太陽がいっぱい DVD BOXI | |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA メディアファクトリー |
レビュー一覧は、こちらから。
ウジンの死から未だ立ち直っていないヨンウォンを見ると、これ以上の苦痛を与えることはウンスには出来なかったようです。
ただ、父テオは悪人であり、ヨンウォンは人形のように利用されていることだけを伝えたのです。
ヨンウォンは父親には勝てない、だから内情を知りたければ金庫破りでもして調べろと言いました。
そんな勇気ないだろ?・・・とウンス。
「だったら、このまま目も耳も口もふさいで馬鹿みたいに生きろ。」
ジェインはウンス・・・いえセロを愛しています。でも、それは報われない想いだと自分でも重々分かっています。
同時に、5年前の事件の時、彼女は狙撃者を目撃していたにもかかわらず証言しなかった自分を悔いていました。証言していれば、事件は違った解決になっていたかもしれません。
セロの無実は証明されたかもしれません。
それを思うと、ジェインはヨンウォンの元に走ったウンスを止める事が出来なかったのです。
ガンジェは、そう言って泣くジェインを切なげに見つめていました。
彼もまたジェインに片想いをしているからです。
ウンスは、FLジェムストーン社との契約をテオに承諾してもらおうとしました。
でも、テオはイマイチ信用できないと言いました。ウンスの事も信用していない・・・と。
で、ウンスはナンジュがガンジェと接触したことを教えたのです。ヨンジュンにべルラフェアを継がせるつもりでいる事を。
ヨンウォンは、ウンスを止めようとしましたが、遅かったです。
怒ったテオは、席を立って出て行きました。
ウンスは追いかけました。そして、車に立ちふさがりました。
「お嬢さんに申し訳なくありませんか?」
大声を挙げたウンス。本当は、ウジンを殺した事、自分に罪をなすりつけた事・・・と言いたかったのですが、それは喉の奥に押し込めました。
何の事だといっそう気分を害したテオが車から降りて来ました。
「お嬢さんは野原に立つ案山子です。」
と、ウンスは言いました。
要するに、自分が如何に傷つけられても何一つ抗議出来ず抗う事も出来ないということです。
楽しく仕事が出来ていたら経営は良いんだ・・・とテオは常々ヨンウォンの事を言っていました。
でも、父親なら、そんな木偶の坊に娘がなるというのは、望んではいない筈・・・とウンス。
「お嬢さんを守ってください。」
そこまで言って、失礼しました・・・と、深々と頭を下げたのです。
ヨンウォンはウンスの言いたい事が分かったようです。庇いました。
ガンジェは、ヨンウォンに責任が無い事が分かった今、ウンスが揺らぐのではないかと一抹の不安に駆られていました。
ウンスは、それでもテオの娘だ・・・と言いますが。
ところで、この騒動は、しっかりとアン秘書からナンジュに報告されました。
流石にナンジュは怯みました。でも、テオがヨンジュンを留学させるというのを聞いて、気持ちが決まったようです。
腹をくくる・・・と。
テオはやはりセロの事が気になっていました。
だから、またセロから接触してくるよう手を打ちました。
祖母の家を無茶苦茶にしたんです。
ウンス、怒って思わず駆け付けようとしました。でも、ガンジェが止めました、罠だ・・・と。
こうなって、ウンスは決心しました。ヨンウォンも、ウジンが誰に殺されたのか、父親が何をしたのか知るべきだ・・・と。
ヨンウォンがセロ祖母の家を訪ねました。持って行った宝石を磨き直して届けに来たのです。
家が荒らされているのを呆然と見ていたら、祖母が帰って来ました。
で、祖母がアン秘書から渡された手紙を読んだのです。メガネを失くしたから、代わりに読んで・・・と祖母に言われたんです。
それで、父テオの指示だと分かったのです。
祖母を自分の工房に連れて行きまして、その夜は一緒に寝ました。
ヨンウォンは、刺々しい言葉を吐きますが、気持ちは徐々に近づいているように見えます、この二人。
結局、祖母はミン室長の家にしばらく住む事になったのかな?
会社で祖母の姿を見かけたウンスは、その成り行きにほっとしたようです。
ナンジュはテオが出張中に緊急理事会を開き、そこでヨンウォンの代表理事解任を提案し、息子ヨンジュンを新しく社長に据えようと動き始めました。
理事たちにも声をかけて、協力を求めるのですが、なかなか良い返事は聞けません。
で、ガンジェに声をかけてきたのです。
社長になった暁には、独占契約をする・・・と言ってね。
ところで、ウンスの素性がばれるのも時間の問題かも。
細工チームのハクスが、ウンスの出身校だという学校の当時の学生に問い合わせしたようですね。
でも誰ひとりとしてウンスを知らないと言ったようで。
もう一度調べてみた方が・・・とヨンウォンにいますが、ヨンウォンは、今はウンスを信じているため、それを一笑に付しました。
ガンジェがシン・ピルドから仕入れたブルーダイヤの競売が行われました。
実はそれをナンジュが競り落とす事になっていたのです。そうして、理事たちの信用を得ようと考えたみたいです。
そして、緊急理事会を開き、ヨンウォンを解任し、ヨンジュンを社長に据えようと計画していたのです。
だから、その日は、ヨンウォンを遠ざけておこうとしたんですが、ヨンウォンは競売会場に来ちゃった。
で、ナンジュやガンジェたち一行とばったり会っちゃったんですね。
ナンジュはもう隠してはおけません。
開き直って一部始終をヨンウォンに話しました。
ヨンウォン、社長の座を追われる事がショックなのではなく、今まで自分を家族として愛してくれていたと思っていたナンジュが、全てヨンジュンの為に我慢して演じていただけだと知った事の方がショックだったようです。
彼女の家族だと思っていた人たちは、皆、心はばらばらでつながってなどいなかった・・・と分かったのですから。
長い時間バス停のベンチに座り込んでいたヨンウォン。
思い立ったように父の会社の会長室に向かいました。
警備の者に止められましたが、上手く押し切って入ったのです。で、書類をあれこれ調べ始めました。
でも、そんなに簡単に何かの証拠が見つかる筈ありませんよね。
そう言う重要なモノは、隠し金庫に入れられてますもん。ウジンの書類も・・・です。
警備から連絡を受けたアン秘書が駆け付けて来ました。
力ずくでヨンウォンをテオのところに連れて行こうとしましたが、そこにウンスが割って入ったのです。
そして、ヨンウォンを連れて行きました。
海に行きました。
一晩を過ごし、翌日もそのまま海辺で過ごした二人。
ヨンウォンは知っていたのです。その日、自分が解任されることを。
一人でここに来ようと思ってたけど、それは寂しいから、一緒に来てくれてありがたかった・・・とヨンウォン。
そして、そのまま行こうとしたんですが、ウンスがその手を取って止めました。
ウンスは、呆れたような表情でしたね。こんな目に遭っても、まだ我慢するのかと言いたげでした。
何を言うつもり?