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キルミー、ヒールミー OST (MBC TVドラマ)(韓国盤) |
クリエーター情報なし | |
Vitamin Entertainment, Korea |
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シン・セギの姿を見ると、何故だか切なくて涙が出そうになる私。
その理由が分かりました。セギは、ドヒョンの苦しみを一身に背負って存在しているからです。
子供じみた性格も、乱暴なところも、ドヒョンへの憎しみも、全て悲しくてね。絶妙にマッチするBGMが流れたらもう涙腺じわじわ決壊し始めてしまいます。
「行こう。」
と、セギが手を出したら、リジンはどこへ?・・・と問いました。
「どこかへ。逃げよう、恐ろしい記憶から。」
と、セギ。
「いいわ、行きましょう。どこへでも。」
そう言って、リジンはセギの手を取りました。嬉しそうなセギです。
“セギはチャ君の最もつらい傷のかけら。その傷は私と関係がある”そう思うリジン。
チャ君の傷と向かい合うつもりだと。それは、自分の傷と向かい合うのと同じ事だから・・・と。
セギの話で、ドヒョンが自分の名前の事を思い出したと知ったリジン。どうして自分が“チャ・ドヒョン”になった理由にショックを受けて、ログアウトし、自分が出現した・・・とセギは言いました。
リジンは、その理由を聞きました。
ジュニョンは、別人格になった状態で灯油に火を放ち、火事を起こしました。
ジュンピョは、慌てて地下室から飛び出してきて、ジュニョンがした事だとすぐに気がついいたのです。で、気を失って倒れたジュニョンを、抱きかかえて救急隊に託しました。
ジュニョンは、朦朧としながらも、ドヒョンを助けてくれと父に頼みました。
ドヒョンを助けてくれと泣き叫ぶジュニョン。ジュンピョも、流石に見捨てては行けず、地下室に戻ったのです。
でもその時既にドヒョンはリオン母によって助け出されていました。
ジュンピョは、そこで倒れてしまったのでした。
救急隊に処置をされている時、名前を聞かれたジュニョンは、ぼんやりと答えました。
「僕の名前はチャ・ドヒョン・・・。」
それ以来、ジュニョンはドヒョンとして生きて来たのです。辛い記憶は全て忘れていました。
ドヒョンは死んだとジュニョンは思っていました。その絶望と罪悪感から別人格を作り上げてしまったのです。
ナナという7歳の交代人格を・・・。それは7歳のチャ・ドヒョン=リジンでした。
「私のために放火したの?」
と、リジンはセギに聞きました。
「私のためにチャ君が解離性同一性障害・・・多重人格に?」
その時、留学時代の友人アレックスから電話が入りました。
ギジュンから大金を示されてドヒョンの事を聞かれたと言いました。要するに、秘密をちらつかせてまた大金を奪おうって魂胆です。ギジュンとドヒョンと両方から・・・最低でもどちらか一方から大金を得ようと考えていたのです。
リジンは、セギの代わりに会いに行きました。
ところが、アレックスは、ギジュンから大金を、そして、リジンを自分のモノに・・・なんて、飛んでも無い事を考えましてね。
リジンに襲いかかったのですが。リジン、大いに暴れて、アレックスの鼻に指を突っ込み応戦。
外でイライラしながら待ってたセギは、リジンの悲鳴を聞いて飛び込んで行きました。
もうちょっとでアレックスを殺しそうにーっ
リジンが叫びました。
「止めてチャ・ドヒョン出てきて
」
ドヒョンが現れました。
アレックス、これで懲りて手を引いたかと思ったんだけど、ギジュン宛てに何やら鍵を送りましたよ
あれって、ドヒョンの病気の証拠とかが入ってるロッカーとかの鍵なんでしょうね。
「すみません。名前を奪って。」
と、ドヒョンは言いました。
「私に罪悪感を抱かないでほしい。記憶をたどると、辛い記憶だけじゃなくいい記憶もありました。いい記憶の中には、火事から私を救ったママがいた。そして、毎晩10時に会いに来てくれた幼いチャ君がいました。頼れる人も無く、孤独だった私に暗くて冷たい地下室に捨てられた私に、あなたは毎晩会いに来てくれた。唯一の救いで希望だった。耐えられたのはあなたのおかげよ。あなたを待つ事が支えだった。私の心が壊れなかったのは間違いなくあなたのお陰だわ。」
リジンの目から涙があふれました。
「ごめんなさい。私の所為で心がばらばらになって。毎日別人格たちに振り回されて“ドヒョン”の名前を守るために必死だったでしょ。だからご褒美をあげます。“チャ・ドヒョン”と言う名前を。」
その目つきとその顔をした人の名前には“チャ・ドヒョン”が似合う・・・とリジン。
涙無しにこのシーンは見る事が出来ません。
でもね、ここからが爆笑の連続になるのです。
フェリー・パクとヨソプ、そしてヨナのオールスターキャスト登場なんです。
リジンを実家まで送って行った後、ドヒョンは突然フェリー・パクに変身。訛りの強いフェリーの登場にまず吹き出しましたよ
リジン父に、一緒にお酒をと誘われたものの、又突然意識を失って、気づいたら、今度はヨソプに変身してた
ヨソプは、もうリジンと会える時間は少ないかもしれないと、お別れの挨拶をしておくと頬にkissするんです。
それを、リオンが目撃して突き飛ばしちゃったら、今度はヨナが出現
こーなったら、リオンが危険
やっぱね、私ヨナが好きです。何度見ても笑ってしまいます。
ヨナ登場のシーンは、ずーっと笑ってる私です。
とにかく、チソンssiの成り切り具合がお見事
どこでヨナを寝かせるか、じゃんけんで決めたら、負けたリジンの部屋で寝かせることに決定。
隙あらばリオンの部屋に忍ぼうとするヨナ。
予防のために、ヨナの手頸と自分の手頸を紐でつないで寝る事にしたリジンでした。
ところが、寝てる間に、ヨナはドヒョンに戻っちゃってて。
一瞬自分のおかれた状況が理解できず、戸惑うドヒョン。そのうち、リジンも目が覚めましてね。
「チャ・ドヒョンです。」
という声を、リジンは本当に心地よく聞きました。
自分と一緒だとリジンが苦しみ、自分はそれ以上に苦しむと思ったから別れた・・・とドヒョン。
「でも、離れる方が苦しいと分かりました。だから、行くな。傍に居て欲しい。」
いい雰囲気になった二人。
ところが、次の瞬間、パチッと電気が点いたリオンがやって来たのです。
二人で何をしてた?・・・と怪しむリオン。
ドヒョンはヨナのフリをしようとしたけど、声が低い・・・
あくまでも、ヨナのフリをして帰ったドヒョンですが、リオンはちゃんと見ぬいてました
この時のチソンssiの演技がまた素晴らしい ヨナに成りきろうとするドヒョン・・・という姿が、本当にリアルで面白くてね
ドヒョンはソ会長の意向を受け、株主総会の準備委員長に就任。
だからと言って、ソ会長の思うままにやろうと言うのではなく、自分のやり方でやるとソ会長にきっぱりと言いました。
一瞬ムッとしたようなソ会長ですが、ちょっと見直したのかな?そんな表情に見えましたが。
ギジュンは、リジンがホンモノの“チャ・ドヒョン”だと言う事を父ヨンピョから聞かされました。
アレックスから届いた鍵と共に、どう使うか、考えています。
まだ波乱がありそうです。
リジンがドヒョンの秘書兼秘密の主治医に戻りました。
二人の間は、すっかりです。
いやぁ~っチソンssiが美しい