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愛の温度 DVD-BOX1 |
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ヒョンスにきっぱりと断られたジョンソンは、しつこく付きまとうのではなく、気軽に話せ、言いたい事を言い合える友達として付き合う事に決めたようです。
偶然、近所に住んでることも分かりました。
ある朝、妹とゴミ捨て場で掴みあいの喧嘩をしてるのを、ジョンソンに見られちゃったヒョンス。
そんなところを見られたら、もう取り繕う事もできず、いっそう気が楽になった感じですね、ヒョンスも。
ジョンソンに、ある日、高価なトリュフが届けられました。
あまりにも高価なモノなので、ジョンソンはすぐに贈り主に返しに行きました。贈り主というのが、パク・ジョンウ=キム・ジェウクssi。
ジョンソンが働いているフランス料理店の常連さんで、ジョンソンの料理を気に入っていました。
ファンだから・・・と言うジョンウに、ジョンソンは苦笑しました。
でもね、ジョンウもまたヒョンスと同じように、会話が面白いんです。ジョンソンとの会話は、率直だしユーモアがあるしユニークだし、ジョンソンも悪い印象は持たなかったようです。
自分の店を持つ気はないか?・・・とジョンウは突然聞きました。
が、ジョンソンには、まだそんな気はありません。
ホンアは、ヒョンスと同じようにアシスタントの脚本家なんですが、違うのは、彼女がお金持ちの娘だということ。
ホンアの口利きでヒョンスは、今のパク作家の事務所に入る事ができたようですね。
たいていこういう場合、お金持ちを鼻にかけた我儘娘なんですが、ホンアはちょいと違います。ちゃんと周囲の人の気持ちを理解しようとしてるし、コネを使って何とかしようなんて考えていないようですね。
そして、ヒョンスの良き相談相手なんです。
むしゃくしゃした時は、一緒に気分転換してくれるし。
ホンアも、ヒョンスだけが自分の気持ちを理解してくれているので、気が楽なんです。金持ちの道楽だと思われているのを、何とかして見返してやるという強い気持ちを持っています。
ある日、ヒョンスの家にジョンソンへの荷物が誤配されました。
ヒョンスはすぐに届けてあげました。
お礼に・・・とジョンソンは家に招き入れ、ジョンウからもらったトリュフをご馳走したのです。
やっぱり、美味しそうにたべますねぇ、ソ・ヒョンジンさん。
ワインを飲んで、すっかり良い気分になったヒョンス。いつも楽しい会話をするヒョンスですが、それに可愛さが加わって、ジョンソンはいっそう惹かれて行ったように見えます。
ジョンソンが自然な笑顔を見せています。
その笑顔に、ヒョンスもまた惹かれていってるようです。
ヒョンスの両親は、今でも
それを娘たちに隠そうとしないので、ヒョンスと妹のヒョニは、呆れ顔です。
でも、それは幸せな家族の図でもあります。ヒョンスとヒョニが口を開けば喧嘩ばかりなのも、安心して喧嘩できる相手だと言うことでしょうか。
それに比べて、ジョンソンは、家族には恵まれなかったようです。
由緒正しい家柄のようで、父親は彼に厳しく当たったようで、その分、祖父が可愛がってくれたようですね。料理の道に進んだのも、祖父の言葉に背中を押されたからのようです。
彼がまだ少年の頃、両親は離婚しました。
家庭内暴力と言えるような父親の振る舞いに、母が耐えられなくなったのです
でも、ジョンソンは、それ以来自分に頼りっきりの母親にもうんざりしていて、連絡を絶っていたんです。
で、今回、興信所に息子の居場所を調べてもらった母ヨンミが、とうとうジョンソンの家にやってきたのです。
ある日、ジョンソンがヒョンスに電話をかけて来ました。食事に行こうと言うのです。
