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へウォンに、契約恋愛承諾の返事をしたドンソク。
「やり方は利用される方が決めても?僕は本格的にやりたい。」
一緒に食事をしたり、映画を見たり、腕を組んだり・・・と言います。そこまでしなくても、噂がスンフンの耳に入ればいいだけだというへウォン。
ミイラ取りがミイラに・・・ですな
この直後、偶然、ドンソクはスンフンが見合い相手と揉めてるところに行き合わしてしまうんです。
スンフンは、会ったその日に、ホテルに誘っちゃってて・・・相手から拒否されて大げんかしてる真っ最中。
情けないですよね。こんな男にへウォンはすがろうとしてるのかと考えただけで、ドンソクがやり切れない思いになったようです。
結局、ドンソクが割って入り、それに怒ったスンフンがドンソクを殴ったものの、反対に殴り返されて警察沙汰。
自分の味方をしてくれると思ってた父は、ドンソクに低姿勢だし、事実は自分に非があると分かっちゃうし・・・で散々な目にあってしまうんですよ、スンフンは。馬鹿だよね、ホント
「お前が捕まえたい男は、スンフンじゃないとだめなのか?」
と、へウォンに聞いたドンソク。
「うん。他の男は嫌なの。」
と答えたへウォン。
聞いた所為で、もっと苛立つドンソクでした。
ドンヒは、以前だったらすぐにでも店に乗り込んで大騒ぎ・・・となったでしょうが、今回は慎重でした。
そっとジョンアの後をつけたのです。
そして、恋人が来るのを楽しげに待ち始めた時、ジョンアの目の前に立ったのです。
彼にしては冷静に話をしました。必死で怒りを押さえて言いました。
家に帰ろう・・・。
でも、ジョンアは拒否。今が一番幸せだから・・・と。
ドンヒは、自分を義務とか責任感とかでしか向きあってくれなかったけど、今の恋人は純粋に自分を女性として愛してくれるから・・・と言いました。
そこに、ジョンアの恋人が入って来ました。
ドンヒが全てぶちまけるんじゃないかと不安いっぱいの目でドンヒを見るジョンア。
ドンヒは、人違いだった・・・とその店を出て行きました。
大人の対応です、ドンヒ。
でもね、本当は彼はジョンアを心から愛していたんじゃないかなぁ・・・。だから、最後にジョンアを傷つけないようにしたと思うんですよ。
この事を、ドンヒは誰にも話しませんでした。
悲しみを一人胸に抱えて帰ったのです。その日から、ドンヒは高熱を出し寝込んでしまいました。
ドンヒはドンソク母に、手で撫でて欲しいと言いました。珍しい事です。
昔、ドンオクにしていたように・・・と。
「母さんの手は魔法の手。うちの坊やはとても良い子よ。痛いの痛いの飛んで行け。」
そう言って身体を撫でてあげる母。
ドンヒは、母に縋りました。
その様子を見ていたヨンチュンの表情が上手かったですねぇ。母と子の強い結びつきを感じ、羨ましい思い、可哀相な思い、ドンヒを愛しく思う気持ち、それらがいっしょくたになった複雑な感情が、彼女の表情に表れていました。
仕事が終わったら連絡する・・・とへウォンにドンソクから電話が入りました。
口紅を注したへウォン。
でも、思い直して乱暴にふき取ってしまいました。
そのままでドンソクに会いました。口紅を注したのに、ふき取ったとすぐわかる状態です。
もち、ドンソクは気付きました。
「ふき取らなくてもいいのに。」
そう言って、へウォンの唇に残った口紅を指先でぬぐったドンソク。いやぁ~・・・ドンソク、いきなりのナンパな態度。女性の扱いに慣れた感じがするわぁ・・・。これも演技
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へウォンが突然、ドンソクに付き合おうと言ったのは、そうすることでスンフンに焼き餅をやかせたいから・・・と言ったのです。
スンフンが、いかにダメな男か、ドンソクは分かってます。
へウォンにだって分かりそうなものを・・・と何とも言えないイラついた気分になりました。
なのに、こんな芝居までして縋りつきたいのか・・・と思ったんですね。
ドンソク、断りました。
「私を利用したくせに。」
と、へウォン。
昔、自分と駆け落ちしようと言ったのは、へウォン母に恨みがあって、それを晴らしたいがために、へウォンを利用しただけだ・・・と、ドンソクは言ったのです。
ドンヒは、ドンジュとドンウォンの担任から学校に呼び出されてました。
で、兄のドンタクが用意してくれたスーツとサングラスをかけ、赤いバラの花束を抱いて学校に行ったのです。
もち、車も借りて。
ところが、教室に入ろうとした時、友達から電話が。
ずっと探していた双子の母親ジョンアを見つけたと言うのです。
ドンヒ、花束を落としてしまい、そのまま踵を返しました。ジョンアが働いていると言うネイルサロンに急いだのです。
ジョンアは、きれいになっていましたね。
恋人もいるようです。駆け落ちした理容室の息子?
