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韓国ドラマ「私の心が聞こえる?」オリジナル・サウンドトラック |
クリエーター情報なし | |
ポニーキャニオン |
怒涛の視聴、継続中ですよ 前回の記事は、すぐ前、こちらです。
ドンジュが‘売却’と言ったのは、技術提携のことでした。
でも、それによってジュナとジンチョルが売却先としていた会社は、からっぽな器だけを買い取る事にもなりかねません。
多額の違約金を支払う羽目になりそうです。
ジンチョルのジュナへの信頼が揺らいでますね。ってか、最初から心底信じてるわけじゃなさそうでしたけどね、ジンチョルは。
ジュナは、ミンスに裏事情をぶちまけましたよ。
カン理事が大株主で、その娘であるミンスは、利用価値のある存在だったわけですよ。ジンチョルの協力者、共犯者だったからと言う理由もあります。
だから、韓国に帰って来る前からエナジーセルの創立メンバーに引き入れたってことなんです。
ドンジュも、ドンジュ母も最初っからそのつもりだったと。
ジュナ自身、ドンジュ母にジンチョルの息子だから育てられたけど、ここにきて、用無しとなるとあっさりと捨てられたんだ、殺人者の息子だから。
同じ様に、ジンチョルの協力者だったカン理事の娘であるミンスもまた‘信じている’の言葉で巧みに利用されつつあるんだ・・・と。
ジュナとミンスが手を組まないと、二人ともつぶされる…とジュナは言いました。
流石にミンスはショックを受けました。ドンジュへの想いを意識しはじめたところですしね。
ドンジュを呼び出したミンスは、率直にその辺りの経緯を聞きました。
ドンジュも、隠すことなく、意識的に近づいた事を認めました。ミンスが自分を好きになる事も計算の内だった・・・とも。
でも、ソウルに帰って来てからは、違う・・・とも。
ミンスが、それらの事情を全て知った上で、ドンジュが好きだから、利用されても良いと言っても、断りました。
ミンス、純粋で良い人なんだけどねぇ。彼女も気の毒です。
一方、ジュナは、売却先となってた会社の会長と会い、事情を説明。
散々に言われますが、ここでもジュナは相手の痛いところを突いて、なかば脅迫のように和解を迫るのです。
父のジンチョルに似てるのかもね、こういうところ。
ジュナが仕事場に居るウリを迎えに来ました。
何処に行くのかと聞いたウリに、
「どこだろうと。」
と言うんです。わたくし、この台詞好きでしてね。“オディドゥン(・・・こう発音してるように聞こえるんですが、合ってる?)”という響きが好きでね。
ジュナは、キムチチゲが食べたい…と言いました。韓国の人にとって、おふくろの味的な意味ですよね。
初めてジュナの家に行き、チゲを作ってあげたウリ。
「ご飯は向かい合って食べなきゃ。」
と言うウリ。家族のなんでもない会話をしようとしてます。そして、
「ご飯だけじゃなく、おかずも食べなきゃ。」
と言って、ジュナのご飯の上におかずを置きました。これも、韓国ドラマでよく見るシーンですよね。家族とか親しい間柄の場合、相手のスプーンの上に、ご飯の上に、おかずを乗せてあげるの・・・。手で魚をむしって、身をほぐし、乗せてあげるのもよく見ます。
ジュナ、久しぶりだったんでしょうね。もしかしたら、初めてだったのかなぁ。ドンジュ母がしてくれたとは思えないからね。
「泊って行け。疲れてるから送れない。」
いきなりジュナが言いました。バスで帰ると言うウリを制し、ハルモニに、ウリが泊ると連絡も入れちゃいました。
ハルモニの言葉で、ウリとマルの関係が初めてよくわかりましたね。
邪険にされても、ウリはマルの後を付いて回り、世話をしようとし、笑わせてあげていた・・・と。だから、マルも口ではきつい事を言いながらも、受け入れていた・・・と。
あのジュナの思い浮かべた幼いころの二人のシーンは多分本当にあった事なんでしょうね。
怒ってばかりのハルモニと、知的障害のある父親という悲惨な家庭環境の中、癒されるのはウリだけだったんでしょう。ウリの死んだ母親も、本当は受け入れていたんでしょうね。それを態度に表す前にウリ母が死んじゃったんでしょう。
そう考えると、再会してすぐにジュナがウリを好きだと表し始めたのも頷けます。ずっとずっと心の中にあった想いでしょうから。
泣けるわぁ、余計に
一緒に映画を観たジュナとウリ。
ウリが家族の話をぽつぽつしました。アメリカでの話を聞きたい…とジュナに言いました。
南山のロープウェーの話になりました。以前一緒に乗れなかったから、10回は乗ってあげる・・・とウリ。
でも、ジュナは一人で乗った話をしました。つまらなかった・・・と。
「お前が、ドンジュよりちょっと好きだといってくれたチャン・ジュナ先生だった時。」
知ってるか?・・・とジュナはウリに言いました。
「お前にとって俺は、ポン・ヨンギュの息子ポン・マル、チャ・ドンジュの兄チャン・ジュナ、そして今は仇のチェ・ジンチョルの息子だ。俺の人生の中で、お前にとってただの男だったのは医者チャン・ジュナの時だけだ。最初で最後だな。」
「ウリ。あの時は俺を本当に好きだった?」
うん・・・と頷いたウリです。
久しぶりに、優しいジュナの表情です。ヨンギュが言っていたように、ジュナの目が泣いています。
翌朝、ジュナと一緒に出勤したウリ。張り紙がされてました。辞令です。
‘チャ・ドンジュ代表 解任’
でも、ドンジュは動じる様子はありません。
それは、ジンチョルに示したもう一つの祖父の遺言状の所為でしょうか。
ドンジュ母が、ドンジュから預かった・・・とジンチョルに渡したのが、遺言状と理事会にかけるジンチョルの解任案でした。
ジュナは、それを知らないようです。