前回の記事は、こちらから。
セリョンは、背中に矢を受け、そのまま崩れるように倒れてしまいました。
この時の、スンユの表情が良い
目だけしか見えてないんだけど、その目が澄んでて輝いてて、言葉は無くても心情をよ~く表してて・・・。
どうすれば良いのか茫然としてる時、ソクチュとノゴルがスンユを助けに来ました。助けに…と言うより、茫然自失のスンユをミョン達に捕まらない様その場から連れ出したって感じです。
ソクチュは、スンユの気持ちを問いただしました。
「復讐したかったから拉致したのか。それとも、他人の妻になるのが耐えられなかったのか。」
スンユは、どちらとも答えられませんでした。きっと、本人にも分からなかったんだと思います。
セリョンは、意識を取り戻してからも、自分を拉致した犯人について、何も語りませんでした。
その所為で、犯人はクムスン大君一味だとスヤン一派が罪をなずりつけるに至って、初めて、父スヤンに対して話したのです。
「アボジに個人的な恨みがあるようです。知らない人でした。」
アボジを恨む人はたくさんいます、江華島に向かう船をどうして沈ませたのですか、あの人を殺したのはアボジです・・・と、セリョンはキツイ言葉で父親に抗議しました。
ミョンとの結婚もするつもりはない・・・とね。
それでも、スヤンたちは、クムスン大君と、ジョンを捕まえたのです。セリョンの拉致事件と、結婚式当日にスヤン殺害を企んだ罪で・・・。
拉致に関しては、濡れ衣だと誰もが分かっていたし、ジョンもクムスン大君も、あまり重くは受け止めてなかったようです。でも、例の味方だだと思っていた武者が裏切っていた事を知るに至り、抗議する気持ちが失せてきたようです。
ミョンは、ジョンの逮捕には、反対しましたが、スヤンをはじめとした高官たちに最後まで反対することは出来ませんでした。
それには、自分の婚礼の付き添い人を引き受けてくれたのだから・・・という感謝の思いがあったからです。でも、その裏に、反逆の意図が隠されていた…と聞くと、やはりショックだったんですね。親友としての気持ちを疑いたくはなかったからね。
余計にショックですよね、ミョンとすると。お前だけは・・・とジョンを思っていましたからねぇ。
ジョンが捕らえられた後、キョンへは、それまでの態度をスヤンに謝り、跪きました。
今までのキョンへには考えられないへりくだり方です。
それでも、スヤンは願いを聞き入れませんでした。
この裏には、端宗を退位に追いこもうと言う意図があったようです。クムスンとジョンの命を助けられるならば・・・と、端宗は譲位を申し出るしかありませんでした。
この時の、端宗の苦悩が、泣けますよ
こんな少年王が、いい年をした叔父の力に叶うわけが無い。
「叔父様は、私が聖君になるのを、どうして待ってくれないのです。導いてくれないのです。」
そういう言葉が痛かったですねぇ・・・
端宗が譲位の意志を示した事で、クムスンは流刑、ジョンは釈放されました。
そんな時、ジョンの前にスンユが姿を見せたのです。
ジョンと会った事で、スンユの気持ちが少しでも外に解放されたのかなぁ・・・。内にこもるだけで、誰にも話せない状況でしたからねぇ。
スンユは、復讐を始めました。
オンニョン大君を殺したのです。スヤンが王位を継ぐ・・・と祝宴を挙げた夜に。
そして、死体の服に血で“大虎”・・・と書き残したのです。大虎とは、父キム・ジョンソの別名でした。
それを聞いたスヤン一味は、正体が分からず、緊張します。
ミョンは、その言葉を考えると、もしや、スンユ・・・?と思うんです。セリョンが拉致犯を庇った様子もありましたからね。
セリョンは、勿論、それがスンユの仕業だとすぐに分かりました。
端宗がスヤンに譲位する日が来ました。側近をはじめ、スヤンに反対する勢力、儒学者たちがこぞってそれに抗議しましたが、もう、どうしようもありませんでした。
端宗は、スヤンに王印を手渡し、一人王宮を出て行きました。
ここに、第7代王世祖が誕生したのです。
スヤンは、どうしてこれほどまでに王位を欲するのか、自問自答してみた…と言いました。でも、それに対する答えは出ないままのようで。
子供たちの為を思って・・・と口では家族に言ってましたが、セリョンは、それは嘘だと皆の前で公言しました。
「私は、恥辱にまみれた王女の地位には付きたくありません。」
そして、それを咎めたミョンにも言いました。
「死体と婚礼を挙げたいのなら、」どうぞ。」
きつい・・・気持ちは充分分かるけど、ミョンが二の句が継げない位のキツイ言葉ですよね。ミョンがとにかく悲しいですよ。
スンユは、その話を聞いて激高
怒りのままでスヤンを殺しに行こうとしたのを、ソクチュが止めました。
で、狙ったのは、ミョンの父シン・シクチュ。
ミョンが気付いて寸前で阻止。その時、ミョンの剣で、スンユの覆面が一部裂けまして、顔がほんの少しだけ見えたんです。
ミョンは、それで、スンユかも・・・という思いを強くしました。
ミョンは、セリョン拉致事件に関係があるとマポ地域を睨んでます。そこのヤクザ者のコン・チルグを使って情報を得ようとしてました。
チルグは、ソクチュの元手下だったのですが、裏切って今は頭となってるんですけど、ソクチュが帰ってきた事で、その地位も危なくなってるんです。だから、どうにかして、ソクチュを陥れてやろうと思ってたんで、その提案にソク乗りましたよ。
そして、輸送船から生還したモノが居る・・・と、ミョンに通報。
ミョンは、スンユの事が分かるかもと思ったのでしょうね、ソクチュを捕まえに氷玉館に来ました。
その時、セリョンも、そこにきていたのです。セリョンはその日、家族と共に王宮に入る予定になっていたのですが、それを拒否し、一人屋敷を抜け出して来ていたのです。
ラッキーなことに、その時、スンユは剣を鍛冶屋に出してる時。御留守中。
ここで余談ですが。スンユの刀がアップになったシーンで、刃こぼれしてる・・・と思ったのは、私だけでしょうか?だから、鍛冶屋に行ったのが、すっごい自然な流れに思えたんですよ。これも、監督の意図したところなのかしら。
で、ソクチュが、ノゴルにスンユを近づかせるなと伝言を頼んで囮になったのです。
スンユは街で追いかけられてるソクチュを目撃。ミョンの姿を見かけ、見つかる・・・と思った瞬間、傍の布の影から誰かがスンユの手を掴んで引っ張ったのです。
セリョンでした。
セリョンが怪我して以来の再会です。
ここで、つづく・・・。
いやもう、ホントに、回を追うごとに悲しく切なく泣けてきます。
登場人物全てが、それぞれの哀しみを持っていて、それがお互いの利害が相反する状況でのことなのが、さらに悲しいです。
上の写真は、7話だったかなぁ・・・。二人が一番幸せだった時のシーンで、私が好きなシーンの一つです。
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