まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『チャン・オクチョン』22話まで

2014-09-10 20:55:12 | 韓国ドラマのエトセトラ
チャン・オクチョン、愛に生きる 韓国ドラマOST (2CD) (SBS) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Loen Entertainment

レビュー一覧は、こちらから。

 

民の勢いにのまれ、オクチョンはただ立ちすくんでいました。

スンが、怒りのあまり、叫びました。

「一国の国母に何たるマネを。王妃がそなたらに過ちでも犯したか?」

私は戻った方が良さそうです・・・。

それだけ言って、オクチョンは宮廷に戻りました。

 

スンは、これまで民のために政治を行って来たつもりでした。我が民だと、大切に思って来たつもりでした。

なのに、何故私の愛するオクチョンを受け入れてくれないのだろうか・・・と辛くてならないのです。

 

寝所で、ユンを抱きながら寝ているオクチョン。

そんな二人の幸せそうな寝顔を見ると、スンは本当に癒されました。一緒に傍で横になるスン。

普通の、ごく普通の夫でした。

 

ヒョンが、スンに会いたいと言ってきました。

「犯した罪を全て償いたいのです。」

そう言いだしたヒョン。でもね、それは、朝廷に波紋を広げる事になります。賄賂の件でも、そして、大妃毒殺の件でも・・・。オクチョンも、ユンまでもが巻き込まれる恐れがあります。

これは、スンを脅かしているのと同じです。

「何が望みだ。」

そうスンが聞いた時、ヒョンは言いました。

「ポクソン君を慕って死んだ娘の無念をはらすこと、そして、一日でも良いから国舅となることです。」

 

よかろう・・・とスン。え~っ認めちゃうの

・・・と思ったら。

「その口を永遠に閉ざしてもらうぞ。」

・・・と来た。これって今後何に対しても口出しするなと言う事かと思ったんだけど。違ったみたい。

 

ヒョンは、国舅に任じられた直後、ユジュンを殺しに行ったのです。部下に殺すよう命じて、自分は外に出ました。この時、部下は、なんと既にチスに賄賂を与えられてて、ユジュンを殺さなかったんです。

そして、反対に、ヒョンを殺しちゃったよ。

ヒョンムが手を下す前に。

これで、チスの復讐は終わった・・・?

 

ここで、大きな事件が。

なんとチェ氏が懐妊したと言うのです。でも、なぜか秘密裏に診察が行われてて、表立って話は出ていません。

それを、真っ先に知ったのがヒジェ。

ってか、ヒジェだけが知るって感じ。怪しいです。

やっぱり、これはヒジェを罠にかけようとする策略だったんです。

直情型のヒジェは、すぐさま、チェ氏を殺そうと毒を盛ったんです。

 

チェ氏は倒れ、毒殺未遂だとスンに報告されました。

で、スンは徹底的に調べさせ、ヒジェを逮捕。

その時になって、ヒジェも罠だと分かったのかな?

 

これを機に、西人派は一気に儒学者を焚きつけて、ヒジェを処刑し、オクチョンを廃妃とし、イニョンを復位させるようスンに上訴しました。

スンは、ヒジェの事は仕方がない・・・と思いました。

でも、オクチョンは、無実だと反論。

その時、オクチョン自ら起こした毒物事件の罪を、持ち出されてしまいました。ずっとスンが目をつむって来た事です。毒を混入した女官を見つけた・・・と言いました。証人です。

スンは、もうどうすればよいのか・・・と悩み苦しみます。

 

そんなスンの姿を見ていたオクチョンは、自分が決断しました。

「その時が来たようです。王様が私の手をお放しになる時です。私を廃妃とし、庶民とし、追放してください。」

そうされても、王様が手を離したわけではないと分かっています・・・とオクチョン。

 

「そなたに罪など無いであろう。」

と、スンが言った時、オクチョンはとうとう自分の口から、例の毒物事件の真相を話してしまったのです。

とっくに知っていたスン。オクチョンに認めさせたくはなかったんですね。

一旦口から出たら、もう取り返しがつかなくなるからです。

 

