清潭洞(チョンダムドン)アリス DVD-BOX 1 | |
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ポニーキャニオン |
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動画を見たスンジョ。凍りついたようでしたが、笑みを浮かべて何事も無かったかのような反応を見せました。
イナは、無視されたが、或いは既に知ってた?・・・とムカつくんですね。
だけど、スンジョは決して無視したわけじゃなくて、ただ、あまりにもショックを受けたために、すぐには受け入れられなかったんです。
一人になった時、初めて怒りとか悲しみとか絶望とかの感情が一気に湧いて来たようです。
それでも、やっぱり認めたくはなくて、忘れられるものなら忘れたいと、平静を保っていました。
セギョンに対して、いつもと変わらない笑顔で接しました。
そんな時、タミー・ホンから連絡が入ったのです。
ばれた・・・と。イナが全て話したようだ・・・と。
思わずしゃがみ込んでしまったセギョン。
外からは、スンジョの呼ぶ声が聞こえます。
落ち着いて出てみると、スンジョはさっきと変わらない明るい表情で、これからの結婚準備について語ります。
でもね、いつもよりはワインを多く飲み、酔いつぶれてしまったのです。
セギョンは、スンジョをベッドに運び、自分はその夜泊まりました。
翌朝、朝食の準備をするセギョンに、連れて行きたいところがある・・・とスンジョは言いました。
教会でした。
余談ですが、この教会、「恋する神父」の舞台となった教会に似てます。
スンジョは、想像しました。二人の結婚式です。親しい人たち皆が参列してくれて、その中で自分たちは愛を誓う・・・。
「異議ありません。」
と、スンジョ。予行演習です。セギョンも早く・・・とスンジョ。
「話があるの・・・。」
と、セギョンは話し始めました。スンジョは、その言葉を遮るように
「早く、異議は無いと言って。」
と、笑顔で言うんです。でも、またセギョンが、
「話を聞いて・・・。」
と言いかけた時、スンジョの表情が一変しました。怒りがこみ上げて来たんです。
怖いよね、パク・シフssiの怒りの表情って。笑顔とのギャップが大きい。
「やめろ。」
「それ以上言ったら、お前を殺す。」
「何も言うな。何も起きていない。何も変わらない。」
「ごめんなさい。」
セギョンが一言言いました。この言葉で全てが事実だと、現実に起った事だと認めざるをえなくなりました。
私が悪いの、あなたは悪くない、だから、自分を苦しめないで、一人で抱えて苦しんだりしないで・・・。
一生懸命目を背け、無かった事としようとしてたスンジョの思いが、この言葉でぶち壊しになってしまいました。
スンジョは、そのまま教会を出て行き、行方不明になってしまいました。
セギョンは必死で後を追いました。
ドンウクの言葉を思い出しました。万が一そんな事があったら、絶対に一人にしないでください・・・という。
チャ会長も、スンジョの行方不明を知りました。
セギョンを呼び付け、激怒しました。
思い当たるところを全て探したセギョン。
でも、見つかりません。
タミー・ホンも、セギョンを心配して探しましたが見つかりません。
その日、ロイヤルとGMは、会議を持つ事になっていまして、GMの会長、ミニョク、イナが既に来ていました。
チャ会長は、その場に行き、突然事業提携の話を白紙に戻すと宣言。
理由は、イナに聞いてくれ・・・と。
一体何の事やら・・・とGM側はイナを見ました。
イナは腹をくくりました。家に戻って、動画を見せたのです。
ミニョク母は、激怒し、ユンジュに水をかけました。
でも、会長は、イナを叱りました。これまで長い年月をかけて来た大事業がとん挫することになりそうだからです。個人的な感情に流されて、こんなことをして・・・てな感じ。
自分の器の小ささをさらけ出しただけだ・・・と。お前は負けたんだ・・・と。
イナ、自分は正しいと思っていただけに、父からそんな叱責を受けて、ショックだったようです。
ミニョクは、ユンジュを責めました。
少しはユンジュの事を理解しようとするのかと思ったら、案外冷たい人だったみたい。利用した上で追い出そうと父と画策しています。
スンジョはパリに行こうとしていました。
セギョンは、以前聞いたスンジョの言葉を思い出したんです。パリに逃げた・・・という。
その時、ムン秘書から連絡が入りました。スーツケースが無くなってるので調べてみたら、パリ行きのチケットを買っていた・・・と。
タミー・ホンと空港に急いだセギョン。
見つけました。必死に、ゲートをくぐるのを阻止しました。
「まだ本当の私の姿を見ていない。幻想の私じゃなくて、本当の私を全部見て。それでも無理だと言うならその時は私を捨ててもいい。」