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この時点で、ミノは“チャ・ソノ”として報道されました。
やはり、ヨニがジョンウに連絡していたのですね、旅立つことを。
ジョンウの‘子供にとって大事なのは父親の記憶だ’という言葉が胸に響いたのです。
ミノの逮捕と同時に、次席検事も逮捕されていました。ソンギュ殺害事件に便宜を図ったことと、自殺だと隠ぺい工作をした疑いで・・・です。
だから、ミノが上手く取り計らってもらおうとしたんだけど、無理でした。
そして、次に声をかけたカン検事もまた、保身のために自分を守るだろうというミノの思惑が外れ、ジョンウに全てを告白したのです。
忘れていましたよ、あのハヨンの誕生日プレゼントのぬいぐるみ。
まだ大切に保管してあったんです。
ミノがジスを殺したと告白するカン検事との会話の録音資料とともに、ぬいぐるみを差し出したカン検事。
事件当夜、ジョンウが聞いた呼び鈴は自分が訪問した時のモノだと言いました。
その時の隠ぺい工作をしてしまったことから、自分はジョンウの邪魔をし続けることになってしまった・・・と言いました。
これをジョンウが利用するということは、カン検事は、検事を罷免され、罪に問われることになります。でも、自分の犯した罪の償いをする決心をしたのです。
流石に、ジョンウもショックを受けました。
ふとジョンウがぬいぐるみを握り締めたら、そこからジスの声が。
プレゼント用に録音してあったカン検事の声と共に、ジスの明るい声が聞こえて来たのです。
ジョンウは思いもよらないジスの声に、涙がこぼれ落ちました。
「ありがとう、ジュニョク。ジスの声を聞かせてくれて。」
このシーン、本当に上手いです、チソンssi。私も一緒に泣きましたよ
周囲に誰も自分を守る者がいないと気付いた後も、ミノは一切をしらばっくれました。
ジョンウに資料を見せられた顧問弁護士は、ジョンウがカン検事から提出されたミノの言わば自白の音声を聞いて、もうこれ以上無実だと訴えるのは無理だと感じたようです。
死刑を逃れるためには、自白し善処を請うしかないとミノに言いました。
が、ミノはそれを受け入れません。
で、採った方法が、心神喪失を装うということ。
実は、父チャ会長が亡くなった後、その幻影に悩まされるようになっていましてね。
刑務所の医務課長だったキム医師の診察を受けていたのです。その時、キム医師は、解離性同一性障害と言う診断を下していたのです。
心神喪失だと証明出来たら、減刑される筈だと弁護士は言いました。
その上で、症状が悪化したと見せかけ刑の執行停止を申請すれば、外部の病院に移れる・・・と。
自分が鑑定機関に働きかけるから、上手く丸めこめる・・・なんてね。
なーんて悪知恵が働くんざんしょ
ま、偉い人の中には、何かスキャンダルが起ったら、すぐに病院に入院しちゃう人もいますけどね。それと同じかも。
ミリャンは、ソ弁護士に再審の申請をしないと言いました。
その時、ソ弁護士は、彼の元妻を連れて来ていました。
二人は20年ぶりに会いました。
元妻は泣きながらミリャンに謝りました。
ミリャンは決して彼女の事を恨んでも無いし、恩着せがましい事を言うわけでもありませんでした。
ただ、気持ちは変わったようです。元妻に説得されたのでしょうか。
再審を受け、無罪を言い渡され、自由の身となりました。
ミノの精神鑑定が決まったと報告を受けたジョンウは、裁判長に食ってかかりました。
でもね、どうもこの裁判長にもミノ側から何らかの働きかけがあったようで。
数か所で鑑定を受けさせてほしいとジョンウが言っても、認めてはくれませんでした。
裁判の前に、ジョンウはミノに会いました。
提案された時は、嫌がっていたのに、今ではもうすっかり心神喪失状態の演技も真に迫っているミノ。
でもね、やはりジョンウには負けたくなかったのです。自分の作戦が勝つと目の前で見せて悔しがらせたかったのでしょう。
