まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『君を憶えてる』完観

2016-01-13 22:05:45 | 韓国ドラマのエトセトラ

               

君を憶えてる 韓国ドラマOST (KBS) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Universal Music (South Korea)

レビュー一覧は、こちらから。

 

ミンが送って来たカード、それらは、母が殺された日の光景でした。

父ジュンミンに逮捕された者が復讐にやって来て、玄関に出た母を殺したのです。

「逃げて

と言う母の声に、弟ミンを庇って隠れたヒョン。その時、父のかばんに銃があるのを思い出したのです。

ミンを守るため、ヒョンは引き金を引いたんです。

犯人は死んでしまったのかな?

ヒョンも、引き金を引いた瞬間、後ろに倒れ、そのまま意識を失ってしまったようで、気がついた時には、その時の記憶を失くしていたのです。

 

幼い時に見た衝撃的な光景の所為でサイコパスになる場合があると言います。

血だらけで倒れている母と知らない男。そして倒れて意識の無い兄。そんな衝撃的な光景、幼児には刺激が強過ぎます。

 

「僕の所為だ。全部僕の所為だった。」

気がついたヒョンは、そうつぶやきました。

ジアンは、意味が分かりませんでしたが、ヒョンを優しく抱きしめて言いました。

「あなたの所為じゃない。」

 

以前、ミンにカードの意味を聞いた時、本当に覚えていないんだ・・・とミンは言いました。

そして、思い出さない方がいい・・・とも。

「それに、一つ言っておく。僕は元々こういう風に生まれたようだ。いや、こういう風に生まれたんだ。」

その言葉の意味が、今、ようやくヒョンは分かりました。

ミンは、言いたかったのです。その時の光景を見たから自分はこうなったのではなく、生まれながらこう言う人間なんだ・・・と。だから、兄の所為じゃない・・・と。

ヒョンは、ミンの深い愛情を改めて感じ、泣けました。

 

ミンも、ヒョンの記憶が戻った事を知りました。

自分がカードを送った所為だ・・・と責任を感じていました。

 

ところで、チェ刑事は、自分が企画官を殺した事は認めましたが、イ・ジュニョンについては一切口をつぐんだままでした。

チームの面々は、チェ刑事の事を何も分かって無かったと責任を感じていました。

チェ刑事が、こんな状況でもジュニョンを庇うのは、それほど大人の虐待がひどかったと言う事を表しています。そう思うと、余計に胸が痛むメンバーでした。

 

ジアンは、ミンをそっと抱きしめて話しました。

「人が人を傷つけることはどんな理由があれ間違ってる。間違ってた事に気づいて反省しないといけないわ。自分がした事に責任を持つの。」

何が間違ったのか、なぜ罪を償うか分からないなら、お兄さんの為にそうするんだと考えて・・・と。

そして、ミンが逃げたら、ヒョンもミンを庇うために一緒に逃げてしまうだろう・・・と。

「そんな事になったら、あなたもあなたのお兄さんも幸せにはなれない。」

ジアンの言葉は、ミンの心に響きました。

 

それでも、ミンは完全に納得できたわけではありませんでした。

「過去の事は過去の事です。証拠も無いし、悪者を懲らしめただけだ。なぜそれを葬ってはいけないと?」

ジアンは言いました、見逃すことはできない・・・と。

ヒョンは、そんなジアンたちと、ミンとの間に挟まれて、苦しむ事になるわけです。

 

ジアンが、イ法医官を訪ねました。面と向かって“イ・ジュニョン”と対決しに来たのです。

携帯の録音機能をオンにして、証言を引き出そうとしました。

上手く行きそうだったけど、やっぱりイ法医官はそんな企み、お見通しでした。

争った結果、携帯はオフにされ、録音は削除。そして、ジアンは首を絞められたのです。

でも、カンチーム長が偶然やって来たお陰で、助かりました。

で、逮捕するのかと思ったんだけど、何故か、そのまま二人は帰っちゃうんですよ。逮捕しても、言い逃れされてしまう状況だと思ったから?

