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いや~っ、気持ち良いくらいに真っ直ぐなヒロインですなぁ
何事にも揺るがない固い信念というのを感じます。見ててすっきりします。
イ・フィが来たのは、イ・ガンを探していたからでした。
王宮から、王に子供が生まれたと言う知らせがヤンアン君に届き、それをヤンアン君自ら知らせに来たってわけ。
ジャヒョン父は、ヤンアン君にお祝いを述べました。
一応、ヤンアン君も、王族の慶事ってことで、素直に祝意を受けたのですが、さりげなくジャヒョン父の真意を聞きだそうとしました。
自分たちの味方か否かを見極めようとしたのです。
正当な継承者であれば、臣下として忠誠を尽くすのは当然です・・・とジャヒョン父。
すると、ヤンアン君が問いました。
「あなたが望むのは、王が治める国ではなく、官僚が治める官僚の国ではないのですか?」
ジャヒョン父が答えに詰まった時、部屋の外からイ・フィの呼ぶ声が。
その声に助けられたようです。
ヤンアン君とイ・ガン、イ・フィは揃って王と大妃の前に行き、お祝いを述べました。
心から喜んでいるのはフィだけで、ヤンアン君とイ・ガンは探る様な目をしていましたし、王と大妃は緊張していました。
どうも、王に子供がいないのは、単に王妃や側室が産まなかったのではなく、生まれても、育たなかったということのようで。それには、ヤンアン君が裏で何かの薬を盛ったせいのようです。
何としても、次の王をイ・ガンにし、その裏で権力を握りたいと思っているようで。かなりアクドイ事もして来てるようです。
そして翌日、王は臣下に公式に世継ぎが生まれたことを発表しました。
大妃も、子供を無事に育て上げようと必死です。
とにかく、産んだ側室を王妃の座に据え、一刻も早く、生まれた子供を王の長子として世子扱いにしたいわけです。
両陣営の裏の画策が激しさを増したようです。
イ・フィは、青の絵具と共に、自分が描いた絵をジャヒョンに贈りました。
使いをしたギトゥクも、うきうきです。
ところが、ジャヒョンは男女の付き合い方に疎くてフィの思ったような行動に出てくれません。
ま、フィも経験豊富とは言えませんけどね。
コッタンとギトゥクを含めた探り合いが、結構笑えます
イ・ガンにナギョムが会いに来ました。
破談にしてください・・・と突然言い出したナギョム。
イ・ガンの言い分にプライドが傷ついたようで、自分を疑うのなら、破談に・・・と、それが叶わないなら、死をもって証明する・・・とまで言いました。
でも、そんなの全くイ・ガンには通用しません。婚姻は決められたモノで勝手に破談なんて許されないようですね。
フィは、馬の描き方を教えるということで、ジャヒョンを馬牧場に誘いました。
でもね、結婚前の男女が会うなんて事、その時代では考えられなかったようです。
コッタンには止められましたが、ジャヒョン、今度は男装して出かけて行きましたよ。馬を描きたいという気持ちは勿論ありますが、フィに会いたいと言う気持ちがあるのも確かでした。
男装して現れたジャヒョンを見て、フィは驚きましたが、一方で、愉快な気分になりました。
想像もしない行動に出るジャヒョンが新鮮だったのでしょうね。何と言っても綺麗ですし。
フィは、ジャヒョンに馬の描き方を教えました。
躍動感を描くのなら、乗ってみないと・・・と、馬にも乗せました。
ジャヒョンは、何もかもが初めてです。今まで、あれもダメ、これもダメと親に止められてばっかりだったのが、フィといると、そんな規制などお構いなしに、新しい経験をさせてくれます。自由を味わう事ができました。
そんな二人の前に、チョ・ヨギョンが現れました。
偶然、フィを見かけたと、護衛のウルンからの報告を受けたイ・ガンが命令したのです。
今度こそ、フィを虜にせよと。
妓房に・・・と言葉巧みに誘うヨギョン。演じてるチュ・スヒョンさん、こういう役が多いように思えます。
フィは断ろうとしたのですが、ジャヒョンがすっかり乗り気。
男性じゃないと、そう言う場に行く事も出来ませんし、妓女を見る事も、あまりないわけです。だから、このチャンスを生かしたいと思ったのです。
フィが止めても、ジャヒョンは勝手にヨギョンについて行っちゃうので、仕方なくフィも一緒に。
イ・フィの絵は、相当価値が高いようで、中国あたりでも高値で取引されているようです。
その一枚を手に入れたので、鑑定してほしいとヨギョンは言いました。
勿論、ヨギョンはフィが大君だと言う事を知っています。でも、ジャヒョンにはまだ秘密にしていたので、ヨギョンも口裏を合わせました。
結局、その絵は偽物だとフィ自身が断定しました。
そうこうしているうちに、ジャヒョンが勝手にお酒を飲んで酔っ払っちゃった。
フィは、仕方なくジャヒョンをおんぶして家まで送り届けたのです。
ヨギョンは、翌日、イ・ガンにフィの連れは女だったと報告。
イ・ガンは、それがジャヒョンではないかとふと思いました。
自分が世弟になるためにも、ジャヒョン父の存在は大事でした。有力両班ですからね。
ジャヒョンを手に入れることはジャヒョン父の勢力も手に入れることになります。ジャヒョンに心惹かれているのも確かでしょうから。
フィは、ジャヒョンに自分の素性を明かそうと決心しました。
正直になって、ジャヒョンと交際したいと思ったのでしょう。
ギトゥクにジャヒョンを迎えに行かせたのですが、一足遅かった。
直前にイ・ガンが呼び出していたのです。どうも、フィだと思い込むようなやり方だったみたいで、ジャヒョンは何の疑いも無く、迎えの輿に乗ったのです。
調べてみると、イ・ガンが船を出したと言う事が分かりました。
フィは、ギトゥクと共に、必死に馬で駆け出しました。
その頃、ジャヒョンは渡し船に乗り、沖に浮かぶ船に送られていました。
着いて初めて、自分が勘違いしていた事に気づきました。振り向いたのは大嫌いなイ・ガンでしたから。
イ・ガンはナギョムとの縁談を白紙に戻すわけじゃなく、ジャヒョンも手に入れようとしていたのです。
ジャヒョンは怒りました。
両方手に入れようとするのは、強欲です・・・とね。
「私は大君だ。その辺の男とは違う。」
確かに・・・とジャヒョン。比べ物にならないくらいに厚かましい・・・と。
ま~、ここまであけすけに話すヒロインも珍しいですね。それも史劇なのに。
船を戻してください・・・とジャヒョン。
そんなに、私が嫌か?・・・とイ・ガン。
その時、フィの声が。
「ジャヒョン殿私と戻りましょう。」
「行かせるものか。」
と、イ・ガンはジャヒョンの腕を掴みました。
でもね、ジャヒョンはその手を振り切って川に飛び込んだのです
イ・ガンもイ・フィも、その勇気と行動力にあっけに取られたって感じです。
気持ち良いわ~っ