へウォンが首になったと聞いて、へウォン母は、すぐさま会社に行きました。
スンフンに泣きつこうと思ったんですね。でも、今回ばかりは、スンフンも言いなりにはなりませんでした。
父チスから、厳しく言われていたからです。へウォンと別れろと。
へウォン母は、スンフンから多額のお金を借りていたんですよ。これを機に、返せと言われてるんです。
スンフンに泣きついてる様子を、ドンソクは見ていました。
転んだまま置き去りにされたへウォン母に手を差し伸べたんだけど・・・。へウォン母にとっては、一番恥ずかしい場面を、よりによってドンソクに見られたというのが、我慢ならなかったんですね。自業自得なのに。
で、ドンソクに向って、言いたい放題の悪口雑言。
「傍目にはお偉い検事さんかもしれないけど、私の眼にはうちを這い回ってた無知な使用人の息子、ただそれだけよ。」
ムカつく~っ
ところが、この場面を、へウォンが見てた。
へウォンは何を言っても取り繕う事は出来ないと思ったでしょうね。でも、謝りました、母を理解してほしい・・・と。
ヨンチュンは、ドンソク母の店を手伝っているのですが、何をやらせてもダメなんですね。
だけど、どうも客あしらいは上手いみたいで。でも、お酒の席での振る舞いなんですよ、それが。
ドンソク母は、それが嫌でね。
豚足屋なんだから、飲み屋の様な振る舞いはするなと厳しくたしなめました。
ヨンチュンは唯一自分の得意分野を注意されて怒りだしました。じゃぁ、自分は何をすれば?・・・と。
ドンソク母は言いました。
ヨンチュンがこの家に来た時から、この人は自分の娘なんだと思う事にした。娘を酒場に売りに出すような事をする親なんていない・・・と。
嬉しかったでしょうね、ヨンチュン。まだ素直に喜びを表現できませんが。
ドンソク母、苦労続きの中で、人生を悟って来たように見えます。ただ一つ、ドンソクに対する冷たさだけが、気になります。
ドンソクの部下の女性事務員が書類を奪われた一件。
あれは、ドンソクが仕組んだ事でした。何者かが事務員に接触してきたんです。
だから、囮として事務員に書類を持たせていたと言うわけです。書類は偽の資料でした。
それを知らされて無かったパク係長(・・・男性事務官だと思ってましたよ。違ったんですね)が、女性事務官の行動に疑念を抱き、後をつけていたんです。
今回、ドンソクの口から説明され、いっそう事件関係者であるへウォンを尋問するのがよいのでは?・・・と提案。
ドンソクは、気が進みません。危険だからです。現に事務官が怪我をしましたからね。
そんな時、偶然、へウォンがカフェに入って来ました。アルバイトに応募して来たんです。
へウォンがごみを捨てに店から出て来た時、ドンソクが現れました。
「昼にした提案、まだ有効か?」
スンフンを取り戻したいから、利用させてくれと言った事です。
「ええ。」
「乗った。付き合おう。昔の様に。」
さぁ、契約恋愛の開始です。
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ドゥリム、喧嘩、めちゃ強い テコンドーだかが達者だよね?でそれだけじゃないだろうと思うけど、あの強さは。
ま、この時はとにかく、借金取りのアジョッシを追い払う事に成功しました。
ところが、アジョッシたちが引きあげたと思ったら、そこに今度はルミが。
ルミとガンジュ弟ガンインの噂がネットに流れましてね。その元が誰なのかを調べてジンジュだと分かったらしいんですよ。ガンインとルミとのエピソードを知ってるのは、ドゥリムしかいないんで、最初はドゥリムを疑ったんですけどね。
で、今度はその話を誰から聞いたのかと、ジンジュを問い詰めました。
ジンジュは答えなかったようです。
ルミが来たんで、早々に立ち去ったドゥリム。
幸い、その時は、ふざけて濃いメークをして、セクシーな服を着ていたので、ドゥリムだとは気付かれませんでした。
途中で大好きな焼き芋を買って家に戻ってみると、なんとそこにはガンジュが。
気付かれずにすれ違ったとほっとしたんだけど、結局は、ばれちゃって・・・。
またまた驚かされたガンジュは、つい、kissしちゃったんです。つい…と言うのではなく、したかったからって感じですけどね。
この時、焼き芋にキムチを乗せて食べたら美味しい・・・とドゥリムから聞いたガンジュは、家で試してみました。