ここんところが、ちょいと疑問に感じましたね、あたしゃ。

 

イ法医官は、ヒョンに、一緒に行こうと言いました。ミンと3人で。

本当は自分を捕まえたいんだろうけど、捕まえたら、ミンも捕まる事になる。だから、捕まえないんだ・・・と言いました。

返事は分かっていました、イ法医官にも。

でも、一度は誘っておきたかった・・・とか。

「自分はいくら脅しても刺激してもいい。だけど、ミンはダメだ。ミンを惑わせるな。手を出すな。」

そう言って、ヒョンはイ法医官のシャツの首元を掴みました。

これを、ミンが聞いていました。

 

「もしついて行けば、また兄さんと別れてオジサンの所有物に戻る。兄さんの元に残ってもハッピーエンドにはならないし・・・。」

と、ミンはイ法医官に言いました。

 

「明日は何を?」

と、ミンがヒョンに聞きました。

特に何も無い・・・とヒョン。

だったら、今まで出来なかった事全部やろう・・・とミン。

これって・・・、恋人が別れる決心をした時、最後に楽しい事思い出になる事を全部する、あれと似てる・・・と思ったら。

やっぱりそーみたい。

 

散歩しながら、ふと見ると恋人同士がツーショット写真を撮ってる・・・。それを見て、

「撮る?」

なんて、照れながら言う二人。真面目腐った表情で撮っちゃった後、笑わなきゃ・・・と不自然な笑顔を見せる二人。

それがおかしいと、笑って、やっと自然な笑顔で写真が撮れました。

この時の二人の演技が素晴らしい

感情を上手に表せない兄弟が、ぎこちなく歩き、ぎこちなく写真を撮る。遠慮したような澄まし顔が不自然で、作り笑いがおかしくて、苦笑してしまい、自然な笑顔が出る。

そんなリアルな兄と弟の表情が本当によく表現されていると思って見ました。だから、切なくてね。

 

イ法医官が、刺されました。

イ・ジュニョンチルドレンの一人が犯人です。

やはり彼は親を殺された事を、恨みに思っていたのです。いくら酷い親でも、やはり死んでほしくは無かったわけです。

イ法医官、自分の考えが全ての人に理解されるわけじゃないと少なからずショックを受けたようです。

 

そんな時にミンがやって来たのです。

ミンもまた、決着をつけようとしていました。

ヒョンに、もう決して人殺しはしないと約束したミン。でも、その約束を守れそうにない・・・と思っていました。

ミンは、決して自分たち・・・イ・ジュニョンと自分の考えが間違っていたとは今もなお思ってはいないのです。彼が思うのは、ただただ兄ヒョンのこと。

このままでは、ヒョンが苦しむだけだと考えたのです。だから、イ法医官と一緒に消えよう・・・と。

つまり、イ法医官を殺し、その死体と共に、消えてしまおうと言う事ですね。最後の死体無き殺人をしようと思ったのでしょう。

 

でもね、やられたのはミン。

ヒョンが駆け付けた時、既にミンは虫の息でした。

 

“20年もの間、僕は兄さんを憎み、兄さんを思い、兄さんを待ちわび、兄さんを見守った。僕の20年はそれがすべてだ。兄さんが全てだった”

ミンの思いが、辛くてねぇ。泣けましたよ

 

ヒョンはイ法医官に掴みかかりました。

首を締めあげ、あとちょっとで殺してしまうかも・・・と言う時、彼の後頭部を、例の女性が殴ったーっ

 

ヒョンが気がついた時、イ法医官の姿も、ミンもありませんでした。

 

チェ刑事は、イ・ジュニョンについて供述を始めました。

チームのメンバーは、彼が逮捕拘留されても、変わらず面会に来続けていました。

仲間がいるとチェ刑事にも彼らの心が沁みたのです。決してチェ刑事を傷つけたりしないし、誰かを傷つけるよう仕向けたりもしない。ただただ温かく傍に居てくれる人が出来た・・・。そう感じる事が出来たのです。

だから、もうイ・ジュニョンの支えは必要なくなったのでしょう。

 

ヒョンに、イ法医官が会いに来ました。きちんと別れの挨拶をしようと思って・・・と。

「なぜ最初から僕にここまで執着を?」

と、ヒョンが聞きました。

「誰もが僕を軽蔑し恐れたのに、生まれて初めて理解された気がしたから。」

と、イ法医官。

幼いヒョンが、彼の事を“他の人とは違う人”と言ってくれたんだそうです。彼が一番聞きたかった一言だったのかもしれません。

「君は僕がなりたいと願った子供だった。ミンは僕とよく似た分身のような子供だ。」

そんな言葉を聞いても、ヒョンの心は動きませんでした。

今ここで彼を殺さない理由、それはただ一つ、ミンを返してほしいからだとヒョンは言いました。遺体でもいいから・・・と。

 

