チャン・オクチョン、愛に生きる 韓国ドラマOST (2CD) (SBS) (韓国盤) | |
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民の勢いにのまれ、オクチョンはただ立ちすくんでいました。
スンが、怒りのあまり、叫びました。
「一国の国母に何たるマネを。王妃がそなたらに過ちでも犯したか?」
私は戻った方が良さそうです・・・。
それだけ言って、オクチョンは宮廷に戻りました。
スンは、これまで民のために政治を行って来たつもりでした。我が民だと、大切に思って来たつもりでした。
なのに、何故私の愛するオクチョンを受け入れてくれないのだろうか・・・と辛くてならないのです。
寝所で、ユンを抱きながら寝ているオクチョン。
そんな二人の幸せそうな寝顔を見ると、スンは本当に癒されました。一緒に傍で横になるスン。
普通の、ごく普通の夫でした。
ヒョンが、スンに会いたいと言ってきました。
「犯した罪を全て償いたいのです。」
そう言いだしたヒョン。でもね、それは、朝廷に波紋を広げる事になります。賄賂の件でも、そして、大妃毒殺の件でも・・・。オクチョンも、ユンまでもが巻き込まれる恐れがあります。
これは、スンを脅かしているのと同じです。
「何が望みだ。」
そうスンが聞いた時、ヒョンは言いました。
「ポクソン君を慕って死んだ娘の無念をはらすこと、そして、一日でも良いから国舅となることです。」
よかろう・・・とスン。え~っ認めちゃうの
・・・と思ったら。
「その口を永遠に閉ざしてもらうぞ。」
・・・と来た。これって今後何に対しても口出しするなと言う事かと思ったんだけど。違ったみたい。
ヒョンは、国舅に任じられた直後、ユジュンを殺しに行ったのです。部下に殺すよう命じて、自分は外に出ました。この時、部下は、なんと既にチスに賄賂を与えられてて、ユジュンを殺さなかったんです。
そして、反対に、ヒョンを殺しちゃったよ。
ヒョンムが手を下す前に。
これで、チスの復讐は終わった・・・?
ここで、大きな事件が。
なんとチェ氏が懐妊したと言うのです。でも、なぜか秘密裏に診察が行われてて、表立って話は出ていません。
それを、真っ先に知ったのがヒジェ。
ってか、ヒジェだけが知るって感じ。怪しいです。
やっぱり、これはヒジェを罠にかけようとする策略だったんです。
直情型のヒジェは、すぐさま、チェ氏を殺そうと毒を盛ったんです。
チェ氏は倒れ、毒殺未遂だとスンに報告されました。
で、スンは徹底的に調べさせ、ヒジェを逮捕。
その時になって、ヒジェも罠だと分かったのかな?
これを機に、西人派は一気に儒学者を焚きつけて、ヒジェを処刑し、オクチョンを廃妃とし、イニョンを復位させるようスンに上訴しました。
スンは、ヒジェの事は仕方がない・・・と思いました。
でも、オクチョンは、無実だと反論。
その時、オクチョン自ら起こした毒物事件の罪を、持ち出されてしまいました。ずっとスンが目をつむって来た事です。毒を混入した女官を見つけた・・・と言いました。証人です。
スンは、もうどうすればよいのか・・・と悩み苦しみます。
そんなスンの姿を見ていたオクチョンは、自分が決断しました。
「その時が来たようです。王様が私の手をお放しになる時です。私を廃妃とし、庶民とし、追放してください。」
そうされても、王様が手を離したわけではないと分かっています・・・とオクチョン。
「そなたに罪など無いであろう。」
と、スンが言った時、オクチョンはとうとう自分の口から、例の毒物事件の真相を話してしまったのです。
とっくに知っていたスン。オクチョンに認めさせたくはなかったんですね。
一旦口から出たら、もう取り返しがつかなくなるからです。
何故、降りると言うのだ・・・と絞り出すようなスンの声です。
私の口から言わなければ、廃妃にする名分を得られません・・・。王様ご自身ではできないでしょうから。
そう言って、オクチョンは礼をし、出て行きました。
スンは、必死に泣くのを堪えています。でも、堪え切れずにうっと漏れるんですね、声が。
このシーン、この作品の中で一番泣けたかも
スンは、ヒジェに罪を犯した理由を問いました。
チェ氏の懐妊を知ったから・・・とヒジェは答えました。
スン、そんなバカな・・・と言う表情をしました。もしかしたら、この時まだ床入りしてなかったのかも。
確かに、医者が、チェ氏の脈をとりながら不審そうな表情をして首をひねってましたもんね。変だなぁと思ってたんですよ、あたしも
スンは、ヒジェが誰かにはめられた・・・と察したようです。
で、会いに行ったのはチス。
チスがチェ氏や西人派の後ろにいると踏んだのです。
もしかしたら、オクチョンと旧知の仲で、以前、殿閣が欲しいと言っていたのは、当時オクチョンが住んでいた就善堂では?・・・と思ったんですね。
オクチョンの事を想ってるのか・・・・と言う意味ですよね。
チスは笑い飛ばしました。全く見当違いだという風に。
もう、ヒョンも死んで復讐も終わったので、財産を処分し、都を離れる・・・と言いました。
「あとわずかでも余に近づいたら命を落とす事になるぞ。」
オクチョンは、就善堂に居ました。
「思い返せば、ヒビンの時が一番幸せでした。」
・・・とオクチョン。
「確かに、私も一番幸せだった。」
就善堂を作り、ユンが生まれ・・・。ヒビンに戻ったら、また幸せになれるか?・・・とスン。
「過ぎた時を戻すことは出来ません。傍に居られなくても、思い出だけで十分幸せです。」
・・・とオクチョンは言いました。
でも、スンは、思い出は嫌だと言ったのです。共に居たい・・・と。
スンは決断しました。南人派を廃し、西人派を呼び戻す・・・とね。
そして、ユジュンを呼びました。オクチョンを廃妃とすると言いました。
でも、あくまでもオクチョンを廃庶人にし、宮中から出すことを願うユジュン。
イニョンを復位するのは呑めても、それだけは許せないスン。
ここで、チェ氏毒薬事件の真相をちらつかせました。これ以上追及しない事を条件に、オクチョンが宮中にヒビンとして残る事を了承させました。
オクチョンは、スンの温情を強く感じ、感謝しました。
そして、中宮殿を出る時、イニョンがやって来たのです。
いつかの日の正反対の立ち位置です。