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キム・スヒョン=チャン・ギヨンssiは、幼い頃殺し屋のパーベルに拾われ、殺し屋として育てられました。
教え込まれたルールは3つ。
1つ目は、依頼人を口外しないこと。2つ目は、目撃者は殺すこと。そして3つ目は生き残る事。
どうもスヒョンはパーベルに会う前の記憶を失くしているようです。
実の父親に殺されそうになっていたと、パーベルは言いました。
2人は実の家族のように暮らしていました。
1匹の犬と一緒に。
2017年のある時、彼らは釜山にいました。
レッドマフィアのボスを殺すよう依頼を受けていました。
電気工事の作業員として屋敷に入ったスヒョン。
警護の人数、家の間取り等を調べ上げました。
で、タイミングを計っていたのですが。
突然、パーベルが勝手に突入してしまったのです。
パーベルはその頃、認知症を発症していました。
時々、今どこにいるのか、誰が敵なのか、分からなくなってしまうのです。
スヒョンですら、認識できなくなる時がありました。
自分が殺し屋だと言う事だけは忘れないのですが・・・。
そのせいで、スヒョンはパーベルと乱闘になる事が多々あって、怪我が絶えない状況でした。
スヒョンの友人で、殺しを請け負う役をしているフィリップは、施設に入れろと言います。
でも、パーベルは施設で皆殺しをやりかねない人物です。スヒョンは一緒に暮らすことを選びました。
唯一の家族ですからね。
スヒョンは、パーベルに殺し屋を引退するよう言っていました。やはり不安ですよね。
でも、パーベルは自分の病気を認識しながらも、引退することは考えられないのです。
ある夜、パーベルは一枚の写真をスヒョンに差し出しました。
「記憶を全て失う前にやる。」
・・・と言って。
あれは、スヒョンと女性、そして女の子が写っているんですよね?スヒョンの家族かもしれないと、パーベルは言いました。
「俺の家族はお前だけだ。この人たちじゃない。」
と、スヒョンは言いました。
もう思い出したかしれないが、お前を殺そうとしたのはお前の父親だ・・・とパーベル。
「何故殺さなかった?」
と、スヒョンが聞きましたが、パーベルは答えませんでした。ただ、独立しろとだけ。
で、翌朝、スヒョンが目を覚ますと、既にパーベルの姿はなかったのです。
一人でマフィアのアジトに乗り込んでいました。
遠くから狙撃しようとしたのですが、出来なくて。
腕が震えてしまうんです。
で、意を決して乗り込んだというわけ。
だけど、相手は多数。
危機一髪のところに、スヒョンが。
パーベルは瀕死の重傷を負っていました。
スヒョンはアジトを爆破し、その隙にパーベルを抱きかかえて逃走。
家に連れ帰ったのですが、パーベルは治療を拒否しました。
「キラーにしてすまなかった。写真の人たちのように生きろ。俺に似るな。約束してくれ。」
それが最期の言葉でした。
フィリップにある女性から依頼が入りました。
長期のプロジェクトだと言います。報酬も今までで最高額でした。
スヒョンは一度それを断っていました。
でも、女性が一枚の写真を示し、それをスヒョンに見せれば、必ず受ける筈だと言いました。
その写真が、パーベルから受け取った物と同じだったのです。
ところが、フィリップに詳細を聞こうとしたとき、マフィアが。
スヒョンとフィリップの正体を掴み、襲って来たのです。
フィリップのからの知らせで、スヒョンは逃走。逃げ切りました。
依頼人は、6人の殺しを要求。
1人殺すたびに一枚写真をくれると言うのです。
「お前の過去が分かるかもしれない。」
と、フィリップ。