そのままイ法医官は消えました。

そして、ヒョンも、3回ジアンに会いに来て、そのまま消えてしまったのです。

 

1年が過ぎました。

チームには新しい新人刑事が入り、カンチーム長とソン刑事、そしてナ社長は友情を築き、ジアンは、ヒョンを待っていました。

イ・ジュニョンに父親を殺された事で出会った二人。

そんな事が無くても、二人は偶然出会っていたに違いないとジアンは思っていました。そしたら、ミンと3人で楽しく暮らしていたかもしれない・・・と。

 

そんなある日。

事件現場にチームのメンバーが出向くと、そこには生意気な態度のヒョンの姿。

出会った時と同じような登場の仕方です。

まー後ろ姿がカッコ良い、ソ・イングクくん

 

ハッピーエンドです。

 

そして、ミンは生きていました。

別の人生を選択するよう、イ・ジュニョクから資料も届きましたが、彼はそれを選択しませんでした。

晴れ晴れとした表情で、一人歩いて行きました。それがどーいう事なのか、そこまでは描かれていませんでしたね。

 

何とも不思議な雰囲気の漂う作品でした。

結構殺伐とした題材だし、考えさせられる設定でしたね。

無表情なパク・ポゴムくんの演技が私には一番心に残りました。無表情なんだけど、ほんの少し口元がゆがんだり、口角が上がって微笑みを見せたり。感情表現の上手さを感じました。

ソ・イングクくんは、安定した演技を見せてくれますね。

これまでは、結構悪ガキだったり、感情が優先するような役柄が多かったように思いますが、この作品では、その正反対の大人な役。これまたイケると思いましたよ。

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『君を憶えてる』15話まで

2016-01-13 20:22:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
君を憶えてる 韓国ドラマOST (KBS) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Universal Music (South Korea)

レビュー一覧は、こちらから。

 

僕が韓国に帰って来た理由、それはあなたに会うためだった。この瞬間を迎えるためだったんだ・・・と、ヒョンは感じました。

イ法医官は、正体がばれて、ヒョンが覚えていてくれたことが嬉しかったようです。

 

一方、ミンと鉢合わせした形になってしまったジアン。

イ法医官に用事があったんだけど、留守みたい・・・と言い訳しながら帰ろうとしました。

それを、ミンは邪魔しようとします。帰って来るまで待てばいいのに・・・と。

その表情が怖くてね。うっすら笑顔を浮かべて、言葉も穏やかで優しいんだけど、それがいっそう怖さを掻き立てる状況です。

ジアンも恐怖を感じていたようです。

盗った写真を返してくれと言うミンに、ジアンは怯まず言いました。

「私こそお願いします。お兄さんのために私たちに手を貸して。イ・ジュニョンを捕まえないと。あなたも自由になるべきよ。」

その言葉が響いたのか、結局、イ法医官に見つからないように、裏口から出してくれました。

 

「なぜ父を殺し、何故ミンを連れ去り、あなたのようにしたのか。僕たちに何を望んでいるのか!」

と、ヒョン。

恨んでるんだな・・・とイ法医官は意外そうに言いました。ここんところがやはり常人とは違う感じ方なんです。

「言った筈です。頼んでない事をされても感謝は出来ないと。」

その言葉で、ミンやあの女性が言った言葉を思い出したイ法医官。つまり、自分の考えで相手を思いやっても、問題が起るだけだということです。

愕然とした表情をしてるのを見て、ヒョンは、気づきました。

“イ・ジュニョンはヒョンを救うために父を殺し、ミンを連れ去った”と。よかれと思ってした事なんですね。

ヒョンでさえ、自分を理解してはくれない・・・と思ったイ法医官。

そのまま帰りました。ヒョンが誰かの為に時間稼ぎしてるのを、ちゃんと察しってましたね。

 

ジアンの事が本当に心配だったヒョン。

無事な姿を見てほっとしました。

で、こんな危険な事を、今後しないでくれと念を押しました。

ジアンは、ミンに見つかったことを打ち明けました。ヒョン、不安になりました。ミンがまた・・・と想像しないわけにはいきませんものね。相手がジアンと言う事も、可能性はゼロじゃありません。