何故、降りると言うのだ・・・と絞り出すようなスンの声です。

私の口から言わなければ、廃妃にする名分を得られません・・・。王様ご自身ではできないでしょうから。

そう言って、オクチョンは礼をし、出て行きました。

スンは、必死に泣くのを堪えています。でも、堪え切れずにうっと漏れるんですね、声が。

このシーン、この作品の中で一番泣けたかも

 

スンは、ヒジェに罪を犯した理由を問いました。

チェ氏の懐妊を知ったから・・・とヒジェは答えました。

スン、そんなバカな・・・と言う表情をしました。もしかしたら、この時まだ床入りしてなかったのかも。

確かに、医者が、チェ氏の脈をとりながら不審そうな表情をして首をひねってましたもんね。変だなぁと思ってたんですよ、あたしも

スンは、ヒジェが誰かにはめられた・・・と察したようです。

 

で、会いに行ったのはチス。

チスがチェ氏や西人派の後ろにいると踏んだのです。

もしかしたら、オクチョンと旧知の仲で、以前、殿閣が欲しいと言っていたのは、当時オクチョンが住んでいた就善堂では?・・・と思ったんですね。

オクチョンの事を想ってるのか・・・・と言う意味ですよね。

チスは笑い飛ばしました。全く見当違いだという風に。

もう、ヒョンも死んで復讐も終わったので、財産を処分し、都を離れる・・・と言いました。

「あとわずかでも余に近づいたら命を落とす事になるぞ。」

 

オクチョンは、就善堂に居ました。

「思い返せば、ヒビンの時が一番幸せでした。」

・・・とオクチョン。

「確かに、私も一番幸せだった。」

就善堂を作り、ユンが生まれ・・・。ヒビンに戻ったら、また幸せになれるか?・・・とスン。

「過ぎた時を戻すことは出来ません。傍に居られなくても、思い出だけで十分幸せです。」

・・・とオクチョンは言いました。

でも、スンは、思い出は嫌だと言ったのです。共に居たい・・・と。

 

スンは決断しました。南人派を廃し、西人派を呼び戻す・・・とね。

そして、ユジュンを呼びました。オクチョンを廃妃とすると言いました。

でも、あくまでもオクチョンを廃庶人にし、宮中から出すことを願うユジュン。

イニョンを復位するのは呑めても、それだけは許せないスン。

ここで、チェ氏毒薬事件の真相をちらつかせました。これ以上追及しない事を条件に、オクチョンが宮中にヒビンとして残る事を了承させました。

 

オクチョンは、スンの温情を強く感じ、感謝しました。

そして、中宮殿を出る時、イニョンがやって来たのです。

いつかの日の正反対の立ち位置です。

人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『チャン・オクチョン』21話まで

2014-09-10 19:28:41 | 韓国ドラマのエトセトラ
チャン・オクチョン DVD2
クリエーター情報なし
エスピーオー

レビュー一覧は、こちらから。

 

スンは、オクチョンを厳しく叱りました。これは嫉妬だ・・・と。

イニョンの廃妃の理由と同じになってしまいます。

内命婦の問題だから・・・と言うオクチョンに、スンは冷たく言いました。

「それならば、あの子を守るためには、側室にするしかないな。」

オクチョン、ショックを受けました。スンの気持ちが自分から離れてしまったのか・・・と思ったのです。

「手を離さぬように必死になっているのに。」

・・・とスン。

まぁ、冷静に見てみると、現代における恋人同士の痴話げんか?これが、王様と王妃なので、事がおおきくなってますが。

 

この時、オクチョンは、確かに嫉妬してました。そして、王妃になったとたん、イニョンが言う“誰かにこの座を奪われはしないかと言う不安”に襲われていたんです。

だから、かなり神経質になっていた事は確かです。

 

