レビュー一覧は、こちらから。
思いがけない再会に、フィもジャヒョンも驚きます。
フィは、馬の一件があった直後だけに、ジャヒョンが自分に付きまとってスパイ的な役割をしているのでは?・・・と疑いを持ちました。
まだ、名前も素性も知りませんからね。
馬に釘を刺したのも、ジャヒョン仕業か?・・・なんてね。
違うとジャヒョンが言うと、今度は王族への玉の輿を狙って近づいているのかと誤解しました。
思わず、ジャヒョンはフィを平手打ちしました。
怒ってそのまま控室を出て行ったジャヒョンなんですが、フィの傷を思い出して、引き返しました。放っておけなかったのです。
一方、イ・ガンは試合には勝ったけど、大妃と王が席を立った事もあって、イマイチすっきりした気分になれないでいました。
そこに、ジャヒョンの兄ソン・ドゥクシクが現れました。
彼は、ジャヒョンを見かけて後を追っていたため、試合に間に合わなかったのです。
イ・ガンは、ストックでドゥクシクの肩を思いっきり殴打しました。どんな理由があろうと、勝手に試合を放棄するなんて・・・と。
ドゥクシクは、やはりショックを受けました。イ・ガンに見放されては、出世の道を閉ざされた気がしますもんね。当然、怒りはジャヒョンに向かいました。
引き返したジャヒョンは、フィの傷の手当てをしてあげました。
「どこの誰だ、名乗るのだ。お前が何者か知りたい。」
フィが言いました。
でも、名乗ったら父に迷惑がかかると思ったのか、ジャヒョンはそのまま出て行こうとしました。
ところが、ドアのところで入ってこようとしたイ・ガンと鉢合わせしちゃったんです。
フィと一緒だったと知ると、イ・ガンはすぐに部下にジャヒョンの後をつけさせました。素性を知ろうと思ったのです。
ジャヒョン、外に出たところで、今度は両親と兄とばったり
もう逃げられません。兄に捕まってしまいましたよ。
当然、イ・ガンの部下にも素性がばれちゃった。
報告を受けたイ・ガンは、試合の祝勝会をジャヒョンの家でする事を勝手に決めましたよ。
その頃、王と大妃は産室の前でいました。
逆子で難産ゆえ、産気づいたにもかかわらず、まだ生まれていなかったのです。
でも、結局、王子が生まれました。
朝廷では正室だけじゃなく、側室にも子供がいない状態でした。だから、大妃は泣くほどに喜びました。
勿論、王も、感慨深げです。
ジャヒョンは大目玉を食いました。
でも、こういう場合、罪を犯したのはジャヒョンでも、罰せられるのは侍女のコッタンなんです。
家から追い出されそうになったので、ジャヒョンは自分も仏門に入ると言ってコッタンを庇いました。
そうやって母と大騒ぎしている時に、イ・ガンが祝勝会を開きたいという通達が来たのです。
それどころじゃなくなり、コッタンは難を逃れました。
でもね、実は、ジャヒョン母は、父親と兄にジャヒョンが怒られるのを防ぐために、敢えて自分が激怒してみせただけでした。
兄はもてなすことで、自分の過ちをカバーしようと、必死に準備しました。
兄の肩の傷を見たジャヒョンは、自分のしでかした事がこんな大ごとになってしまったかと兄に対して反省しました。
でも、一方で、そんな事でこうまで兄をせっかんしたイ・ガンに対して反感を持ったのも確かでしょう。
ギトゥクは、今回の事が誰の仕業か突き止めるべきだとフィに言いました。
自分の組を負けさせたい者が、自分を憎む者の仕業だ・・・とフィ。いずれにしても深入りするべきじゃないと。
いつもそうやって我慢してばかりのフィを見るのが、ギトゥクは辛いのです。
フィは、争いが絶えない王室にあって、王のために弟の自分は、王が志を遂げられるよう王室の平和を保つことが務めだと言いました。
イ・ガンは予定の時間より早くジャヒョンの家に来ました。
恐縮するジャヒョン兄。
すると、人が変わったようにイ・ガンは肩を打ったことを謝るじゃありませんか。
ジャヒョン兄はほっとしました。
だから、妹にお茶を・・・と言われると、断る事も出来ず、ジャヒョンに連絡したのです。
渋々お茶を持って行ったジャヒョンは、‘大君’と言うのが、自分がぶつかりそうになった相手だと言う事を知りました。