こっそりとジョンウに言いましたよ。
「この韓国で金と権力で成し得ないことがあるか?教えてください、パク・ジョンウ検事。」
バカにした言い方ですよね。
やっぱり嘘だったとジョンウは思いました。
裁判でジョンウは様々な証拠や証言を積み重ね、もう誰が見ても有罪としか思えない状況に追い込みました。
中に、カン検事もいました。
彼は、検事職をなげうってまでも証言をしたのです。
キム・ソクも同じです。
ところが、ミノは心神喪失の症状を芝居して見せたのです。かなりの名演技ですわ。
弁護士は、鑑定結果を示し、ミノは裁判を受ける事も無理だと主張。
再鑑定を主張したジョンウの言葉も、裁判長によって撥ねつけられました。
その時、ヨニが裁判所に入って来ました。
その姿を見て、ジョンウはヨニを証人としたのです。
流石にミノにも動揺が見られました。
ヨニは、目の前の人物がチャ・ミノだと証言。
何故黙っていたのかと問われ、哀れだったからと答えました。
チャ・ソノを殺し兄を装うチャ・ミノが気の毒だと?・・・とジョンウ。
「愛していたからです。」
今証言する気になった理由は?・・・と問われ、答えました。
「私には、息子が父親をどのように記憶するかが重要でした。ミノさんがソノさんとして審判を受ければ息子は父親を一生殺人犯として記憶します。ですが、息子の父親はここにいるミノさんです。ウンスにとってあなたは良い父親よ。」
ミノは涙を流して言いました。
「ソノが父親だ。俺が殺したソノが父親で俺は父親じゃない。」
・・・とうとう言っちゃった。
「もうやめましょう。あなたも辛かったでしょ。兄として生きるのは。一緒に罪を償いましょう。ウンスに話すわ。どれほど父親に愛されていたか。」
これですべては終わりました。
ジョンウはミノに死刑を求刑しました。その通りの判決が下ったようです。
刑務所で同房だった面々は、皆出所し、再会しました。
皆真っ当な人生を送って行けそうです。
ただ、ジョンウとハヨンがジスのいない人生を過ごす事に変わりはありません。
事件が収束して区切りがついても、被害者は救われないのだと改めて感じました。
チソンssiと、オム・ギジュンssiの演技対決はなかなか見応えがありました。
ハヨンを演じていた子役の女の子をはじめとして、周囲を固める俳優さんたちの演技も安定していて、落ち着いて見る事ができましたね。
お勧め作品ですね
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この2ヶ月間、俺は準備してきた・・・とジョンウ。
だから、もうミノに打つ手は無いということですね。
ソクがジョンウに捕まったと知ると、ミノはカン検事に連絡しました。すぐに手を打たなくては・・・です。
次長検事も、あたふたしました。
そんな二人をジョンウは冷たい目で見ました。
ソンギュの死は自殺じゃ無いと確信しているときっぱり。
ジョンウの行動に激怒すること自体が、怪しいと言われ、次長検事も言葉に詰まりました。
別荘でジェニファーの血痕が発見されました。
ソクが拭き遺したモノがあったのです。
ソクは、シン・チョルシクによって、山に首まで埋められていましたよ。ミノが見つけられる筈ありませんよね。
ジョンウは、ソクに言いました。
これまでミノに命じられて犯した殺人、そして殺人未遂を考えると、必ず死刑判決が出ると。しかし、ミノは無罪だ・・・と。
つまり、ソクとミノのつながりを示す証拠が見つからない今、ミノは無罪に終わってしまうとね。
黙っていれば、お前はミノの犠牲になるだけだ・・・というジョンウの言葉、ソクに響いたようです。
ミノが検察に弁護士と共に出頭して来ました。ジェニファーの件です。
ジェニファーの足取りとソクとの動きが完全に一致していたとジョンウが言いました。
そして、ソクとミノとの通話履歴がその間に何度もある理由を問いましたが、ま、認める筈はなくてね。
