太陽がいっぱい DVD BOXII | |
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元々華奢で綺麗なハン・ジヘさんですが、この作品では役柄もあって、本当に儚げで消えてしまいそうな雰囲気です。
また、1話でバンコクでのフェアのリハーサルの時に着ていた白いドレスは、どーいうデザインになっているのか、胸が見えそうで見えないのが気になって仕方がありませんでしたよ。そんな大胆なデザインのドレスでも、彼女が着ると、全然下品にならないのが素敵です
セロは、イ・ウンスと言う偽名を使い、帰国しました。
ややこしいので、これからはウンスと呼びます。
帰国して真っ先にウンスが向かったのは、ベルラフェア。
そこで社長に会おうとしたのです。
ところが、前もって約束を取り付けておかないと・・・とミン室長に止められるのです。
でも、そんな事で怯むウンスじゃなくて、図々しくも、どんどん会社の中に入って行きました。
そしたら、何やら既視感を覚えるんです。昔、来た事がある・・・と。
思い出しました。白い花を配達に来た場所でした。ヨンウォンと初めて会った時です。
その時の、ヨンウォンの美しさを思い出しました。
誰もいないと思ったウンスが部屋を出て行った時、うたた寝していたヨンウォンが目を覚ましました。
ウンスの姿を、ウジンと見間違えました。
「ウジンssi。」
後ろ姿の人に声をかけたヨンウォン。
振り向いたのはウンス。全く似ていない人でした。
似ていないのは容貌だけじゃなく、その態度も。
ウンスは図々しく、無礼に振る舞いました。でも、まさか彼女が社長だとは思ってもみませんでした。懐かしい思い出の人だと思っていたのです。
ミン室長が“社長”と呼びかけたのを聞いて、愕然としたウンス。
まさにその女性が、彼が復讐すべき相手だと分かったからです。
その頃、ヨンウォンは、まだウジンの事から立ち直れていませんでした。
会社の社長としての仕事は殆どミン室長にまかせっきりでした。経営は父のテオが取り仕切ってますしね。
その夜、ヨンウォンは、ウンスが店に向かって小石を投げているのを見ました。
そして、自分の後を黙ってついてくるのも気がついていました。
「誰ですか?何故ついてくるの?」
と、振り向いて聞いたヨンウォン。
「イ・ウンスです。僕と会った事は?」
そう聞かれても、ヨンウォンには記憶がありません。
「5年前・・・。」
そう答えたウンス。
彼の人生を壊したのが、ヨンウォンだった事が余計に彼を傷つけたように見えます。一見、純粋で何の汚れも無いようなヨンウォンだということが余計にね。
後日、ウンスは、ベルラフェアの宝石ディーラーとして雇ってほしいと申し出ました。
その経歴の素晴らしさを知ったミン室長は、乗り気になるのですが、ヨンウォンは、気に入りません。
まぁねぇ、あの態度じゃ、一緒に仕事したくないと思いますわな。
それに、ヨンウォンはウジンの席に誰かを座らせるのが嫌だったのです。
ウジンの席は、居なくなった時のままにしてありました。
アン秘書がテオに報告しました。
セロが出所して姿を消した・・・と。
でも、テオは今のところ特に気に止めていません。
ウンスは街中で偶然祖母に会いました。
段ボールを集めて生活しているようです。
家の壁には、“人殺し!”の落書きがたくさん・・・。
それを、祖母は白いスプレーで一つ一つ消して行くんですね。慣れた手つきです。これまで数え切れないほどの落書きを消して来た、それがよく分かります。
その姿を見て、ウンスは泣きました。とても会いには行けません。
そんな苦労をしてる祖母を見たら、復讐心はいっそう燃えるでしょう。
テオは、ウンスを雇いたいとヨンウォンに言いました。
でも、ヨンウォンは拒否します。
ウジンの事を忘れていないとはっきり言いました。思い出を心の隅に抱えて生きて行きたい・・・と。
そんな娘を見て、テオは心が痛みました。
自分が殺したんだけど、初めて後悔したようです。ここまでヨンウォンが立ち直れないとは思ってもみなかったのでしょう。
こんな事になるなら、いっそのこと、目をつむってウジンと結婚させてやればよかった・・・と考えるのです。
テオの後妻ナンジュは、自分の息子ヨンジュンを後継者に・・・と考えています。
おくびにも出しませんが。
来る日のために、ヨンジュンに勉強させ、勝手に女性との交際をしないよう言い含めています。
夫テオの目に止まるよう、必死なんです。
特に、ヨンウォンがウジンの事で気力が萎えてしまっている今がチャンスだと捉えているのかも。
それでも、テオの口から出るのは、ヨンウォンの名前だけなんです。それが悔しいナンジュでした。
テオがウンスに連絡をして来ました。
前もってウンスについて調べていたようですが、実際に会って、会社に入れるかどうか考えようと言うことです。
ところが、ウンスは、相変わらずの無礼な態度。
経歴は輝かしいけれど、人間性はダメだとテオは思ったようです。スカウトの話は無かった事に・・・とテオが言いました。
そこで、ウンスは提案しました。
注目の“天使の涙”というダイヤが韓国に入って来ることになっていて、その展示権をめぐってギャラリーやデパート、宝石店がしのぎを削る事になる・・・とウンス。
その展示権を自分が獲得したら、信じてもらえますか?・・・とウンス。
その“天使の涙”を持って入国してきたのが、ガンジェ。
タイの韓国人事業家シン・ビルドから譲り受けたのです。
それを使ってベルラフェア相手に“仕事”をしようと考えているようです。
ところが、ガンジェが自分を待てと言ったにもかかわらず、ウンスは単独で既にテオと会ったりしてて・・・。
計画が狂うとガンジェはウンスに注意するのです。
でも、ウンスは従おうとしません。祖母のあんな姿を見たら、やっぱり時間をかけたくはないですよね。