美味しいので、父にも薦めて・・・。
ガンジュ父は、これがドゥリムから教わったんだとすぐに気付きましたね。和やかな表情の父と息子でした。
そんなある日、会社で金子会長から預かった指輪の盗難事件が勃発。
ガンジュは、指輪を管理していたキム秘書を疑いました。丁度キム秘書がお金に困って、銀行からの融資を断られていたという事実も証拠とみなしました。
で、警察に突き出されたのですが、なんとこれはジンジュの仕業だったんです。
ジンジュは、借金が返せなくて、たまたま目にした指輪を、盗んでしまったのです。
それを、ドゥリムが知りました。
結局、指輪はドゥリムが元の場所に戻すことで決着しそうだったんですが。
ガンジュの部屋に監視カメラが据え付けられていたんです。だから、ドゥリムが指輪を戻すのもしっかりとガンジュに見られてしまいました。
これはどうもルミの仕業の様です。
ガンジュは激怒し、すぐにドゥリムの元に。
結婚は考えなおさなくちゃ・・・と言いました。
この事は社内に広まりました。盗んだのは、ドゥリムだ・・・と。そして縁談は白紙になるかも・・・とね。
ジンジュもその噂を耳にしました。
ジンジュは、釈放されたキム秘書に会いに行きました。自分が盗んだと正直に打ち明けました。
キム秘書、いい人だねぇ・・・。
自分も同じ気持ちになったから・・・と許してくれましたよ。
ジンジュは、ガンジュに直接謝りに行きました。
この一件で、縁談が白紙になるかも・・・とイギョン母は不安に思いましたが、ガンジュ母は構わず式の日取りを決めて来ました。
これで、ガンジュ母の思惑がはっきりしたとイギョン母は思いました。
つまり、最初の花嫁は誰でも良いのです。死んでしまう運命にあるのだから・・・。
そして、最初の妻が死んだ後、ガンジュ母はルミを後妻に迎えようと思ってるのです。
イギョンとイギョン母は、ドゥリムがいなかったら、自分がその悲劇の花嫁になる運命だった事を思うと、ガンジュ母を許せないと怒りました。
まぁねぇ、自分たちも、ドゥリムの命を何とも思ってないのにね。
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イギョンは、なんと、自宅が見通せる位置にあるマンションに隠れ住んでいたんですよ。
母親と二人、なんとしてもガンジュと結婚し、会社を立て直そうと思ってるようですね。で、例のガンジュの家に伝わる“最初の花嫁は死ぬ”という伝説を信じ、ドゥリムを身代りにしようとしてるんですね。
ドゥリムは、イヒョンの誕生日だと聞いて、お祝いをしようとしました。
なのに、イヒョンが帰って来なくて。
探しに行くと、道端で酔っ払って座り込んでいました。道路の真ん中には花束。
そこは、イヒョンの実母が事故で亡くなった場所だったんですね。
7歳の誕生日、ケーキに立てる蝋燭が欲しいとねだったイヒョンのために、母はケーキ屋に蝋燭を貰いにいったのですが、その時、事故に遭ってしまったというのです。
自分がねだらなければ・・・とイヒョンはいまだに悔いているのです。
イギョン母は、イヒョンのことをやっぱり心から信じ切ってはいませんでしたね。イギョンは、異母兄妹ですが、慕っては要るようです。現に、失踪中なのに、誕生日だからとお花を贈って来ましたから。
ある日、イヒョンは、イギョン母の机の中で、不審なレシートを発見。馴染みの無いスーパーのモノでした。
ドゥリムは、イギョンの友達やルミとランチをすることに。
その時、ルミがわざとらしくガンジュを皆に紹介すれば?・・・なーんて言いだしまして。ガンジュが忙しいと分かった上で言ったのです。
案の定、ガンジュはあっさりと拒絶。ほくそ笑むルミでした。
ところが、ガンジュがいきなり現れましたよ。拒絶したのに・・・。
ドゥリムと仲の良いところを見せ付けるガンジュ。全てルミに対するけん制でした。
でもね、そんな事にくじけるルミじゃありません。あからさまにガンジュにモーションかけてますよ。
ドゥリムも、負けてませんけどね。
ドゥリムは、イギョン母に、ルミの事を報告。本物のイギョンにとっても、ルミは脅威ですからね。
イヒョンは、例の不審なレシートのスーパーに行きました。疑念を確かめるためです。
