前回の記事は、こちらから。
ジュナとドンジュ母は、初めて本音で向き合いました。
「チェ・ジンチョルを、呼べ
」
と、ジュナは言いました。そして、ドンジュ母の事を初めて名前で呼びました。
「テ・ヒョンスク、僕の父チェ・ジンチョルを呼べ
」
ドンジュ母は、ドンジュの事だけですね。ドンジュの耳が聞こえなくなったのはジンチョルの所為かもしれません。でも、ジュナには何の罪も無いのに
選んだのはジュナだ・・・と言いますが、ジュナはその道を選ぶしか無かったのに・・・。
今回も、ドンジュは仇の息子だと分かったジュナを、心配してるし、自分も捨てた覚えは無い・・・と言うドンジュ母。
おまけに、ジュナに、自分のところに戻って来なさいと言うんですね。ジュナの為だ…と言いますが、ジュナにとっては、その言葉はもう信じられるモノじゃありませんでした。
決裂です。ジュナが自分を壊しそうです
ドンジュと会った母は、ジュナが自分たちと決別し、ジンチョルの方に行ったと話しました。そして、ドンジュの事を“自分なしでは何も出来ない”と言っていたとも告げました。
ジュナは自分が生きるためにドンジュの耳となり、献身的だったんだと、実は心の中で見下していたのに・・・とも。
それを聞いたドンジュは、母にきっぱりと言いました。
「俺を煽るな。勝手に兄さんの本心までゆがめるな。」
ドンジュは、ジュナの荒れ様が本心とは思えないんでしょうね。母に裏切られ捨てられた絶望から、自棄になってると思ってるんでしょう。
ドンジュは、ヨンギュに聞きました。
「僕の好きな人が悪い人と遊ぼうとしてます。止めても言う事を聞いてくれないんです。どうしたらいいでしょう。」
「マルが?」
と聞きかえしたヨンギュ。そうです。ヨンギュは、こう見えてちゃぁんと理解出来てるんです。ドンジュが好きな人は、マルだ・・・と。
「マルは一番優しいのに、言う事を聞きません。だから、チャ・ドンジュssiが“行け”と言ってください。」
ヨンギュの言葉は、彼なりの表現なんで、イマイチ分かりづらいです・・・。
ジュナが保釈されました。ジンチョルは一体どういう手を使ったんでしょう。検事長も、苦々しい表情でしたね。
息子に修行をさせてるとかなんとか言い繕ったようです。
ジュナには、会長の息子としての待遇が待っていました。今までの事が無かったかのように・・・。それはジュナも同じ。
「アボジ・・・。」
と、ジンチョルの事を呼んだジュナ。
「知らずに犯した罪はただの過ちです。でも知りながら犯した罪は許せません。」
自分を“低俗”だと言ったドンジュ母に対して、復讐をする意思を示したのです。
嬉しそうなジンチョルを見つめるジュナ。優しそうな穏やかな眼差しで見つめているかと思うと、ジンチョルが横を向いたその時、一瞬ですが、目つきが変わりました。まだジンチョルへの復讐心も捨てては無さそうな鋭い冷たい目つきでした。そしてまた、穏やかな眼差しに戻るんです。
この変化の演技がスゴイ

シネが、新しい家で食事の用意をして待っていました。
でも、ジュナは、シネを拒否。
「もう、必要無いんじゃ?」
と、ジンチョルに言い、ジンチョルもまた躊躇なくシネを家から追い出しました。その後も、シネが訪ねて来ましたが、ジュナは受け入れる気持ちは無さそうです。
シネは、ジュナとの初対面の時を忘れてるんですよ。マルが“ポン・ヨンギュの息子だ”と言って名乗っても知らないフリをしたことを・・・。
ジュナは、ウリに電話しました。
ウリは、ドンジュと一緒に会いに行くと言いましたが、ジュナはドンジュを拒否。
「お前だけに会いたい。」
ウリは、ジュナの自分への気持ちをちゃんと理解してるのかしら。兄としての気持ちだ・・・としか思って無いのかなぁ。
兄になら、ドンジュへの想いを遠慮なく言える・・・と思ってるなら、ちょっと、いや、かなりジュナが可哀想。
後に、ジュナに呼ばれ、一人で行ったウリ。
でも、その時、そこまでしなくても・・・と思うくらいにきっぱりとはね付けちゃいましたよ。
ジュナが変わってしまった事に失望したのでしょうか。
「オッパが幸せならそれでいい。」
と、帰ろうとしたウリ。幸せそうに見える
ウリやぁ、もっとジュナをちゃんと見てよ。目は楽しそうじゃないじゃん。
「自分以上にオッパを心配してるチャ・ドンジュのところに帰る。」
「お前には、ドンジュしか見えない?ドンジュだけが苦しいのか?」
「私は頭が悪くて単純だから、複雑な兄さんが分からない。バカみたいにブラコンと言われても“ヒョン、ヒョン”と、兄さんを慕うドンジュが好き。私には兄さんが悪い人に見える。嫌いだから逃げるんじゃなくて、怖いから逃げるの。」
ここまで言わなくても・・・
初めてウリに反感を持ってしまった私です
ウリが帰った後、家に入ると、そこにはドンジュが居ました。ウリの後をつけて来たんです。
「母さん以外の事で、俺が兄さんに何かしたか?兄さんは、唇を読むだけではだめだと兄さんが教えてくれた。顔色も窺い、表情も読む必要があると言うのに、今、兄さん言葉が見えない。」
「お前の間違いは、テ・ヒョンスクの息子だということだ。俺はチェ・ジンチョルの息子だと言うだけで憎まれた。お前も何の理由も無く憎まれながら生きろ。」
ジュナが絶望を感じ、どうにもできない憎しみが生まれたのは、自分に何の理由も無いのに、ずっと憎まれ続けて来て、それによって人生を狂わせられたからなんですね。
「悔しくないのか?」
と言うドンジュ。ジュナと自分との絆が、これで壊れてしまうのが悔しいので、そんな事は止めようと言うのです。
でもね、ジュナは、気持ちを抑える事はできそうにありません。
「俺がお前の持つ全てを奪う。それでも、そんな事が言ってられるか?」
そう、ジュナが言いました。
そして、ジュナがエナジーセルに乗り込んで来ました。ドンジュの席に座りました。
それを止めようとしたウリに言ったんです。
「兄さんにしたがってるようなんで言うが・・・。ドンジュとはつきあうな。理由は本人が知ってる。」
後を追ったドンジュに、ジュナはたくさんの人がいる前で言いました。ドンジュに背を向けて・・・。見えないままで。
「聞こえないのか?もう一度言おうか?」
ばらすつもり?
そんな態度に、ドンジュは、
「ジュナヒョン。ジュナヒョンの為に涙を流すのは今日が最後だ。」
そう言って背中を向けました。
でもねぇ、ジュナの目も、涙が溜まってるように感じたのは私だけでしょうか。ジュナも、そんな自分に本当は嫌気がさしてると思うんですよ。
人気ブログランキングへ