まずい・・・と、引き返そうとしたら、転んじゃって。
イ・ガンは、面白そうにジャヒョンを見つめました。ま、珍しいタイプでしょうからね、その時代には。
ジャヒョンは、言いたい事を我慢できないタイプです。だから、つい、兄の肩を打ったことでイ・ガンを責めたのです。
「配下に尊敬されるより恐れられることをお望みですか?」
すると、余裕を見せてイ・ガンが言いました。
「私は名将ではないようだ。敢えて言うなら勇将か?」
呆れたようにジャヒョンが言い返しました。
「勇将とは、粗暴な者ではありません。」
黙れ・・・と兄が怒りました。大君になんて事を・・・ですよね。
でも、イ・ガンは、それが兄を思うからこその言葉だから・・・と鷹揚に言ったのです。
この様子を、イ・フィが見ていました。
彼も、早めに来たようです。
そこで、兄と一緒のあの生意気な娘を見かけ、ちょっと驚きました。でも、それで素性が分かりましたね。
ジャヒョンも、イ・ガンの前から退いたところでイ・フィと会いました。
この時は、まだジャヒョンはフィの正体を知りません。
フィは、丁寧に先日の態度を謝りました。
あまりにもきちんとした礼儀に、ジャヒョンの方が戸惑いを覚えました。
そして、爽やかな笑顔にうっとりしちゃいましたよ
世継ぎ誕生の情報が、ヤンアン大君に伝わりました。
イ・ガンを世弟に・・・と企む一派の会合中でした。
思いもよらぬ知らせに、一同、愕然としてます。
ジャヒョンの家で宴が始まりました。
フィの傍に侍るのはチョ・ヨギョンという妓女。
イ・ガンの命を受けて、フィに取り入ろうとしているのですが、フィにその気は全く無くてね。あっさりと袖にされました。
ジャヒョンの部屋では、イ・ガンの許嫁ナギョムと友人のチョン・ソラがお茶会をしていました。
両班の娘と言えど、大君の顔を見る機会は無いようですね。許嫁だと言うのに、ナギョムはイ・ガンの事を殆ど知りませんでした。
だから、いいチャンスだってことで、ジャヒョンにイ・ガンを呼び出してもらったのです。
イ・ガンとすると、家柄の良いジャヒョンに縁談の相手を変えようかと思ってるくらいですから、ほいほい出て来ちゃった。
ところが、待っていたのは知らない娘。
許嫁だと言われ、一応話を聞きました。でも、がっくりした気分の所為もあったかもしれませんが、ナギョムを傷つけるような事を言い放ったのです。
「婚礼前に私を呼びつけるとは、姉を差し置いて王室に嫁ぐそなたらしい。」
・・・と。
むっとしたナギョムが、事情を説明したのですが、どうも、イ・ガンの言う事は当たっていたようです。敢えて姉に薬を盛り、自分が大君の妻になれるよう策を弄したと言ったのです。
姉より優れているのに、二女だからと姉に機会を譲るのは耐えがたいから・・・と。
その言葉に、イ・ガンはナギョムが自分と同じ思いを持っていると知りました。
突然、ナギョムにkissしました。
ナギョムは、イ・ガンの頬を叩きました。
自分を妓女と同じように扱うのはプライドが許さなかったのです。
大君の妻の座は望んでいるけど、もてあそばれるのは嫌だときっぱり。
イ・ガン、その信念が気に入ったようです。
この様子を、ジャヒョンとチョン・ソラが盗み見していました。ま、お年頃の娘ですから仕方がありません。
ところが、事が厄介な雰囲気に成りかけたのを見て、ジャヒョンはソラを引っ張って行きました。
見られたとは知らないナギョムが、後で都合の良いように報告するのを、ジャヒョンとソラは驚いて聞きました。でも、敢えて見ていたとは言いませんでした。
ジャヒョンはイ・ガンに対して、いっそう失望しました。反感さえ覚えたようです。
だから、イ・ガンに呼びとめられた時、ナギョムは大君に嫁ぐには惜しいほど聡明な娘だと怒ったように言いました。
私なら、大君はお断りです・・・と。
「友を私の妻にしたくないなら、そなたがその座に就くのはどうだ。」
「まことに救いようのない方ですね。」
怒りを込めて言いました。
その時、イ・フィが。
あいやぁ~っいきなりの三角関係