 

ミンは、帰って来たイ法医官に写真の事を報告しました。

よりによってあの子の写真を・・・とイ法医官。実は、ジアンが持ちだした写真の中に、チェ刑事のが含まれていたんです。

「兄さんは僕を捨ててなかった。何故だました?」

と、ミン。

「20年前は、お前がヒョンの邪魔になると思った。連れ去る気はなかったんだ。車に乗ってたお前を見て、必然だと思った。」

と、イ法医官は答えました。

「ところで、お前たちの再会ははたしていいことか?」

と、重ねて言いました。またミンを混乱させようと言う魂胆?

ヒョンの表情を見てみろと言いました。ミンと会って幸せなのかを・・・と。

ミンにとって、やはり彼の言葉は無視できない重さなんでしょう。ムッとした表情になりました。

「お前たち二人の未来はハッピーエンドだろうか?」

そう言われた時、ミンは答えました。

「どうだろう。でもこれは確かだ。オジサンと僕の間にハッピーエンドはない。やっぱり、最後はオジサンだ。」

それは、自分の最後の殺人が・・・ってこと

とにかく、ミンの頭の中に、ヒョンが自分と会って幸せに感じているのだろうかと言う疑念が植え付けられてしまったのです。

 

相変わらずヒョンはミンにまとわりついてます。

あれこれと世話を焼き、仕事にも送って行ってます。

口では煩わしそうに言うミンですが、本当は嬉しいのです。ほんのりと笑顔を浮かべてます。ヒョンに見えないところで。

 

カンチーム長は、悩んだ挙句、ジアンに父である次長がした事を打ち明けました。

ジアンの父を、イ・ジュニョンと共犯関係にあるのでは・・・・と世論や捜査方向を向けさせた事です。

ジアン、こんなに上層部が関わっていたのかと、ショックを受けました。勿論、カンチーム長が正直に話してくれたと言っても、次長を許す気にはなれません。

でも、生真面目で正直者のチーム長が、自分の進退をどうすべきかとまで悩んでいるのを知ると、協力してくれと話を持ちかけました。

イ・ジュニョン逮捕の協力です。

で、イ法医官がイ・ジュニョンだということを打ち明けたのです。

 

ヒョンの元に、アメリカから例のカード、ミンが送り続けて来たカードが届きました。

全く気づいていなかったヒョン。今更ですが、秘書に捜してもらっているのです。

意味をミンに問いましたが、思い出さない方がいい・・としか答えません。

「これからは人を殺さないよ。」

と、突然ミンが言いました。

「そうすれば、ハッピーエンドになるかな。」

ヒョンはそうだとは言えませんでした。

「やっぱり無理なのかな。」

ため息と一緒に言葉にするミン。

「努力しよう。」

そう言って、ヒョンはミンに笑顔を見せました。

悲しいシーンです。ハッピーエンドは到底望めそうにないですよね。でも、どんな結末でも、それがその時の精一杯の努力の結果なら、ハッピーエンドと思えるのではないでしょうか。

 

イ法医官は、自分が“救った”子供たちは、自分の事を感謝してると、虐待する親を殺してくれて感謝していると思っていました。

でも、ジアンは考えました。

果たして、皆同じ思いだろうか・・・と。

家族を奪われたと恨みを抱いてる子も絶対いる筈だ・・・と。

 

ナ社長が、施設育ちの警察関係者についての調査結果が出たと連絡して来ました。

生憎、すぐに帰れそうになりヒョンは、その資料をソン刑事に預けておいてくれと言いました。

で、警察に行ったナ社長なんですが、チームでチェ刑事と会った時、顔色に出ちゃったんですよ、彼の事を調べたから。

それを、敏感に感じ取ったチェ刑事は、ヒョンの机の上に無造作に置かれたその書類を持ち出してチェックしちゃった。

そしたら、中に入っていたのは、自分の資料。

ばれた・・・と感じました。

おまけに、動揺した所為か、子供の写真を落としちゃって、トイレの個室のドアの下から出てしまったのを、ミン刑事に見られてしまうんです。

その写真、ミン刑事には見覚えがありました。

つい最近、ジアンがイ・ジュニョン関連のモノだと貼り出した写真の一枚だったからです。

 

