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視聴者側からすると、裏の事情とかを登場人物たちは皆共有していると思ってしまうところがあります。自分が知ってるだけに。
だから、“あれ?まだ会った事なかったっけ?”とか、“知らなかったんだっけ?この人はまだ”とか混乱してしまうこともあります。
この作品に於いても、スヒョンはヒョンジンたち捜査陣の持つ情報を全て知ってて、事件の経緯や原因についても道筋を誤ることなく辿れていると思ってしまう事が多々あります。
スヒョンの言葉を聞いて、その意味や発した気持ちを考える時、
“あ~そーか、スヒョンはまだ知らなかったんだよね、この事実を。だったら、そう思っても仕方がないか”
と、自分の思い込みに気づかされることがよくあります。
不意を突かれたとはいえ、ヒョンジンも刑事。
しっかり立ち向かいました。
でも、相手は男2人。どうしても劣勢になってしまいます。
首を絞め挙げられてしまいました。その時、スヒョンが
スヒョンは2人など、物の数じゃなくて。あっという間に倒しました。
ところが、背を向けた時、ナイフを持って一人の男が襲い掛かって来たのです。
それを見たヒョンジンが、スヒョンに飛びつき、庇いました。
ナイフはヒョンジンに刺さってしまったのです。
幸い、重傷ではありませんでした。
現場一帯の捜索をしようとしたユン検事でしたが、令状が下りません。
どうも彼らの捜査には上からの邪魔が入ってるとしか思えません。
でも、現場に戻ったヒョンジンは、そこでピアスを発見。血痕がついていました。
ユン・ジヘのものかもしれないと思いました。
ジヘは行方不明のままです。
スヒョンは留守中のヒョンジンの部屋に忍び込みました。
そこで、植木鉢の中に盗聴器が仕掛けられていることに気が付いたのです。
それは、自分の動物病院にもある観葉植物と同じもので、コ・ヒョヌの園芸店からスルギが購入したものでした。
動物病院の植木鉢からも同じ盗聴器が見つかりました。
コ・ヒョヌの所に向かったスヒョン。
ヒョヌの傍に置いてある植木鉢を撃ちました。挨拶代わりですわ。
スヒョンは、コ・ヒョヌがジヘを餌としてヒョンジンをおびき出し、殺そうとしたと誤解していました。
「ジヘはト・ジェファンに会った後、消えた。」
と、コ・ヒョヌは言いました。
ト会長がおびき出そうとしたのは、自分かお前かだ・・・と。
スヒョンは自分が番号で呼ばれていた理由、番号で呼ばれる子供たちが死んだ理由を聞きました。
でも、コ・ヒョヌは依頼を全うすれば自然と分かる事だと言うだけ。
「何故俺を引き込んだ?」
と、スヒョンが次に聞きました。
「金で誰でも殺せると思うト・ジェファン。金で誰でも殺すお前。父と子は似通うものだ。ターゲットを殺さねば、周りの人間が死ぬぞ。」
その時、スルギが。
スヒョンはスルギの腕を取り、園芸店から連れ出しました。
危険だと思わないのか・・・とスヒョン。
思わないとスルギは答え、静かに言いました。
「お互い知らんぷりはやめよう。」
スルギはフィリップがパーベルの絵を取って行ったと気付いていました。その意味も。
私はキム院長を許したわ、だから自分を責めないで・・・とスルギ。
私のビルの動物病院の獣医さんでいて・・・と言いました。
スヒョンは何も答えませんでした。
「黙ってるのは“イエス”よね。」
と、スルギは言いました。
ヒョンジンは、事件の後、連絡がとれないスヒョンが気になっていました。
ユン検事に送られて帰宅した時、動物病院の中からスヒョンが見つめているのに気が付きました。
「生きて帰って来たのに、何も言わないの?」
と、ヒョンジン。
2人が話しているのを、ヒョンジンの養母が見かけました。
以前会った時から、スヒョンの事が気になっていました。見覚えがあると。
そして、名前を聞いて思い出したのです。昔、本当のヒョンジンと遊んでいた子だと。
部屋までヒョンジンを送り、すぐに帰ろうとしたスヒョン。
ヒョンジンがコートの裾を取って引き留めました。もう少しいて・・・と。
意外な場所で会いますよね・・・とヒョンジン。ドキドキする・・・と。
「昨日は、捨て犬がいると言う書き込みがあったので・・・。」
と、スヒョン。咄嗟によく出るよね、口実が。瞬発力があると言うか・・・。
もう少し病院にいた方が良いんじゃ?とスヒョンが言うと、
「家の方が気楽なの。スヒョンさんにも会えるし。」
ドキッとする言葉ですが、スヒョンはにこりともしません。
「笑ってよ。」
と、ヒョンジンの方が決まり悪そうでした。冗談としてほしかったのでしょうね。
「二度と危険な事はしないでください。」
スヒョンが見つめながら言いました。
「ユン・ジヘさんを捜す理由は?」
と、スヒョンが聞きました。
白骨遺体の記事を送ってくれたのが、ユン・ジヘなんです・・・とヒョンジン。
消えた子供がいるなら探さないと。親がいなくても保護は必要だから・・・。
虐待され理由も知らずに死ぬなんてこと、黙っていられません・・・と。
「俺が必要なら、電話して。」
と、スヒョンが言いました。いつでも来ますよね?約束ですよとヒョンジンが言うと、スヒョンは黙って頷きました。
“88番”は本当のヒョンジンの骨髄ドナーでした。
本当のヒョンジンは白血病だったのです。ト会長の息子である“88番”は、ドナーとして家に連れて来られていたのです。遊び相手ではありませんでした。
家族の中でも、なかなか適合するドナーが見つからないのが普通ですが、言わば“88番”はヒョンジンの異母弟ですからね。適合する確率も他人よりは高いでしょう。
そして、実際、適合したようです。
でも、移殖手術をする前にヒョンジンが亡くなってしまったってことですね
ヒョンジン養母は、その子を最近よく思い出すと、ト会長に話しました。
縁て不思議よね、同じ名前の子が今ヒョンジンの部屋の1階で動物病院をしてるわ・・・と。
ト会長、動きました。