スンとすれば、チェ氏を側室にしたのは、オクチョンへの仕打ちでもなければ、チェ氏への愛情のためでも無かったんでえすね。

無能の南人派の代わりに、また西人派を政権に復帰させようと思っていまして、一応策に乗せられたと思わせておくためのようですね。南人派に、喝を入れる目的もあったようです。

スンって・・・凄いね。流石出来た王様です。

 

ここで、スン、動きました。ヒョンを捕らえたのです。大妃殺害指示の疑いで。

証拠は挙がってました。

ヒョンは、ここに至っても、オクチョンの心情を思って・・・と言います。

自分を捕らえたら、オクチョンにも世子ユンにも影響が及ぶ・・・とも。

それでも、スンは動じず、ヒョンを捕らえました。

 

オクチョンは驚き、スンにまずは何の罪で?・・・と尋ねました。

スンは、直接ヒョンに聞け・・・と言いました。

オクチョンは、牢にヒョンを訪ねて行きました。

ヒョンが言うには、大妃に毒を盛った件は不問に付し、賄賂の罪で捕まったんだとか。

スンとすれば、大妃の一件を表ざたにすると、オクチョンまで害が及ぶと考えたのかも。

ヒョンは、オクチョンに対しても、全てオクチョンを王妃にするためだった・・・と言いました。

「私がこの世で一番お慕いする方の母上です。いくら憎くても傷つけるなどしません。これ以上、王様を苦しめないでください。」

必死に言うオクチョン。

その会話を、スンが聞いていました。オクチョンが関わって無かったと知り、そして、自分への気持ちが以前とまったく変わらないと知り、嬉しかったようです。

 

トンピョン君が帰国しました。

ヒジェから、側室の件と、ヒョンの件を聞き、オクチョンの元を訪ねました。

慰めようと思ったんですね。相談にも乗ろうと。

そしたら、また間が悪く、スンがいきなりやって来たんです。

スンとすると、帰国して自分への挨拶もせずに、真っ先にオクチョンに会いに来たというのが、やっぱり気分悪いんですね。

なーんか、そっけない態度です。

オクチョンが直後に、スンのところに行こうとしたら、来たのを知ってて、チェ氏と仲むつまじいところを見せたり・・・。ホント、恋人同士の焼き餅や仕返しでしかないよね。

 

それを見て、トンピョン君は、正直に自分の気持ちを話す事にしました。

「慕っていました。」

いきなり、そう切り出しました。

でも、オクチョンは自分を兄のようにしか思っていませんでした・・・と。

それから今に至るまでの自分の葛藤等を話し、今は気持ちの整理ができた・・・と言いました。

スン、今まで気付いてなかったのかしら?気付かないフリをして来たの?

まぁどちらにしても、これで疑いは晴れたってことですね。恵民署を担当してくれと言いましたしね。

西人派が薬を横流しして資金を貯め込んでるってことを知って、それを正したいと思って協力を願ったのです。

 

オクチョンは、これまでの自分の生き方、スンとの思い出を振り返りました。

そして、反省し、スンの期待に添えるよう、立派な王妃になりたいと思ったのです。

スンは、嬉しかったようです。久しぶりに心からの笑顔を見せました。

「この手を離すまいと私は必死だった。離さねばならぬかと不安になるたびに歯を食いしばった。そして知った。そなたの手を離しては生きて行けぬ。そなたが先に手を離さぬ限り私からは決して離しはせぬ。」

だから、私の手を離すな・・・。

お互いの気持ちを改めて確認する事が出来たスンとオクチョンでした。

 

それからのオクチョンは、本当に人が変わったように、下の者たちに優しくし、役割をこなしました。

王妃になって初めて心落ち着いた穏やかな日々が続いていました。

やっと王妃らしく成れて来たかと思ったのに・・・。

 

西人派とイニョンの反撃の作戦が始まりました。

まずは、民心を掴もうと、書物を世間に広めたのです。それは、イニョンとオクチョンがモデルとなってて、リアルなモノだったようです。

だから、民は、皆それが真実のように思いこみました。

当然、イニョンに同情が集まり、オクチョンは憎しみの的となって行ったのです。

宮中の侍女たちまでもが読みあさるのを知り、禁書とし、スンの目に留まらないようにしました。

そして、犯人はイニョンしか考えられない・・・と直接抗議に向かったのです。

 