丁度、ヒョンスも、ジョンソンを取材したいと思っていたところでした。
脚本の手直しを監督から指示され、パク作家は大忙しでした。
だから、言いだし難かったのですが、勇気を振り絞ってヒョンスが休みたいと言いましたら、あっさりとパク作家は許可したのです。その意味が分かったのは、休み明けにヒョンスが出勤したときですが、それは後述します。
遠出して地方の名物を食べに行くというジョンソン。
バスと船を乗り継いでのお出かけ。ヒョンスにとっては、本当に久しぶりの遠出となりました。
美味しいモノを食べ、綺麗な景色を見て、ヒョンスはストレスが消えて行きました。
ところが、帰り、バス会社で従業員のストが始まってしまい、KTXで帰ることに。
寝てしまったジョンソンが、ふと気付くと、ヒョンスの姿がありません。
不安になって捜すと、デッキで外を眺めていました。
良い一日だったわ、幸せ・・・と呟いたヒョンス。
「今日二度も“幸せ”と言った。ヒョンスさんを幸せにするのは簡単だ。」
と、ジョンソン。
「あなたが幸せにしたんじゃなくて、私が幸せなの。同じ状況でも感じ方次第でしょ。」
と、ヒョンス。
「アドバイスを受け入れて若者らしく生きます。僕は重苦しくて生真面目で責任感に縛られてる。今日は23歳らしく生きたいです。」
生きて・・・と微笑むヒョンス。
「キスしたいです。キスに責任感は必要ですか?」
いいえ・・・とヒョンス。
愛しているのか、分かりません・・・とジョンソン。
「そんなに正直だと女性はキスしないわ。女性は幻想を抱くの。私にキスする男性は、私を愛してる・・・って。」
嫌なら、避けて・・・とジョンソンは近づき、ヒョンスは避けませんでした。
心浮き立つ思いで帰宅したジョンソン。
ところが、家の前には、母が立っていたのです。
笑顔が一瞬にして消え、冷たい表情になりました。感情が全て消えてしまったかのようです。絶望感すら感じるられます。
そして、ヒョンスもまた、出勤すると、首を言い渡されてしまったのです。
休みを取るのを許したってことは、そう言う事だったのです。
監督が指摘した事は、実は、既にヒョンスも指摘していた事でした。パク作家は、その時、こっぴどくヒョンスを叱りつけ、自分の意志を通したのです。
ところが、それを変更しろと言われてしまったわけで。それも、ヒョンスが指摘したのと全く同じ理由で。
パク作家とすると、悔しかったのでしょう。
これまでも、ヒョンスの頭の良さとか、気配りとかが鼻についていたのでしょう。嫌味をちくちく言ってましたもんね。
ヒョンスが必死に弁解しようとしても、聞く耳を持ちません。
結局、放りだされてしまいました。
とりつくしまもないやり方に、ヒョンスはショックを受けました。
どうすれば良いのか、分かりませんでした。頑張れ、頑張れと自分に言い聞かせてみても、涙があふれてきました。
思うことはただ一つ、ジョンソンに会わなきゃ・・・ということ。
この瞬間、ジョンソンを愛していると確信しました。
ヒョンスは駆け出しました。
その頃、ジョンソンも、母親との事で苛立っていました。
何時までも自分に縋りつこうとする母親。その母親の尻拭いばかりしてきたようですね、彼は。
だから、別々に暮らそうと言うのですが、母親は半狂乱になって騒ぎだしました。
「女ね。昨日のあなたは幸せそうな顔をしていたわ。愛してるの?」
と、矢継ぎ早に聞く母。
辛すぎる・・・私が悪いのは分かってる、でも、私の人生を知ってるなら、もっと優しくしてよ・・・泣きだしました。
ジョンソンは、必死に怒りを我慢し、そのまま家を飛び出しました。
彼もヒョンスに会わなきゃ・・・とそれだけを考えていました。
公衆電話で、ヒョンスの番号にかけました。彼は携帯を持っていないのです。
でもね、その頃、既にヒョンスはジョンソンの家のドアの前に。
中には、ジョンソン母しかいないのに~っ