その時、偶然、本物のイギョンも、そのスーパーに来ていたのです。いつもは、母親に出歩くことを禁じられてましたが、この時は、必要なモノがあったので、仕方なく出かけて来たんです。
で、イヒョンは、イギョンの姿をちらっと眼の端に止めました。すぐに気付いたようです。
でも、後を追いましたが、結局、逃げられてしまったのです。
ルミともしかしたら浮気してるんじゃ?・・・とガンジュを疑ったドゥリム。
ジンジュからも、残業だと言って二人で一緒に居る事が多いと聞いていましたのでね。
ある時、後をつけたんです。ま、ガンジュにはばればれでしたけど・・・。
行き先は別荘。ルミは来ません。
そして、ドゥリムはあっさりと見つかってしまいましたよ。
相変わらずの口げんかの末、ドゥリムは一人でソウルに戻ろうとしました。
でも、戻れず、結局、別荘に舞い戻ってくる始末。結局、その日は別荘に泊まる事になったのです。
ガンジュに服を汚されたドゥリムは、お風呂で洗濯してて、すべって転んじゃった。
首と足を痛めたドゥリムは、そのまま病院に担ぎ込まれました。この時、冷たい言葉の連発のガンジュなのに、意外に優しいところもあって、ドゥリムは徐々に惹かれていきました。
ガンジュも、いつも振り回されてばかりのドゥリムに、イラつきながらも、その明るさや純粋さに惹かれていくのです。
それを、父や執事の妻に指摘されます。まだ、否定してますが。
ところで、ガンジュ父の最初の妻の死は、どうも事故のようです。
今でも、その情景が忘れられず苦しんでいるのですね、ガンジュ父は。
そして、そんな夫をずっと見つめて来たガンジュ母。まさか、ガンジュ母が前妻を殺したなんてことはないよね?
ある日、ドゥリムは金子会長との夕食に誘われました。
でも、日本語を話せないんで、仮病を使って欠席。
ジンジュの家に行っちゃった。そこで二人してお酒をしこたま飲んで、憂さ晴らしをしてたんだけど。
突然借金取りが現れた
ジンジュ、かなり借金してるようです。返済を滞納してるのね。
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ミレとシンは、最悪の状況で出会いました。
ミレは、兄から借りた車でして、傷つけたら殺すぞと脅されてますシンの車が外車ってこともあって、その修理代にいくらかかるのかと考えただけで気が遠くなりそうな感じ。
シンは、公明正大で真っ正直、悪を許せない性格ゆえ、警察に届け出ようとするんですが、ここで、免許の更新を忘れていた事が判明。ミレに指摘されたんですよ。
清廉潔白のイメージできた自分が、よりによって更新忘れのために、無免許運転してたなんて・・・と愕然としました。おりしも、人気アイドルが、同じように更新忘れで無免許運転と言う事件を起こしてて、世間からやいのやいのとバッシング受けてる真っ最中。
そりゃ、二の足踏みますわな。
で、結局、シンが復帰して1年後、この件を自白すると言う事で示談。
オバサンミレは、テレビ局で仕事しないとミレに約束させました。じゃないと、帰るよ・・・ってね。
ミレ兄と顔を合わせた時、オバサンミレは、思わず涙ぐみます。それを見たミレ兄は、
「おかしいんじゃないか?」
と、首をひねりました。
ミレは、オバサンミレが言う“シンがミレの愛する人を殺した”というセリフが気になってて、死ぬのは兄?・・・なんて思ってます。まぁ、真剣に悩んでるわけじゃありませんが。
示談にしたものの、それ以来連絡を絶ったミレ。
シンは、アイドルの事件に乗じて、自分を葬るつもりだ・・・と勝手に陰謀だと思いこんでしまいましたよ。
だから、必死になってミレを探そうとするんですが、全然捕まりません。公に探してもらう事も出来ませんしね。
で、放送作家がふと漏らした一言『敵は傍に置いて監視すべし。そして味方につけるのが一番』をヒントに、ミレをYBSで仕事させることを思いつきました。
ミレは、放送作家が夢だ・・・とやはり思ってましてね。独学しようとしたんですが、上手くいかない。
そんな時に、シンからの誘いでしたから、罠かもしれないとも思いましたし、兄にキツク止められてる事もありますし、オバサンミレの言葉もあったんですが、やっぱり・・・とシンの誘いを受ける事に。
プレビューという仕事を担当させられる事になったんですが、なにせ、ド素人。
放送作家に、ざざーっとした説明を受けますが、なかなか進まない。それでも、彼女なりに頑張って仕事をし始めました。
