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秘密 DVD-BOX 2 |
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ポニーキャニオン |
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「あんたとドフンのためにやったこと。」
と、ドフン母は言いました。
でもね、母親としてのユジョンは、そんな事言いわけにしか聞こえません。
自分に断りも無く、死んだ事として、養子に出してしまうなんてね。
どれほどユジョンが苦しんだか・・・。
自分が至らなかったために、まだまだ幼いのに母親から離され、結果、死んでしまう事になってしまった・・・と苦しみ続けて来たんです。決してその傷は癒える事はなかったんです。
そして、可愛い盛りの我が子の成長を、見る事も出来ずに来たわけですからね。
養父母がどれほどよい人だったとしても、ユジョンには、我が子を取り戻す事しか考えられませんでした。
でもね、現実はそんな簡単なものじゃありません。
最初、連れて来られた時は、ユジョンが縫った月と星のアップリケがついた布団を離す事が出来ず、泣いてばかりで食事も出来なかったとか。
幼いながらも、そんな苦しみを乗り越えて、やっと養父母を両親として認め、幸せに暮らして来たわけです。
今、ユジョンが自分の手元に引き取ったとしても、その同じ事を繰り返すのは目に見えてます。
母としたら、子供にそんな辛い思いを二度とさせたくありませんよね。それなら、自分が耐えた方がマシです。
ユジョンは、そう思う事にしました。
養母の親しい友人のオバサン・・・と名乗りました。
そして、ドフンもまた、大きなショックを受けていました。彼もサンについては何も知らなかったのです。
自分以外の人を‘父さん’と呼ぶ我が息子。
その姿を目の前にして、やっと自分がどんな大きなモノを失ったかに気が付いたようです。
上だけを見て、邪魔なものはすべて切り捨てて来た結果がこれでした。
何も残らなかったのです。
ドフン母は、文書偽造の罪で捕まりました。
この母にして、この息子・・・です。
息子の事が一番大事で、それこそ、邪魔なモノはすべて母が始末して来たんですもんね。ユジョンしかり、サンしかり・・・。
少しは痛い目に遭わないとね。
ミニョクは、グァンスから、これらの事を知らされました。
ユジョンがどれほど苦しんでいるかを思うと、居ても立っても居られない気分のようです。
セヨンとは仮面夫婦のまんまです。
でも、そろそろちゃんと話をしなくては・・・とミニョクは思ったのかな。
「セヨン、俺が苦しんでいる時、こう言う気持ちだったのか。」
何かしてやりたいが、何をしていいか分からない。俺の所為でもう苦しまないでくれ。俺とお前は仲が良かったじゃないか。
「やめて。あなたの事を好きにならないよう努力してる。」
「すまない・・・。」
幼馴染でお互いしか仲の良い友達が居なかった二人です。
お互いの気持ちは、充分理解しあえるのです。
セヨンは二人の結婚契約書を破りました。結婚も一つの契約なのね・・・
「自分を過大評価していた。愛されなくてノ平気だとおもってたけど無理見たい。終わりにしましょ。」
ミニョクは、経営権を放棄し、次期会長には、グァンミンを推しました。
自分よりずっと適任だと。
で、ユジョンの元に行くのかと思ったら、違いましたね。恥ずかしくて行けない・・・と言うのです。
父チョ会長に、会社で一番厳しい部署に送ってくれと言ったのです。
旅立つ日、グァンスから知らせを受けたユジョンは、空港に急ぎました。
ユジョンと会って、出発を止めるのかと思ったんだけど、これも予想が外れました。
ミニョクは、海外の大変な部署に行き、それなりに鍛えられたようです。
どのくらい経ったのか。ミニョクが帰国しました。
グァンミンが、会長となり、会社は復活したようです。彼はなんと、ミニョクの妹と恋愛中だとか。年の差カップルです
そして、グァンスも、ヘリと恋愛中。すっごい朗らかになっちゃって、別人みたいです。
ドフンは、服役しています。罪を全て認めたのです。
彼の元には、セヨンから絵ハガキが届いています。
ユジョンは、パン屋を再開していました。
で、なんと、刑務所仲間のサンドラ・ファン女史は、大きなお腹を抱えてますよ。
そして、いきなり店で産気づいちゃった
皆が慌てて病院に連れて行った時、店に戻ったユジョンの前にミニョクが。
全く変わらない雰囲気で立ってました。何事も無かったかのように・・・。
ハッピーエンドです。
かなり泣きのシーンが多くて、私も泣かされました。最後の最後まで緊張感のある作品でしたね。
ハッピーエンドだとは思ってましたが、結構いい感じでまとめたと思いました。
朗らかになったグァンスが、スキップでユジョンの店に入って来るのがガラス越しに見えて、細かい演技だ・・・と感心してしまいましたよ。