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太陽がいっぱい DVD BOXI |
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刑事さんやぁ・・・。あれはいったい何のために来たのさ。
現れた理由が分かりません。ヨンウォンに、ウンスについて聞こうと思ったような口ぶりでしたが、ヨンウォンが
「あとで・・・。」
なんて言ったら、あっさりと引き上げましたよ。
傍にいて、kissしてるのがまさかウンス本人だとは思わなかったのでしょうが、顔くらいは知ってて当たり前だと思うんですが?
何か、ゆるいよね、追及が。
ヨンウォンは家を出ました。
いくらナンジュとヨンジュンが引き留めても、無理でした。
そして、父テオを糾弾する事も止めるつもりはないときっぱり言いました。
無実の罪で5年も服役したセロが、自分の事を愛し守ろうとしてくれているのを思ったら、このまま父を許す事は出来ない・・・と。
チョン議員の告発で、世間は大騒ぎ。
シン会長も、火の粉が降り注ぎそうで激怒してます。
ガンジェもこれ以上の騒動は止めさせなくては・・・と、ウンスが原本をチョン議員に渡すのをどーしても阻止しようと動いたのです。
でも、そんな事、ウンスたちは充分予測してまして、ホンがチャピョを引きつけている間に、ウンス自らチョン議員に原本を渡したのです。
ところが、ホンがチャピョに捕まっちゃって。人質状態です。
ウンスは、ガンジェに会いに行きましたよ。
この時、ウンスは、初めてガンジェが父ドジュンの死に関係あると知るのです。
ガンジェはずっと内緒にしてきたものねぇ。
でも、考えてみると、全ての原因はセロ父にあったとしか思えません。
この時、ガンジェに事実を話すよう迫ったウンスに、ガンジェは初めて自分とドジュンの関係を話したのです。
ドジュンが山分けしようと言ってたダイヤを独り占めしようとした。それはセロに渡した筈だ。
だから自分は逃げるドジュンを追った。
そして、ドジュンは事故に遭った・・・。
そして、ウジンを拉致したのも、自分だった・・・と。
初めて知った事実に、ウンスは愕然としました。
これまでずっと自分を騙して来たのか・・・とね。
でもね、ガンジェは言ったのです。
「お前にとってのハン・テオは、俺にとってチョン・ドジュンだ。」
ガンジェは15歳の時、ドジュンの所為で捕まり、拘置所に入れられた過去があったのです。
他人からだまし取って我が子に与える、これはハン・テオと同じだ・・・とね。
ウンスは、あまりにもショックで、ガンジェを責める気持ちは失せてしまいました。
ガンジェが出して来た銃を持って去って行きました。
ところが、歩いている時、急に倒れてしまったのです。
ヨンウォンと事故に遭った時、充分な治療をしないまま勝手に病院を抜け出していたウンス。
頭に出血が見られるようです。
早く治療しなければと医師は言うのですが、又もウンスの姿が消えてしまいました。
ヨンウォンが知らせを受けて駆け付けた時、既にウンスの姿はありませんでした。
電話しても、出てくれません。
ウンスは、ホンたちに別れを告げました。
あと一歩で、テオを逮捕に追い込めるとホンは信じられない表情でした。
ずっと一緒に・・・と言うホンを、無理やり突き放したウンス。そのまま行方が分からなくなったのです。
ガンジェは銃が消えた事を知ると、ウンスが死ぬ気では?・・・とすぐに察したようです。
で、ホンに聞いてみると、出て行ったと言うじゃありませんか。
危ない・・・と不安になったガンジェは、捜せとホンに言いました。
ウンスは、テオの前に現れました。
銃を突きつけ、謝れと言いました。
俺の人生だけじゃなく、娘の人生まで壊した、後ろめたくないか?・・・と。
テオは、ヨンウォンを本当に愛しています。これだけは本当ですね。
ヨンウォンの幸せを願っているのも真実でしょう。ただ、テオが思う幸せとヨンウォンが思う幸せとが違って来ていたのです。
それに気づかず、間違った判断を下してきた結果が今なのでしょう。
「謝っても何が変わる。今更、私が歩んで来た道を悔やむには遠くまで来すぎた。それを否定するなら、死んだ方がマシだ。」
「俺が謝罪を求めるのは、あなたの娘ヨンウォンに少しでも息をついて生きてほしいからだ。娘だけは俺みたいな目に合わせるな。」
そう言って、ウンスは去って行ったのです。
テオは、がっくりと座り込んでしまいました。
おそらくテオ自身も、どこから間違っていたのか、何が間違っていたからこうなってしまったのか、分からないんでしょう。
ウンスは、ヨンウォンと自分は同じような立場にあると感じていました。
父親が他の誰かを傷つけ、利益を得ていて、子供である自分たちは知らなかったとはいえ、その恩恵を受けていたわけですから。
だから、惹かれあったのか?・・・と。
ホンは、ヨンウォンに連絡して来ました。ヨンウォンなら、心当たりの場所を知っているかもしれないと思ったのでしょう。
その時、ヨンウォンは、ウンスの行方を探しながら、セロ祖母の家を片付けていました。
また住めるように、掃除をし、家財も整えていました。
そこに、ホンから連絡が入ったのです。
二人で過ごした別荘だ・・・と思ったヨンウォン。
でも、別荘にはいませんでした。
次に思ったのは、二人が最初で最後、恋人同士のように遊んだ場所・・・だよね?
ウンスは、立っていました。こめかみに銃を突きつけて。
物語の最初のシーンです。
雪原の真ん中、真っ白い雪の中に、ウンスの姿が一つ黒い点となって見えました。
そこに、ヨンウォンが必死に駆けて行ったのです。転びながらも、又立ち上がり、よろけながら必死で走りました。
「チョン・セロセロや
」
驚いてウンスが振り返りました。ヨンウォンが駆けてくるのを信じられない表情で見つめていました。
あなたはチョン・セロよね?ウジンさんを殺して無い、そうよね?怒って私の前に現れた、そうよね?
次々に問うヨンウォン。
うん、うん・・・と涙をこぼしながら頷くウンス。
「なのに、あなたは自分が殺したと言った。」
「すまない、すまない・・・。」
ヨンウォンは優しくウンスの涙を拭きながら、今度は謝りました。
「ごめんね、本当に。」
そして、最後に聞きました。
「あなたは私を愛してる、そうよね?」
ウンスはずっと謝り続けていました。
ところで・・・。ラストシーンで、ウンスの左手に血がついてるように見えたんですが、あれはどーして
見落としたかしら・・・