミョンの驚きは大きいモノだったみたいです。