トイレでソクと会ったミノは、それとなくジェニファーの件で罪をかぶるよう言いました。これまでの関係を今後も続けて行きたいし・・・なんてね。
ソクは、一瞬驚いたような、ショックを受けた様な表情をしましたが、頷きました。
そして、取り調べで自分がジェニファーを殺したと自白したのです。
ミノはほくそ笑みました。
その後でミノはソクに面会しました。
ソクは、自白したけど、凶器のありかを聞かれて答えられなかった・・・とミノに言いました。それが無いと罪が立証できませんもんね。
ミノは、埋めた・・・と、場所を告げました。
この会話を、ソクは録音していたのです。勿論、ジョンウの指示でした。
ミノは、上手く行ったけど、やはりソクですらイマイチ信用していなみたいで、監視させるつもりのようです。
ミリャンは、妻の犯した罪をかぶったようです。
その後、妻は再婚し、幸せに暮らしていました。
でも、自分の身代わりになった元夫ミリャンのことを忘れてはいません。何度も連絡しようとしたようですが、ミリャンは一切の関係を断っていました。
元妻の幸せを壊したくないのです。
再審もするつもりは無さそうです。
そして、ソ弁護士が探しあてた元妻も戸惑っていました。
実は、元妻は、事件当時、自分が真犯人だと検事に訴えたようですね。ところが、担当検事は、既に捜査は終わったと、手遅れだと取り合ってくれなかったようですね。
カン検事は、何度かそっとハヨンの姿を見に行っていました。
でも、ハヨンの前に堂々と姿を現すことはできませんでした。罪悪感がそうさせたのでしょう。
でもね、無邪気なハヨンの方から駆けよって来たのです。
ハヨン祖母も彼を昔と同じように優しく迎えてくれました。
カン検事、罪悪感に押しつぶされそうな感じです。
ソクの協力で、‘チャ・ソノ会長’がジェニファーを殺したと言う証拠は得られましたが、彼が‘チャ・ミノ’だという証拠は得られていません。
ジョンウは、それを妻のヨニに求めました。
「決めてください。チャ・ミノをチャ・ソノとして法廷に立たせるか、チャ・ミノとして立たせるかどうかを。」
ジョンウは、ミノの犯罪を打ち明けました。
チャ・ソノ、ジェニファー、そして自分の妻ジス・・・。
「私の望みは、チャ・ミノを法廷に立たせることです。子供にとって父親の記憶は大事なのでは?」
子供の事を出されると、ヨニは動揺しました。
彼女は、実家の父親の恨みを、チャ会長を陥れることで晴らしました。
でも、出来ればミノとこのまま幸せに暮らしていきたかったのでしょう。子供に会社を継がせたいとも思っていました。
ミノは、ヨニの様子が気になっていたようで、彼女も監視していたようです。
ジョンウと会う事も掴んでいました。
そして、部下に命じて、近くの席にマイクを仕掛けさせ、二人の会話を全て聞いてしまったのです。
ジョンウが、ヨニに自分がミノだと証言させようとしていると知りました。
今からでも3人でここを去ろう・・・とミノはヨニに言いました。
会社が大事なわけじゃないから・・・と。
そして翌日、すぐに3人で空港に向かったのです。
でも、それはヨニからジョンウに連絡されたのかな?キム秘書も、連絡していましたが・・・。
チェックインを済ませて戻ったミノは、そこにヨニとウンスの姿が無い事に気が付きました。
慌てて捜すと、ずっと遠くに、ウンスの手を取って足早に歩くヨニの姿を見つけたのです。
駆け寄ろうとしたミノの周りを、警察が取り囲みました。
必死に抗うミノの前に、ジョンウが。
ヨニは、自分を呼ぶミノの声に一度振り向きました。でも、涙をこぼしながら、そのまま足を速めたのです。
ジョンウは逮捕状を示しました。
「チャ・ミノ。」
俺はチャ・ソノだ・・・とミノが叫びました。
「あなたは、チャ・ソノの殺害、ジェニファーの殺害、イ・ソンギュの殺人教唆、ユン・ジスの殺害」
ジスの名を口にした時、ひときわ声を荒げたジョンウ。
「以上の嫌疑であなたを逮捕します。」
ジョンウの頬を涙が一筋流れました。
泣けたわ・・・私も。