ミン刑事、こっそりと写真を戻し、誰が出てくるか見張りました。

で、チェ刑事だとしっかりと確認。

疑念が湧いてきました。企画官から、外部関係者の身元確認をするからという指示を受けた事をチェ刑事にも話したのを思い出しました。

イ・ジュニョンの指紋の事で企画官が殺されたのなら、チェ刑事も疑わしい・・・と。

 

ヒョンも、資料を確認して、チェ刑事に疑いを持ちました。いえ、確信でしたね。

で、チェ刑事の居所を聞いたのですが、その時、既にミン刑事がチェ刑事を問い詰めてるところだったんです。

しらをきるチェ刑事に、銃を突きつけ、白状させようとするミン刑事。

でも、撃つなんてことは出来ないから、格闘になっちゃうんです。

そこに、チーム員たちが駆け付けた

で、無事取り押さえる事ができたんですが。その時落ちた銃が、ヒョンの足元に転がって来て。

拾い上げたヒョンは、失った記憶が、断片的に甦り始め、朦朧となり、意識を失って倒れてしまいました。

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『キルミー・ヒールミー』16話まで

2016-01-13 14:02:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド 情愛号 (COSMIC MOOK)
クリエーター情報なし
コスミック出版

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リジンとドヒョン、リュックを背負って旅に出ました。

どう見ても20代のカップル。やってる事は10代みたいな二人です。実年齢を考えると、驚異的な若さです。

可愛いです、ほんとに

ドヒョンは初めての旅行だったみたい。30分刻みのスケジュールを考えてきたり、リジンの事を知るためにといろんな質問事項を考えたりしてます。

 

ヨンピョがソヨンの子を探している事を知ったソ会長。

また、株主総会に備えて何やら画策してるとも報告を受けました。元々会長側だった役員たちが、ヨンピョに近づこうとしているということも。

これは、ドヒョンの解任が不利に働いたからだと・・・と秘書は言いました。呼びもどしては?・・・と。

この話を聞いたファランは、懲りずに今度はヨンピョと交渉を始めましたよ。

 

ところで、ドヒョンは、リオンにリジンが何故か地下室に監禁されていたことも話していました。

自分が過ちを犯したり、リジンと会ったことを父親が知ったら、自分では無く、リジンが暴力を受けていた・・・と。

リジンを守れなかった自分は絶望と苦痛、非力だった記憶を封印した。そして心をばらばらに分けた。封印した記憶にエラーが生じた。リジンが受けた虐待を自分が受けたと思いこんでしまった。リジンに代わってあげたかったから・・・。

「あなたは傍観者ではない。もう一人の被害者だ。」

と、リオンは言いました。

ドヒョンは、スンジングループの内部資料を全てリオンに渡すので、執筆を再開してほしいと言いました。

 

リジンとドヒョンは海に行きました。

「オ・リジンssi。」

と、ドヒョンが静かに呼びかけました。

リジンには分かっていました。ドヒョンの記憶が戻って、その中に自分がいる事を。思い出すと、悲しくなる記憶だということも。だから、自分と別れようとしていることも・・・。

「言いたいのは、別れの言葉?」

と、リジンが聞きました。

「今までありがとうございました。会長と母が病気の事を知ったんです。だから、隠す必要がなくなりました。僕一人でやる事があるので、あなたは必要ありません。今日で契約を打ち切ります。今までお世話になりました。」

努めて冷静に言うドヒョン。

「分かりました。」

リジンもあっさりと言いました。ドヒョンには背を向けたままです。涙が流れているのを見せたくはなかったのでしょう。

 

ドヒョンはゆっくりと背を向け、歩きだしました。

二人で歩いて来た道を、今度は一人で戻るドヒョン。

その姿をリオンが見つめていました。ちゃんと、ドヒョンと打ち合わせが出来ていたんですね。リジンを迎えに来てほしいと。

泣けましたよ~っ

 

二人は一生懸命立ち直ろうとしています。

 

リジンに呼び出しがありました。ソ会長からです。

これは、家政婦の口からアン室長に連絡されました。

アン室長、又もグッジョブです至るところに網を張っているのねぇ、アン室長。秘書として最高だわ

勿論、これはすぐにドヒョンにも連絡されました。

 

