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朝廷の官僚を務める父親を持つソン・ジャヒョン。
年頃とて、花嫁修業の学校に通わされています。でも、本人に嫁ぐ意志は全くありません。
そこには、イ・ガンと婚姻が約束されているナギョムも通っています。既に大君との婚姻が決まっているということで、余裕があるようです。
その日も、先生の隙を見て逃げ出してしまいました。
侍女のコッタンと一緒に行ったのは、本や絵具などを扱う店。青い色の絵具をずっと探していたのです。
店の主人とは長い付き合いのようですね。
ところが、主人は青い絵の具は他の人の予約の品だと言って売ってくれません。
自分だって長い間待っていたんだからと、奪い合いになっちゃって。結局、絵具をジャヒョンの服にぶちまけてしまい、台無しに。
高額な代金を請求されてしまい、困ってしまったその時、突然割って入ったのが、イ・フィ。
その絵具は、フィが予約していた品だったのです。
フィは、ジャヒョンの服に就いた絵具をなめて、それが安物だと見破りました。
結局、フィのお陰でその場はおさまったのですが、ジャヒョンはフィの振る舞いが無礼なのが気に入りません。
「私は観光坊に住むイ家の者だ。」
フィは、そう名乗りました。この顔と名前を忘れるな・・・とジャヒョンに顔を近づけて囁くフィ。
一瞬、戸惑ったジャヒョンですが、やっぱりその振る舞いが気に入りませんでした。
あんな男ばかりだから嫁ぎたくないんだ・・・なんて怒りました。
ジャヒョンの父は、大提学を務める格式高い家がらのようですが、形式ばった雰囲気ではなく、両親も兄もかなりくだけた人柄のようです。
母親は昼間っから友人と賭けごとをしていたり・・・。それも、見つからないように娘の部屋で・・・です。
それを見つけた父親も、怒りながらもどこか呆れてて。史劇にしては、家族の会話が面白いです。
朝廷では今、世継ぎ問題が大きく取り上げられていました。
王妃を亡くしたようで、世継ぎにも恵まれていません。
だから、世継ぎとして弟の誰かを世弟とするべきではないかと言う一派と、まだ若い王だから、一刻も早く新しい王妃を迎えて世子誕生を待てばよいといいう一派とで、争っています。
王はその争いに心を痛めています。
で、母大妃と相談するからと大臣たちの論争を止めました。
実は、側室の一人が、懐妊中なんです。
でも、喪中ということもあって公に出来ず、また、流産でもしてしまったら大変ということで、この事は大妃と王、そしてごくごく一部の女官しか知らない事実でした。
先王妃は、出産が原因で亡くなったようですし。
大切な世子誕生かもしれないので、大妃は出産は是非宮中で・・・と考え、病気療養と称して実家に帰らせていた側室を密かに入宮させました。
世弟の意見が出た裏には、ヤンアン大君がいました。
勿論、イ・ガンを世弟に据え、自分が後見人として権力を握ろうとしているのは見え見えです。
イ・ガンは、伯父ヤンアン君を信頼し、勢力を広げようと考えています。
でも、縁談の相手がイマイチ勢力の強くない家がらだというのがイマイチ気に入りません。これは、亡き先王が決めた縁談だとかで、断る事が出来ないのです。
ヤンアン君は、結婚後に力を与えれば良い・・・と気にしないよう言いました。
イ・フィは、学問の場をさぼって街に出ていたんです。で、それを大妃に見つかっちゃって大目玉を食らいました。
でも、せっかんされるのは彼では無く付き人のギトゥクなんです。
フィは耐えられませんでした。自分の責任なのに・・・と身を呈してギトゥクを庇いました。
フィは、大妃に訴えました。
「一生懸命学問をしたら二心を抱いていると疑われ、やめれば王家の恥だと笑われる。いったい私はどうすればよいのですか。周囲が勝手に陥れるのです。病弱な王様の所為で、我々大君は皆苦しい立場にいます。」
そう言われたら、大妃も何も言えなくなりました。
婚礼を挙げたら、大君は宮中を出なくてはいけない決まりです。だから、それまで、大人しく暮らしなさいと大妃は言いました。
そして、側室が解任中だと言う事を打ち明けたのです。
まだ秘密にしているから、王妃選びは後回しにして、イ・ガンを先に結婚させる予定だと。
「ならば、私の相手は自分で選ばせてください。」
と、イ・フィは言いました。
王族の婚姻は、自分で決める事ではありませんでした。でも、フィは、何もさせてもらえない自分だからこそ、婚姻だけは本当に慕い合う人としたい・・・と言ったのです。
撃毬大会が開かれました。ヤンアン君の提案です。
先王と王妃が亡くなったことで民意も落ち込んでいるから・・・と進言したようです。
そこで、イ・ガンを世弟として売り込もうと言う魂胆でしょう。
イ・ガンは、イ・フィの馬に細工をさせました。何としても、フィより自分が活躍しないといけないからです。
この撃毬大会にジャヒョンは行かせてもらえませんでした。
せんだっての花嫁修業をさぼった罰です。
ジャヒョンは、馬の絵を描いてみたかったのです。なんとしても生き生きとした馬の絵を描きたくて、それには撃毬大会は絶好のチャンスです。
で、コッタンの服と取り替えて、密かに会場に忍び込みました。
生き生きと走る馬しか彼女の目には入っていませんでした。
大会で、イ・フィは、イ・ガンの予想を裏切って活躍するんです。
馬に細工しておいて良かったと思ったみたいですね。
途中で、落馬したフィは、馬から血が滴り落ちている事に気がついたフィ。身体に釘が刺さっていました~っ
誰かが故意にしないと、そんな事はあり得ません。
フィはそのまま退場してしまいました。嫌気がさしたのでしょう。こんな場でも、権力争いの影響があることに。
公にするべきだと言うギトゥクを押さえ、一人控室に戻ったフィ。
彼だって悔しかったでしょうし、ムカついていたに違いありません。
傷の手当てをしていると、部屋の中に何者かの気配を感じました。
そっと剣を握り、部屋の隅の覆いを一気に切り落としました。
そこに立っていたのはジャヒョン。
実は、ジャヒョン、競技に夢中になっているうち、ついつい観客席の前に出てしまってて、競技に参加していた兄に見つかってしまったのです。
追いかけられて行き場がなくなってしまったので、控室に逃げ込んでいたってわけ。
思いがけない再会でした。
一人活躍しまくったイ・ガンなんですが、ふと見ると、観戦していた筈の、大妃と王がその場から退こうとしているじゃありませんか。
何か連絡が入って、慌ててその場を後にしたのですが。
イ・ガンにとっては、がっくり・・・ですよね。
側室が産気づいたんじゃないかしら?
いやいや、なかなか、ユン・シユンssiがカッコ良いです