相変わらずの両者。どちらも負けてはいません。

 

チスは、オクチョンの血縁に問題を起こさせるのがスンには一番効き目がある・・・と助言。

西人派は、次に、ヒジェを罠にはめようとしています。

 

ある日、恵民署で人出が足りないと言うのを聞いたスンは、女官にも手伝いに行ってもらえないかとオクチョンに言いました。

オクチョンは、自分も一緒に行くと言ってスンを喜ばせました。

ところが、これを聞いた西人派は、イニョンを使う事を思いついたのです。

民には、イニョンが絶対的に人気があります。本の影響もありますし。

オクチョンが恵民署に来た時に、どちらが真の王妃なのかを分からせてやる・・・と。

民にもお金を握らせて協力させました。

 

そして、当日、オクチョンが恵民署に来た時には、既にイニョンが民に囲まれていたってわけです。王妃さま・・・という歓声を受けていたんですね。

驚き立ちすくんでしまったオクチョン。

お金を貰った民は、オクチョンこそ、物語の悪人の側室だ!・・・と、詰め寄りました。

トンピョン君も、なすすべがありません。

そこに、スンがやって来たのです。オクチョンが恐怖に立ちすくんでいるのを見ました。

どう出る?

人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『チャン・オクチョン』20話まで

2014-09-10 14:08:47 | 韓国ドラマのエトセトラ
チャン・オクチョン DVD1
クリエーター情報なし
エスピーオー

レビュー一覧は、こちらから。

 

チスは、宮中から下がった侍女に会って、こんな話を聞いた・・・と切り出しました。

毒を盛った事件の陰謀に巻き込まれて、都を追われた・・・と。

オクチョンは、恐怖におののいてます。スンは、その場を取り繕うように、噂でしかない・・・と誤魔化しました。

宮中の出来事に尾ひれがついて広まってしまったんだな・・・とね。

ほっとしたオクチョンです。

 

直後にチスを呼び出しました。釘をさしておこうと思ったんです。

でもね、チスの怒りや失望は、消えるわけじゃありませんでした。自分の言葉が、スンに与えた影響は大きいと察しています。

スンは思ってるよりもっと恐ろしい人だ・・・とチス。この一件は、薄々感づいてて、でも、世継ぎが欲しかったと言う事で目をつぶってるに過ぎない事を、オクチョンにわきまえててほしかったのかも。

この時のオクチョンは、もう、チスの言葉を信じる余裕はありませんでした。

チスを敵とみなしてしまったようです。

 

兄のヒジェに、すぐにチスの事を訴えました。

そしたら、ヒジェがまた即効動いちゃった・・・。深く考えもせずに。

チスを暗殺しようとしたんですよ。でも、あっさりとチスに刺客が捕まっちゃって、ヒジェの指図だと白状してしまったんですね。

ってことは、オクチョンの意思でもあると言う事です。ここまで?・・・とチスは愕然としてます。

 

ヒョンは、相変わらず、オクチョンに国舅の件をねだってます。

オクチョンとしても、時期が悪いですよね、スンにそんな話をするのは。

 

スンは、ヒョンをさりげなく遠ざけようとしてます。

実は、母大妃を殺害したのは、ヒョンの指示を受けた医者だと言う事を掴んでいたんです。まだ秘密にしていますが。

また、南人派の無能さにも、イライラしてて。

まだ西人派の方が、喧々諤々と議論が出来たと懐かしく思ってるのです。それは、やっぱり自然と西人派にも感じられて来てます。

チスは、ユジュンたちと会っていますから、そろそろ巻き返しの時が・・・と考えています。

 

まず、イニョンがいかに民に慕われていたかと言う事を、スンに見せつけようと画策。

イニョンとオクチョンが如何に違うかということ、自分たちはイニョンを慕っているという意味の流行り歌を子供たちに歌わせました。

スンは、オクチョンにも、民心を掴んでほしいと思いました。

 