ソ会長は、秘密の主治医であるリジンの意見を聞きたかったようです。

ドヒョンを復帰させても良いかどうかの判断をしようとしているようですね。

でも、辞めたと聞き、それじゃぁ、利用価値なしね・・・ってな感じで帰らせようとしました。

その時、以前セギが壊したジュンピョの写真立てを家政婦が持って来ましてね。その写真をリジンが目に留めたのです。

 

その瞬間、リジンに発作が起りました。

記憶が次々に甦って来たのです。

そして、以前ドヒョンが言っていた“地下室にもう一人子供がいた”と言う言葉も。

もしかしたら、その子供というのは、私?・・・とリジン。

自分の夢に出て来た男の子、一緒にトランポリンをしたり、電車のおもちゃで遊んだ男の子、それはドヒョン?・・・。

 

そう考えた時、“何も思い出さないで”というドヒョンの言葉を思い出しました。

これだったから、ドヒョンは自分に過去を思い出すなと言ったのか・・・とすぐに察したリジン。

思わず崩れ落ちるようにその場に座り込んだリジン。

それをドヒョンが目撃。アン室長から連絡を受け、心配になって駆け付けて来たところでした。

 

ドヒョンが手を差し出しましたが、リジンは頭を抱えて怖がるばかり。

駆け付けた家政婦が、リジンを連れて行きました。

とうとうリジンも?・・・とドヒョンは察したかな。

すぐさま、ソ会長のところに怒鳴りこみました。リジンに何を言った・・・と。

株主総会の準備を任せるから、復帰して・・・とソ会長。その後は、スンジン建設で働きなさい・・・と。

断ります、やることがあるので・・・ときっぱりとドヒョンは言いました。

 

リジンはリオンを呼び出しました。

彼が何を、どこまで知っているのか、聞いたのです。

リオン、突然の事に、言葉が出ませんでした。それを見たリジンは、自分で調べる・・・と母の元に向かいました。

 

「気になったら聞くと言ったでしょ?実の親がどんな人か気になるの。教えて。」

直球でした。

リオン母は、大切に保管してあったリジンの実母ソヨンの写真等を渡しました。

そして、ソヨンから聞いた事を話して聞かせたのです。

裕福だった実家が破産して、お金持ちと結婚したんだけど、夫とは不仲だった。舅が優秀なソヨンを息子より贔屓にした所為だ。夫は父親とけんかして離婚届を置いて家を出て行った。それにサインして、舅に渡して社長職を退いた。愛している人がいるからアメリカに行く・・・。

再会した人は、不治の病に犯されてて、でも、愛し合った二人はリジンをもうけた。

「今日はここまで。少しずつ話すわ。」

と、リオン母。

 

直後、リジンは見つけたのです。

写真の入ったペンダントを。その写真の女性は、先日ドヒョンが言ってた“戸籍上の母”の顔でした。

その女性が自分を呼ぶ声も頭に浮かびました。

「ドヒョン。」

 

アン室長が、ミン・ソヨンの戸籍と入国記録を持って来ました。

入国する時、6歳の女の子と一緒だったのに、その後の記録が無い・・・と言いました。

戸籍を見た時、ドヒョンは不審に思いました。自分が父ジュンピョに連れられて実家に行ったのは、就学するのに、戸籍が必要だったからで、それは確かに冬だった・・・と。

でも、その戸籍ではその前の夏に入籍しているのです。

前もってチャ会長・・・ドヒョンの祖父が入籍していたのでは?とアン室長は言いました。

でも、実家に戻るまで、誰ひとりとして自分の存在を知らなかったので、それは不可能だとドヒョン。

 

ドヒョンは幻を見ました。夢かな?

その中で幼いリジンが大きなクマのぬいぐるみを抱いて言いました。

「私の名前は、チャ・ドヒョン。」

えーっ

二人のドヒョン

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『キルミー・ヒールミー』15話まで

2016-01-13 12:08:32 | 韓国ドラマのエトセトラ
キルミー、ヒールミー OST (MBC TVドラマ)(韓国盤)
クリエーター情報なし
Vitamin Entertainment, Korea

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昨夕、千葉に戻って来ました

暖冬一転、寒いじゃんっ

朝、四国でニュースを見て、関東が一気に寒くなったとは聞いていましたが。何何なの

こりゃぁ、炬燵に入って、撮り貯めたドラマ視聴に明け暮れるしかないかぁっ

で、まずはこの作品からです。

 

