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この瞬間を、絶対に一生忘れない・・・とダノが言いました。
そのダノを、ハルは愛しげに見つめ、頭を撫でました。
焼け残った漫画と同じことが繰り返されていると、ギョンは知りました。
すぐにミチェに会いに行き、この物語の結末を聞き出そうとしました。
自分とダノなのか、それともダノとハルなのか・・・。
ミチェは『凌霄花』の記憶を鮮明に持っています。だから、ギョンへの恨みも継続しているのです。
どうも、大切な人をギョンのせいで失ったようですね。
ギョンの問いに答えることはありませんでした。
ギョンは漫画の切れ端から、ダノが父親の前でギョンとの婚約を破棄すると知りました。
それをダノに伝え、言いました。
それが真実になったら、ハルとは会うなと。ダノの運命を変えられるのは自分だと。
ダノは、ギョンの言葉の意味が分かりません。
ダノは、ハルから『凌霄花』のエピソードを聞いていたようですね。
もっと聞きたいとハルにせがみました。
ハルは以前見つけたノリゲの飾りが、『秘密』の表紙の文字や花と同じだと言う事に気づいていました。
気付いた時、ハルは思ったのです。自分が見る白昼夢のようなシーンは、おそらく記憶なんだと。
記憶の中で、ハルはダノにこのノリゲをプレゼントしていました。だから、これを見つけたのは、ダノを忘れない様に、そして、ダノがハルを見つけるまで待つようにという意味なんだと。
ハルは言いました。この漫画より前の別の世界が僕の始まりだと、ミチェに聞いたと。
そこでの僕たちは、僕が覚えている場面では全部幸せだったと。
「私たちはこの世界でも必ず幸せになるよ。」
ダノが言いました。
『凌霄花』の中で、ダノとハルは少しずつお互いに惹かれて行っていました。
ダノは最初、ギョンに惹かれていたのですが、ギョンより共通点があるハルに徐々に気持ちが移って行ったようです。
それと同時に、ステージとシャドゥの存在にも気づいていました。今の様に、はっきりとした説明が出来ているわけでもないけど、お互いだけが、その不思議な状況にあるということに。
ハルは既に『凌霄花』の本を見つけています。全て同じだと。
この不思議な経験を持つということも、2人を近づける大きな要因だったかもしれません。
ギョンはハルに作者の設定どおりに生きろと言いました。
運命を変えると言っているが、それが本当に作者の意図と違うものなのか、分かっているのかと。何か変えられたか?と。
「僕を描いたのは作者だけど、描かれていない感情が生まれてる。誰かを想い、守りたくなる気持ちだ。その気持ちは作者じゃなく、ダノが描いてくれた。」
と、ハル。
「あいつは俺のものだ。それが運命だ。作者が俺の婚約者として描いたんだ。」
と、ギョン。
おおっ初めて想いの一端を見せましたね。
何を言われても、ハルの気持ちは変わりません。
「作者の思い通りだったとしても、僕は最後までダノのために動く。消えても構わない。作者が描いて始まったと言うけど、僕はダノが始まりだ。だから終わりがダノでもいい。」
お前にとってダノはエキストラかもしれないが、僕にとっては主人公だ。
く~っ泣きそう
ステージで、ダノは手術を勧められました。
ギョンが迎えに来ていました。
それを見たダノは、突然父にギョンとの婚約を破棄すると言いました。
本当は病院に来るのが嫌いなのに、自分のために来ているギョンを見て、申し訳ない気持ちになったようです。
ギョンが以前予告したのと同じ展開でした。
シャドゥに移動した時、ダノはギョンに、何故先の事が分かったのかと問いました。
自分と同じようにネームが見えるのかと。
「もっと確実なものだ。」
と、ギョンは答えました。『凌霄花』がありますからね。
運命を知っていたらどうする?と、ギョンが聞きました。
ダノは答えました。運命より大切なモノが出来たから・・・と。
ハルですね。