ところがですよ。廊下で兄と顔を合わせちゃったーっ
ミレ兄は、あれほど言ったのに・・・とミレを追いかけます。
逃げ出したミレが飛び込んだのは、セジュのところ。
セジュは、すぐにミレがチェジュ島で見た女性だと分かりました。どうも、忘れられないでいたようですね、セジュは。
ミレは、セジュを見てませんから、単に自分が今仕事で見ていたビデオに写ってた人だ・・・としか分かりません。
ミレ兄は、オバサンミレに、ミレの行き先を問い合わせました。
その話で、ミレが放送局、それもYBSに居ると察したオバサンミレは、YBSに駆け付けました。
そこで見たのが、ミレとセジュの仲良い姿。
それまで、あれこれと見合い相手を物色していたオバサンミレ。セジュの話から、ユギョンとチェジュ島で会ってなくて、でも、一目ぼれした相手はいる・・・と気付きました。
未来で、セジュは、ユギョンとチェジュ島で会って一目ぼれしたことを話していたんですね。
そして、一時期、身分を偽って放送局でカメラマンとして働いていたことも打ち明けていたんです。その話と合致してる事にも気付きました。
で、一瞬で、方向転換。ミレにターゲットはセジュだと言い聞かせたのです。
まぁ、ミレは意味が分かってませんが・・・。
この時、シンは、最初の事故の相手だったユギョンと交際してるみたいですね。病院のお見舞いに毎日行ってますもん。
オバサンミレが、ミレに会おうと担当部署に連絡して来たのを、シンが知りました。
で、ミレが姿をくらましたまんまなのを不安に思ってたシンは、すぐに母親だと言うオバサンミレに会いに行ったのです。彼の頭の中は、すっかり陰謀策で一杯です。
オバサンミレも驚きましたよ。現れたのが、自分の夫の若かりし頃のシンですからね。
思わず、今の時代と自分の住んでる未来のことがいっしょくたになってしまって、混乱してしまいましてね。
まさか、あれほど避けた筈なのに、やっぱり事故で出会ってしまってた・・・というのがショックだったようです。
で、シンの未来を予測するようなことを叫んでしまうんです。
「今が頂点よ。花形キャスターどころか、落ち目になるばかり。」
そして、
「何故殺したの?あれは不注意のせいじゃない。わざとだったのよ。目に入ったのに・・・。」
シンには、何の事やら全然分かりません。
ミレが事故で死にかけたと訴えた・・・と受け取ってしまいましたよ。
シンは、最初から計画的に自分を破滅させようと近付いたんだ・・・と思いこむし、オバサンミレは、もう感情的になるだけだし・・・。
話が食い違ってることにも二人とも気付きません。
その頃、ミレは、とうとう兄に見つかっちゃってて。
すぐにも辞めさせると言うミレ兄なんですが、放送作家が、ミレの仕事を褒めてくれたんです。
まだ専門用語は知らないし、馴れてないけど、センスは良い・・・と。
とにかく手が足りないわけだから・・・とこの仕事だけは手伝わせるしかなくなりましたよ、ミレ兄も。
でもね、味方になってくれた筈の放送作家にも、自分より年下の見習いは、気づまりだしやりにくいと、これっきりだと言われてしまうんです。
落ち込むミレ。
それでも、気を取り直して、他の局で仕事を探そうと前向きな気持ちになろうとしました。
なのに、いきなりシンが、水をぶっかけたのです。
シンとすれば、オバサンミレに散々言われた後です。怒りをミレ本人にぶつけるしか無かったのですが・・・。
水をかけられたミレは、もう黙っていませんでした。
オバサンミレから聞いたシンの最初の事故のこと、そして、これから先起るであろう“愛する人を殺す”事件の犯人は、シンだ・・・と言い放ったのです。
シンには、やはり意味が理解できません。不審な表情を浮かべるシンに、
「もう平気なフリや幸せなフリはしない。やられたらやり返し、自分のしたい事は絶対にやり通す。」
と、叫びその場を出て行ったのです。
その様子を、セジュが聞いていました。
ミレの後を追い、さりげなく話しかけました。
涙がこぼれそうで言葉が出ないミレ。出て行こうとしたミレを、セジュが止めました。
「大丈夫?」
「ええ、平気です。」
そう言ったミレ。でもね、我慢できませんでした。
涙をぽろぽろ流しながら言いました。
「いいえ、大丈夫じゃない。もう平気なフリはやめる。」
そんなミレを、セジュは見つめていました。