セギが現れようとするのを、必死に抑え込んだドヒョン。

その脳裏に、これまで自分の頭に浮かんだ記憶の断片、リジンの言葉等が浮かび、それらがすべてつながりました。

意味のある記憶となったのです。

 

そして、リジンもまた、失った記憶の断片が甦り始めたのです。

 

一方、リジンを拉致しろと命じたファランですが、誰かは分からないが、尾行者に監禁場所まで来られてしまったと報告を受け、動揺しました。

警察に通報される前に、撤収しろと指示を出したのです。

このおかげで、ドヒョンは致命傷を与えられずに済んだのです。

 

アン秘書とリオンが駆け付けた時、リジンが血だらけのドヒョンを抱き抱えて泣き叫んでいるところでした。

そのまま、ドヒョンは救急搬送され、大事には至らなかったのです。

 

リオンは怒りを露わにしました。

リジンが、ドヒョンが原因で、いえ、正確には、スンジングループの権力争いが原因で危険な目に遭わされたとも知らず、ドヒョンの事ばかり心配するもんでね。リオン自身が、如何に心配したかと言う事にも考えが及んでいませんでしたし。

 

ドヒョンはリジンがドヒョンの記憶を取り戻させるために、自分の記憶を探ろうとしているのを知りました。

リジンは、自分の記憶が戻り始めたのを、スコフィールド医師に報告したのです。その話を、ドヒョンは聞いてしまったのです。

でも、この時点では、まだそれらが自分の記憶なのか、ドヒョンの影響による混乱の所為なのかはリジン自身も判断できないでいます。

ただ、リジンは、ドヒョンの過去に自分との接点があるかもしれないと思う事が何だか嬉しかったのです。

でもね、ドヒョンはそれを止めました。

「あなたは過去の記憶が無くても幸せに生きてる。大勢の人に愛されているのに、過去の記憶は必要ない。」

「一緒に乗り越えるためです。」

と、リジンは言いました。

「僕の為なら、考え直して。このままでいい。」

悪い記憶だったら・・・とドヒョンが心配している所為だとリジンは思いました。

「心配しないで。一つ言えるのは、私はシン君の初恋の可能性が高い事です。シン君はチャ君だから、私はチャ君の初恋かもしれない。」

嬉しそうに話すリジンを見て、ドヒョンは泣きそうになって来ました。決してそんな楽しい記憶ではないと分かっているからです。

我慢しようとしたんだけど、無理で。だから、ドヒョンはリジンを抱きしめました。

泣き顔を見られないようにしたんでしょうね。愛しさが募って来たのでしょう。

リジンは、泣いているのに気付きました。自分の言葉の何かに感動したためだと勘違いしてますけど・・・。

リジンの髪を撫でながら涙をこぼすドヒョン。そんなドヒョンの背中を優しく撫でるリジン。泣けるシーンでした。

 

ところで、ギジュン父ヨンピョも、ミン・ソヨンの娘の行方を突き止めていました。

まだそれをどう使うかまでは決めていない様子です。

ギジュンとチェヨンの間は、ますますこじれてます。

「手に入れたい人を見つけたの。自分のものにしたい。」

とチェヨン。ドヒョンのことだと、ギジュンにはすぐに分かりました。

このまま破談になってしまうのかしら?チェヨンはそれを望んでますが・・・。

 

リジンが監禁されていた場所は、ファランの別荘でした。

ファランもお馬鹿ですよね、簡単に関係を掴まれるような事をするんですもん。

ドヒョンは、すぐに退院し、母に会いに行こうとしました。

そこにリオンが。

リオンもまた、この一件の裏にファランが居て、つまりはスンジン絡みの事件だと察したのです。

「関係してたら許さないと言ったよな

いきなりドヒョンの胸倉をつかみ、リオンは言いました。

以前、リオンがセギに言った“お前には資格が無い。スンジン側の人間だからな”と言う言葉が、ドヒョンの脳裏に浮かびました。

セギの人格での記憶がドヒョンと同期するようになってます。

「何故警告を無視した

リオンは叫びました。

 

リオンは、ドヒョンに自分がスンジングループについて調べ始めた経緯を話して聞かせました。

全て、リジンが自分の妹となった時から始まった事でした。両親の話を漏れ聞いて、スンジンの事を知ったリオンは、リジンを苦しめたくないから、リジンの失った記憶を調べて、伏せるか話すか決めるためだったのです。