そして、次に、オクチョンに対抗する側室を送り込もうとしたんです。

これが、トンイ・・・いえ、後のチェ氏です。

 

廃妃となったイニョンの誕生日を、誰も祝わないので、自分一人でもお祝いを・・・と膳を用意する。そんなシチュエーションを設定し、スンとの出会いを作りました。

スン、あっけなく落ちた・・・と思ったんですが。

なんと、流石スンです。

誰かの指図だと察し、お手付きになった・・・と思わせただけで、本当は何もせずに部屋を出て行ったんです。

知っているのは、チェ氏だけ。

 

この知らせを受けた時、計画が成功したんだけど、やっぱり寂しい思いをしたイニョン。

チェ氏から、事実を聞かされ、ほっとしたような、又ある意味寂しい表情を浮かべましたね。

スンの心には、まだオクチョンがいる・・・と。

 

オクチョンは、女官の一人が寵愛を受けた・・・と聞き、激怒。

連れて来させました。そしたら、昔から知ってるチェ氏じゃありませんか。

また、生意気な態度のチェ氏に怒りを募らせ、鞭打ちしちゃった・・・。

そこに、スンが・・・。

 

スンは、失望しました。

まさか、オクチョンが、自分に隠れてこんなひどい事をするなんて・・・。

 

私も、気持ちが暗くなりますよ、この先の展開を考えると

人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『チャン・オクチョン』19話まで

2014-09-10 12:00:47 | 韓国ドラマのエトセトラ
「チャン・オクチョン~愛に生きる」オリジナル・サウンドトラック
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

レビュー一覧は、こちらから。

これも間が空きました。すっかり細かいストーリーを忘れてしまっていたんで、視聴再開する前に、まずは前回までのレビューを読み返しました。

おそらく、この19話が、オクチョンにとっては人生最高の瞬間だったんじゃないでしょうか。

 

スンは、イニョンが以前した話を持ち出しました。

オクチョンの前世は、スンに撃たれた獣ゆえ、懐妊出来ないという話です。

父から嫉妬というのが、これから災いとなる恐れがあるから、気をつけるよう言われていた言葉を思い出したイニョン。手が震えました。

それを見て、スンは、イニョンが話をした事を覚えていると確認できました。

これをもとに、イニョンを廃妃に持ち込もうとしたんです。

 

この朝鮮王朝当時、‘七去之悪’という夫が妻を離縁する事が出来る項目が定められていたそうです。

それは、王妃にも適用されたんだとか。

内容は、・舅や姑に従わなかった ・子供を産まなかった ・淫行をした ・嫉妬深かった ・病気になった ・言葉で失敗をした ・盗みを働いた・・・と言う七項目。

この中で一つでも該当したら、夫は妻を追い出す事が出来たんだそうです。(参考:知れば知るほど面白い朝鮮王宮 王妃たちの運命 康熙奉著) 

知れば知るほど面白い 朝鮮王宮 王妃たちの運命 (じっぴコンパクト新書)
クリエーター情報なし
実業之日本社

イニョンを廃妃に・・・とスンが大臣たちに諮った時、臣下たちは、口々に反対しました。

理由は、特に大きな罪があるわけではないと言う事、民に慕われていると言う事…。

儒学者たちも、こぞって反対しました。

その先頭に立っているのが、イニョンの父ミン・ユジュン。

でもね、スンが上記した‘七去之悪’を理由として示した時、彼らは口をつぐむしかありませんでした。

 

南人派は、ユジュンの処刑を望み、スンはイニョンの廃妃を望みました。

イニョンは、父を助けたいとスンに直談判。

以前、ユンの命を救ったのは、自分だと言う事実を揚げ、父の命を救ったのです。

 

そして、とうとう、オクチョンが王妃となる日がやって来たのです。

長い時間、苦しい思いをしながら、やっと頂点に登りつめたオクチョン。王妃しか着る事のできない大礼服を着て、晴れやかな表情で式に臨むオクチョン。

 

