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ジャヒョンがイ・ガンの手を振り切って川に飛び込んだのを見て、一瞬、イ・ガンもイ・フィも驚いて凍りました。
でも、次の瞬間、フィは帽子(カッ)を脱ぎ捨てて、川に飛び込んだのです。
無事、ジャヒョンを船に助け上げる事が出来ました。
溺れ死んでも良いのか・・・とフィが怒ると、ジャヒョンは言いました。
「信じていました。きっと助けてくれると。」
その言葉を聞くと、フィはジャヒョンを固く抱きしめました。
二人のその様子を見たイ・ガン。
嫉妬に狂ったような表情です。
あれは、ジャヒョンへの想いが本物だから?それとも、単にフィのモノが欲しかったから
荒れた気持ちのまま、チョ・ヨギョンの元に行き、関係を持ってしまいましたよ。
イ・ガンはプライドの高いチョ・ヨギョンを手に入れたと思ったようですが、ヨギョンはそう簡単に心まで渡す女性じゃなさそうです。
濡れた服の着替えをギトゥクに取りに行かせ、フィとジャヒョンは小屋で身体を温めて待つ事に。
ジャヒョンは、自分に対していろいろと良くしてくれるフィの気持ちを問いました。
フィとすると、ここまでしてるのに、今更説明が必要?・・・って感じ。案外鈍感なんです、ジャヒョン。
と言うか、はっきりと口にしてほしかったのかもしれません。
突然kissしちゃったよ、フィ。
フィは、帰宅して来たイ・ガンをいきなり殴りました。
「手を出すな。私の女人に手を出すな。望むモノは全てやるから、あの者には手を出すな。」
血相変えてフィは言いました。
昔、フィの侍女が死んだことを持ち出し、誤解しているようだな・・・とガン。
ガンも幼かったから、自分の過ちに気がつかなかったのだと、フィはずっと自分に言い聞かせて来ました。
「一生かけて罪を償うがいい。」
フィは、言いました。
我々は王子だ、高貴で守られる存在だ・・・とイ・ガン。
民を守るのが王子の務めだろう・・・とイ・フィ。
王は絶対だ・・・とイ・ガン。
「兄上は王じゃない絶対に王にはなれない。分かったか?」
フィのその言葉は、ガンの胸を貫いたようです。
改めて王位への執念に火がついた感じです。
二人の交際が始まりました。
良家の子女らしく、手紙のやり取りがメイン。まるで平安時代の恋文のやりとりの様です。朝鮮も日本も同じなのね。
イ・ガンとナギョムの婚礼の日になりました。
友人として式に出席したジャヒョンは、そこで、知るのです。イ・フィが王の末弟ウンソン大君フィだということを。
直前に、友人のチョン・ソラが好きだと言っていた相手で、既に親に縁を取り持ってほしいと話してあるということも聞いていました。
だから、誤解しちゃった。
イ・ガンが代表するように、王族の男子は、遊び人で、女性を大切にせず、嘘偽りで人をたぶらかす・・・なんて思って、嫌って来た輩ですから。
ソラとの縁談が進んでいると言うのに、自分と交際するなんて・・・とね。
イ・フィも、自分が大君だということを、話したいと思ってはいたものの、やはり王族を嫌うジャヒョンになかなか打ち明けられませんよね。
その時から、ジャヒョンはイ・フィの手紙も受け取らず、一切連絡を断ってしまったのです。
正面突破だと家に押しかけたフィ。
でも、流石に大君として無礼な事は出来ないので、ジャヒョンの兄に用事が・・・なんて口実を作っちゃったがため、結局、ジャヒョン兄とお酒を飲むだけで帰るしかありませんでした。
ある時、必死に策を考えたフィは、芝居の一座のフリをして、ジャヒョンの家に入りこんだのです。
夫が自分のために呼んでくれたと大喜びのジャヒョン母は、友人たちを招き、ジャヒョンも呼び、芝居を見る事に。
出し物は、韓国版ロミオ&ジュリエットとも言える恋愛物。
途中で、被りモノを脱いで顔を見せたフィ。
ジャヒョンは、芸人がフィだと知り、驚きましたが、その言葉が心に響きました。
フィは、自分が大君だと明かせなかった心境を、芝居の台詞として語ったのです。
やっと素直になれたジャヒョン。
あまりにも真っ直ぐで純粋なジャヒョンとフィ。
可愛いカップル誕生です。
「皆、私を大君とあがめるが、私は何もできず何者にもなれない。誰かの思い人として、または夫として生きる事だけが許されている。それゆえ、自分が選んだ相手と添い遂げたい。互いの名を呼び合いながら。」
フィは、そう言ってジャヒョンを見つめました。
フィは、すぐに母である大妃にジャヒョンとの結婚の話を伝えました。
物凄く嬉しそうな息子の顔を見て、大妃も嬉しそうでした。でも、流石に大君の縁談ですから、そう簡単にOKを出す事も出来ません。
会ってみましょう・・・と大妃は言いました。
気に入る筈だとフィは確信していますから、それだけでもう本当に嬉しそうで、笑顔がはじけています。
一方、ナギョムと結婚したものの、イ・ガンはジャヒョンへの想いは断てず。それどころか、執着心は募るばかりのようです。
ナギョムも、夫イ・ガンの気持ちが自分に向いていないことは重々承知。
それでも、イ・ガンこそが、自分を高みに引き上げてくれる存在だと思っているので、ひたすら我慢しています。
夫婦がどういうものか、家族どういうものか、知らずに育ったから、妻にどう対すれば良いのか分からない・・・とイ・ガンが言うと、
「お気になさらず、ただ“大君”としてお生きください。」
と、言いました。
イ・ガンとヤンアン大君は、国を揺るがそうと企んでいます。
女真族と何らかの約束を交わしているようですね。
身体の弱い王では対処できないと思わせることで、イ・ガンを世弟の座につけ、次の王座を掴むつもりなのです。
王は、王子が生まれた事が本当に嬉しくてたまりませんでした。
早く王子が成長してほしいと思っているようです。自分の健康に自信が無いからですね。
自分が元気でいることが、王室の平穏を保つことになると分かっています。
王子が大きくなるまで生きてこの平穏を保って行きたいと心から願っているのです。
王妃は、やはりイ・ガンとイ・フィの事が気にかかっていました。イ・ガンが王座を狙っているのは、もう見え見えですからね。
王妃の父キム・チュは、権力欲の強いイ・ガンを、イ・フィを使う事で収めようと考えていますが・・・。
そんな時、女真族が国境を越えて攻め入って来たとの知らせが届きました。
すぐに大臣と王族を招集せよ・・・と王。
ところが、その直後、肝心の王が倒れてしまったのです。
ジャヒョンの両親、真面目そうな顔をしていますが、結構笑わせてくれます。
シリアスなシーンが続く中、とても上手いベテランの演技でくすっと笑わせてくれます。