太陽がいっぱい DVD BOXI | |
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好きだとも愛しているとも言わず、ただkissして優しく抱きしめました。
そして二人同時に話そうとしました、あの・・・と。
「こんなこと言うと変に思われるかもしれないけど、今夜一晩泊めて。」
「変だと思われるかもしれないけど、今夜一晩一緒にいて。」
同じ思いだったのです。
かと言って何かがあったわけじゃなく、ウンスの家に、ヨンウォンが泊まった、ただそれだけでした。
翌朝、料理の出来ないヨンウォンは、ラーメンで朝ごはん。
二人の気持ちもほぐれましたね。
一度目は笑ってて、二度目は泣いていた・・・とヨンウォンと5年前に会った事を以前話していたウンス。
それがバンコクの病院だった事を打ち明けました。
ウジンとセロ父が同じ病院にいたということです。そして、二人とも、そこで亡くなったとヨンウォンは知りました。
「声をかければ良かったかな。“何故泣いているの?”・・・と。あの時、僕が君の涙を拭いてあげていたら・・・。」
そこまで言って、ウンスは言葉を切りました。
“僕は僕でチョン・セロとして生きて来られたんだろうか”・・・という思いが浮かんでいました。
テオは、ヨンジュンに、ウンスを首にしろと命令しました。
その時、ヨンジュンはガンジェがウンスと会ってる写真を探偵から受け取っていたところでした。
思わず携帯を隠したヨンジュン。
こういうところが、ヨンジュンの慎重なところです。むやみにライバルを陥れるようなことはしないんです。家庭内が平和であってほしいと彼も思っているので、これを父に報告する気にはならなかったのです。
ヨンジュンは姉を迎えに行きました。父にばれる前に、連れ戻そうと思ったのです。
それを、買い物から帰って来たウンスが目撃。
でも、追いかけませんでした。
出社したウンスをヨンジュンが呼び出しました。
ヨンウォンとの関係を問いただしたのです。ヨンウォンは何の関係も無いと言っていましたが、ウンスからも話を聞いておきたかったのでしょう。そして、釘を刺しておきたかったのでしょうね。
それと、ガンジェと接触していたことも知っていると匂わせました。
ウンスは、ヨンウォンとは関係無いけど、そう言われると却ってその気になるとからかう様に言いました。
この話を、盗聴器によってジェインとホンが聞いていました。
冗談めかして言ってるけど、彼らにはウンスのヨンウォンへの想いが感じとれましたね。
ジェインはショックを受けました。ここまで本気だとは予想して無かったようです。
自分たちの計画がダメになるかもしれないと言うのに、ヨンウォンへの想いを深めるなんて・・・。
ウンスは否定しました。
でも、ホンでさえ、その言葉は偽りに聞こえたみたいです。
ジェインは、真っ直ぐに自分の想いをウンスにぶつけました。
何故自分ではダメなのか・・・と。
ガンジェを含む3人は、お互いの気持ちを充分知っているんですね。ガンジェはジェインを好きで、ジェインはウンスが好きで、そして、今、ウンスは詐欺をする相手、復讐する相手の娘ヨンウォンに惹かれていることを。
ガンジェの気持ちも、ジェインの気持ちも純粋で真っ直ぐです。
だからこそ、ウンスはジェインの気持ちを受け入れる事は出来ないのです。多分、ヨンウォンの事が無くても。
彼らの関係は本当に密で、苦楽を共にしてきたわけで。そして、同じ目標に向かって歩んで来たわけで。その計画が今、重要な局面を迎えようとしている時、ウンスが揺れては破たんする可能性もあります。
ヨンウォンへの想いを絶ってほしいですわ、ジェインとしたら。
ガンジェには秘密に・・・とジェインは言いましたが、ガンジェもおそらく気づいてるでしょうね。
ところで、ヨンジュンの部屋に盗聴器から、彼がガンジェたちを調査している事が分かりました。
ガンジェを尾行してると知ったホンが連絡して来ました。
これで気をつけるようになったから、ちょいと安心です。
ヨンウォンは、ウンスへの気持ちを意識し始めました。
ウジンからもらった婚約の印のブレスレットを引き出しにしまいました。
これ以上ウンスに父テオが酷い事をしないようにと考えたのか、海外に行くことを決断しました。それを伝えにウンスのところに行ったのですが・・・。
丁度その時、ウンスの家にはガンジェとジェインが来ていまして、相談中だったのです。
玄関の外で立ち話をすることになりました。
ヨンウォンは、ちゃんとヨンジュンにもウンスとは関係無いと話しておいたから・・・と言いました。誤解されて御免なさい・・・と。
「何も無かった?」
と、ウンス。
心が揺れたろ?少しくらい揺れただけで俺は変わらない・・・。だから、弟の前で庇ってくれなくていい。
もうここには来るな・・・と。
ヨンウォンは、ウンスの心が少しは揺れたと知って、嬉しかったかもね。
イギリスに行くとヨンウォンは言いました。出来るだけ長くいるつもりだ・・・と。
ヨンウォンが旅立つ日になりました。
ウンスは、こっそりと見送りに来ていました。
気づかずに出発したのかと思ったら、気づいてたんですよ、ヨンウォン。振り向いたら、偶然、ウンスの後ろ姿を見つけたのです。
冷たく突き放したウンスの本心を見た気がしたでしょうね。
そして思ったのです。ウンスはもしかしたら、ウジンが遣わしてくれた人なのでは?・・・と。
行くのを止めましたよ。そのまま行方不明に。
翌朝、テオがウンスの執務室に怒鳴りこんで来ました。
てっきりウンスがヨンウォンを惑わせて匿ってるに違いないと思ったのでしょう。
でも、ウンスも寝耳に水でした。
執務室を飛び出して行きました。
後を追おうとしたテオですが、その時、緊急事態が。
香港に作っているペーパーカンパニーの件が世間に出てるというのです。
その対応に追われることになったのです。
ウンスはミン室長からヨンウォンに連絡を取ってもらいました。彼では電話に出てくれないと思ったからです。
案の定、ミン室長の問い合わせに、江原道にいると言ってくれたようです。
ウンスは急ぎました。
そして突き止めたのです。
「海に行ったあの日から、ウンスssiの家に泊まった日まで、私たち付き合ってたんじゃない?」
「つきあってた。」
「じゃぁ、私たち別れましょう。」
「別れるのは明日にしない?」
「一日くらいなら・・・。じゃぁ、今は付き合ってるってことね?」
初めて本当の恋人同士のようにはしゃげた二人でした。ゲサンくんとジヘさんのはじけた笑顔は、この作品でお初です。
ウンスが投げた雪玉の中に、父親の形見の笛が入っていました。
「冬ソナ」ではペンダントでしたね。
「僕には何も無くて。本当にそれしか持ってない。イマイチだけど他に何も無いから受け取って。」
と、ウンス。
「もしもこの先、僕の全てを知っても・・・。ありえないけど、それでも僕を受け入れてくれるなら、その笛を吹いてくれる?そしたら僕が君を背負って逃げるよ。」
昔、父ドジュンが自分を背負って逃げたように・・・。
「そうする。」
と、ヨンウォン。そして、お父さんに何かほかに言いたい事は?・・・と聞きました。
「そうだな・・・。」
と、首をかしげながら考えたウンス。
「“又一緒に暮らそう”・・・かな?」
泣きそうな表情でした。
ヨンウォンはそっと、ウンスの頬に触れ、kissしました。
ガンジェはホンから、ウンスが飛び出して行った事を知らされました。
それがヨンウォンのところだと、容易に想像が出来ました。不安でした。ウンスの想いが計画を台無しにする恐れがあると改めて感じました。
ガンジェはずっとセロ父ドジュンの死と、ウジンを拉致したことでセロの人生も目茶苦茶にしてしまったと言う罪悪感に苛まれて来たのです。責任は自分にもある・・・と思い続けてきたのです。
だから、セロ・・・ウンスの事を理解して来たつもりでした。ウンスも自分を理解してくれてると思って来ました。ウンスに自分なりに借りを返したい気持ちもあったようです。
なのに、今のウンスはガンジェの気持ちを全く理解していなくて、邪魔になる事ばかりしています。
せめてジェインだけは自分の気持ちを理解してほしいとガンジェは言いました。
ウンスが邪魔をしたら、ウンスよりダイヤをとる・・・と言いました。彼だって今のような生活に満足してはいないのです。もっと太陽の下を堂々と歩いて行きたいのです。
翌朝、ヨンウォンが起きて来たら、既にウンスの姿はありませんでした。弟に電話して。
『家に何か問題が起ったようだ。ベルラフェアにモ関係がある』と言う置き手紙がありました。
本筋から離れますが、この別荘の室内、「冬ソナ」でユジンがサンヒョクから逃げてミニョンと過ごした別荘の内部に似てる気がするんですけど・・・。確認してませんが。外観は違うみたいですけどね。
会社に戻ったウンスを待っていたのは、アン室長とチンピラ。
もち、テオの命令ですわ。ウンス、拉致されて、ぼっこぼこにやられてます。
ホンと電話中だったんで、ホンが駆け付けましたが、一足遅かった・・・。