この同じ日、イニョンは王宮を下がろうとしていました。

何の飾りも無い粗末な籠に乗ろうとしたその時、占い師の女がやって来ました。

「寿命も短いのか?」

と、イニョンは聞きました。

「殺して下さい。」

と、占い師。つまり、答えがYesってことですね。でも、続けて言ったんです。

「王妃様の死に場所は、間違いなく中宮殿です。」

つまり、戻って来る・・・ということです。

イニョンに生きる希望が湧きました。

 

イニョンがいよいよ籠に乗ろうとした時、オクチョンが、大礼服のままでやって来ました。

これ見よがしに近づくオクチョン。

「なんと御慰めすれば良いか。」

などと、わざとらしく言います。それに対して、イニョンは笑みを浮かべながら言いました。

「唾面自乾。」

浴びた唾は乾くまで待て・・・という意味だそうで。それまで耐えよと言う事なんだそうです。

再び中宮殿に戻る・・・とイニョン。その時は私が歴史の勝者ということだ・・・と。

 

王妃になったら、不安が付きまとう・・・とイニョン。

誰かにその場を奪われはしないか、不安にさいなまれる・・・とね。

既に、オクチョンには、そういった不安が芽生え始めているので、ちくっと痛かったでしょうね。

 

チャン・ヒョンが現れました。

王妃になったのだから、そろそろ自分を国舅に・・・と。

でも、スンは、亡きオクチョンの実父を国舅としました。だから、ちょっと・・・とオクチョン。

そして切り出したのが、昔、師匠だったカン氏夫人の店が焼けて、死んでしまった事件の事です。放火犯は、腕に刺青があったそうだ・・・と、心当たりは無いか?・・・とね。

ヒョン、オクチョンの気持ちが変化した事を感じ取ったようです。

 

オクチョンは、スンの愛情が別の女性に移るのでは・・・という不安にさいなまれるようになりました。

侍女の中で、美しい者は、スンの目の届かない所属に変わらせたりしてね。

で、ある夜、不安のあまり、スンの寝所に連絡もせずにいきなり押しかけたのです。

会議中だという臣下の言葉を信じず、いきなり入って行って、そこに居た侍女を平手打ちしちゃいましたよ。

狂気の沙汰です。

そこには、重臣たちと会議中のスンが・・・。

皆驚いた表情です。スン等は、信じられないモノを見るような表情です。

 

オクチョンは、深く反省しました。

そこに、トンピョン君が、慰めに来ました。彼の心には、まだオクチョンがいるんですね。

で、ふとオクチョンの頬に手を伸ばしかけてしまいまして・・・。未遂でしたが。

その様子を、スンが見ちゃった。

 

何も声をかけずにその場を立ち去ったスン。

オクチョンが気付いた時には、既に遠くに行っちゃってましたよ。

ヒョンムは、トンピョン君に、釘を刺しました。オクチョンを想っているのか?・・・と。ここでおやめに・・・と。

スンも見ていた事を話し、自分はスンだけが大切で、孤独にさせるような事があったら、いくらトンピョン君でも、許しません・・・とね。

 

トンピョン君は、陳奏使を命じられていました。

清に、オクチョンの王妃冊封を許可してもらうための使節です。

オクチョンと離そうという思いもあったのかもしれません。

 

その頃、以前オクチョンが毒で倒れた事件の時、毒を料理に盛った侍女が、宮中から出て地方に行った筈なのに、都で見かけたんですよ、ヒジェが。

証人です。慌てて追いかけましたが逃げられました。

チスが匿っていましたよ。で、追われる理由を聞いたんですね。

チスは激怒。命をかけたまで王妃になりたかったのか・・・と。

行動は早かったです。王妃になったお祝いに・・・と籠を贈り、スンとオクチョンに面会したのです。

チスが何を言い出すのか、オクチョンは不安におののいてます。

人気ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする