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ハルは、場面が変わる音を聞きました。それが何の音かは分かっていませんでしたが。
図書室の奥で、ブラックホールのような穴をまた見つけました。
思わず穴に左手を差し入れてみました。
その瞬間、強い力で引っ張られそうになったので、必死に手を抜きました。
すると、左手に傷が出来ていたのです。
ダノとの思い出が一気にハルの脳裏によみがえりました。
ダノの元に走りました。
今度は僕が君の話を変える。ごめん、遅くなって。僕はここにいる。もうどこにも行かない。
ハルは優しくダノを抱きしめました。
何がどうなったから、戻ってこれたのか、ハルにもダノにも分かりません。
ただ、ダノは全てが自分のせいだと思っていました。
帰ろう、送っていくよとハルが立ち上がったら、ダノは嫌だと言いました。
今別れたら、またハルが自分を忘れるかもしれない、いなくなるかもしれない、だから、離れたくないとダノは言いました。
せめてステージに変わるまで一緒に・・・と。
泣きじゃくるダノに、ハルが言いました。僕を見て・・・と。
「もう離さない。絶対に離さない。」
ダノの手を大きな両手で包みました。
ハルが戻って来て、ドファは大喜びしました。ダノに負けないくらいに。
ダノは勿論、それまでが嘘のように楽しい日々がやって来ました。
常にハルの傍にいました。
でも、作家はそんなダノの気持ちなどお構いなし。ステージではそれまでと同じようにギョンの婚約者としてのシーンが続きました。
ギョンは自分が覚えているダノが、本物のダノであってほしいと思っていました。
ダノやぁ・・・ギョンの想いに気づいてあげてよ。
ギョンはハルの様子が変わって来たことに気づきました。
自分を慕っていると言う設定なのに、何故か目つきが変わってきたように思えました。
記憶の無いエキストラの筈なのに。
ダノとハルは授業をさぼって学校を抜け出しました。勿論、シャドゥの中で・・・です。
不思議な骨とう品店に入ってみたり、駄菓子を食べてみたり、ゲームをしたり。
普通の高校生のデートです。
ダノはツーショット写真を携帯の待ち受け画面に設定しました。
ステージになったら、この待ち受けはギョンとの写真に変わってしまいます。ダノは気に入りません。
ダノは、ハルの左手の傷を何度も確かめました。
その傷が、ハルがハルだという証拠でした。
ハルはデートの時、ふいに目の前にあの時代劇風のかっこうをしたダノそっくりな女性を見ました。
リアルです。まるで白昼夢。
その夢のようなシーンのエピソードが現実でも起こりました。セリフも同じです。
意味が分かりません。
ギョンはハルの記憶が戻った事に気が付きました。
設定と違う言動をするようになったからです。何より、目が違いました。
それと同時に、ハルはギョンに見せつけるようにダノと親しくしました。
ギョンはますます不機嫌になり、周囲に当たり散らします。
ステージでダノはギョンとの結婚を強く望んでいます。
死ぬ前にステキな結婚式を挙げたいと。
ギョンは、ダノのその言い方が嫌でした。死ぬと言う事を軽く口にするのが。
ムカつくから、そんな事言うなと、ギョン。
その時、ダノが倒れました。
気がついたら病院のベッドの上。
ギョンが背負って連れて来てくれたのです。
ダノ父は、ギョン父に言いました。余命僅かだと。
ギョン父は、ダノの望みを叶えてあげましょうと、ダノ父の手を取りました。
ギョンもそれを知っていて、ダノと同じように結婚を望んでいると。
ダノ父は感激したような表情になりました。
ギョンの継母と異母弟が病院に来ました。
ギョンは実母が父から疎まれていたと思っています。だから、父が継母に優しくするのが我慢できません。
自分をのぞく3人は、幸せな家族に見えました。余計に苛立ちました。
で、この時も、酷い言葉で継母を詰りました。
割って入った父にも言いました。
「病人も金づるにしやがって」
ダノのことですね。
きっと、ギョンはお金とか関係なく、純粋にダノを受け入れてほしいのでしょう。
激怒した父が殴ろうとしたとき、異母弟がギョンを庇いました。
父の拳は、異母弟に当たりました。
異母弟のジュニョンは、ギョンを慕っているようです。
家族になりたいと思っています。
そして、もしかしたら、彼も自我を持っているのかもしれません。
“何も変えないで”と言いましたから。
ハルはミチェに白昼夢のことを話しました。
これから起こること?それとも、もう起こったこと?と尋ねました。
「始まりについて答えなかった理由だ。君の始まりは「秘密」じゃない。」
と、ミチェ。
「凌霄花は待つと言う意味ですよね。この花が目に入る理由が分かった。ダノを思い出せ、ダノが僕を見つけるまで待てってことです。」
と、ハルは言いました。
同じキャラクターで同じセリフで同じストーリーなら、自我を持たない方がおかしいと、ミチェは呟きました。
えと言う事は、ハルが見る白昼夢は、作家のもう一つの漫画ということですよね。
ダノ、ギョン、ハルが同じキャラクターということですよね。ま、早い話、使いまわしされてるってことでしょう。
でも、この先、同じ悲劇を見ることになるとも、ミチェは呟いていました。
ギョンがハルに突っかかって行きました。
ダノは死ぬまで俺に片思いするエキストラだと、ギョン。
「ダノを傷つけるなダノが傷つくのは見ていられない
」
と、ハル。
俺がいなければ1シーンも出られないくせにと、ギョン。
「必要なら展開を変えるさ。この物語はまだまだ途中だ。作家が描いていないページがある。」
どうしてわかる?とギョン。
そして、自分とダノの物語から出て行ってくれと言いました。
「設定は抜きにして、ダノが好きか?」
と、ハル。僕は好きだ・・・。
過去にも・・・いえ、別の物語の中でも、ギョンとハル、そしてダノの苦しい恋模様が描かれているようです。