ドヒョンと会って記憶が戻り始めたリジン。

このままドヒョンの傍に居たら、全ての記憶を取り戻す筈です。そうなったら、リジンの存在を恐れる誰かが又誘拐を企てる・・・。

「お願いします。妹を突き放してください。断ち切れるのはチャ・ドヒョンssiしかいません。だから、お願いします。」

頭を深々と下げたリオンです。

「では、僕の頼みも一つ聞いてください。」

リジンと別れるための時間を1日ほしいと言う事でした。

ドヒョンも、リオンの言う事が正しいと、それしか生きる道は無いと、そして、リジンを幸せにする方法は無いと思ったのです。

 

“リジンさんは、初めて殺伐として冷え切っていた僕の城に入って来てくれた人です。初めて僕に手を差し伸べてくれた人です。目を見るだけで僕に気づいてくれた。名前も聞いてくれた。心配しながら僕を待っていてくれました。世界一温かい雪だるまも作ってくれました。多くの言葉より、慰めになる一言をくれた人です。“HEAL ME!”と言う言葉ですね。

彼女を見つめるだけで幸せな気分になりました。なのに、僕は、一生かけても償いきれない傷を負わせました”

そうリオンに言ったドヒョン。

リジンから貰ってばかりだったから、一日だけ彼女を笑わせてあげたいし、彼女の為に使わせてほしい・・・とね。

 

リオン母が体調を崩しました。

どうやら、リジンの実母ソヨンの夢を見たようです。何か自分に訴えかけているように思えたようです。

リジンに真実を語る時が来たと感じたようですね。治療に来たリジンに、さらっと言いました。

「実の両親が誰か、気になる?知りたい?」

じっと母を見つめたリジンが言いました。後で、気になったら聞くわ・・・と。

 

ドヒョンは、ファランを呼び付けました。

何故だ?・・・とドヒョンに聞かれ、全てがばれていると感じたファランは、言いわけのように呟きました。

「昨日はどうかしてた。あなたに責め立てられて・・・つい、気が動転してたの。」

あなたに近づいた理由を知りたかった、何を企んでいるか知りたかっただけ・・・等々。必死です。

「彼女は過去を憶えていない。」

ドヒョンがそう言うと、ファランはほっとしたような表情を浮かべました。

 

欲を捨てて自分と一緒にアメリカに行こう・・・とドヒョンは言いました。

でも、ファランは引きません。

何を言っても無駄だと思ったドヒョンは、とうとう多重人格の事を打ち明けました。

「あなたたちが僕の心をばらばらにしたんだ。」

「見てくれ。自分の欲が招いた悲劇を。」

泣きながら訴えるドヒョン。なのに、ファランは、すぐに言ったのです。

「この病気を知ってる人は?病気の事は絶対に隠しなさい。」

この母の言葉は、ドヒョンの心をいっそう傷つけました。

「母さんの欲を断ち切る方法が見つかった。」

病気をスンジンや世間に公表する・・・とドヒョン。

 

21年前、ドヒョンとリジンの最初の出会いが分かりました。

6年間家出していたジュンピョが、息子が就学年齢になったのを機に、二人で家に戻って来たのです。

この時、リジンは実母ソヨンと共にスンジンの屋敷に住んでいました。

二人を見たジュンピョは驚きました。おまけに、リジンが自分の子だと母から告げられたのです。驚愕の表情でした。

 

リジンは、リオンに送られてドヒョンの元に戻りました。

家の前に、ドヒョンがいました。

まるでリジンの実家で飼ってる犬のリナと同じように、来るまで待つつもりだったと言うドヒョン。

「旅行に行きましょう。」

ドヒョンは笑顔を見せながらそう言いました。リジンに異論はありません。

 

ドヒョンはリオンにもう一つ言っていました。

「時間が経ってリジンさんが僕を忘れる頃、思い出しても何とも思わなくなる頃、もし過去の記憶に苦しんでたら伝えてください。“あなたが悪いとか愛される資格がなくて虐待されたわけじゃない。あなたには愛される資格があって愛されて当然なくらい輝いているとても愛らしい人だ。だから忘れて、愛されながら生きて”」

顔をくしゃくしゃにしながら泣くドヒョン。

リオンも泣きました。私もです

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