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ク先生が放った矢は、イヒョンまで届きませんでした。
おいおい・・・
チョ・ボンテが進み出て、チョムドルに言いました。立派な青龍ね・・・と
どう見ても、ユムシだけどね
でもね、その言葉が終わると、チョムドルは輝きながら空に舞い上がり、本当に竜になったのです
稲妻が走り、チョ・ボンテが持っていた卵の殻がまばゆいばかりの光を放ちました。
その瞬間、イヒョンは時間を遡りました。
秋夕に、初めて、山奥のカフェでオクナムに出会った、あの時に。
イヒョンだけが遡ってました。グムもオクナムたちも、あの時のままです。
チョ・ボンテがまた現れ、イヒョンを連れてもっと昔に時間を遡りました。
イヒョンの前世、村人によって生贄にされた子供の時代に。
お堂に閉じ込められた子供に、一人の女性が一生懸命お粥を届けていました。
子供に食べさせることが叶わなくても、何度も何度も試みました。
挙句に、その女性も死んでしまいました。
その女性が破軍星バウセに転生し、子供は巨門星イジに転生したのです。
イヒョンは、その事実を目の当たりにしました。
バウセは転生してもなおイジに優しく接しました。
イジが人間界に復讐するために村を焼き、その罰として体に黒い斑点が出来ていることを心配し、助けてくれと北斗星君に頼みました。
その代わり、自分が仙界を離れるからと。
人間界に転生すれば、どんな困難が待ち受けているかもしれないのに・・・と北斗星君は言いました。それでも、バウセの決心は変わりませんでした。
しかし、イジをこのまま仙界に置いておくと、憎しみによって自らを死においやってしまうかもしれないと北斗星君は言いました。仙界を追放し、命を救う方法もあると。
つまり、仙女としての力を奪う事で、人間界で生き続けることを願ったのですね。
北斗星君は、バウセの未来も予言していました。
記憶を失ったままで、想っていたオクナムと出会い、夫婦となるが、幸せは長続きしないだろうと。
オクナムは、人間界でバウセの転生を願って待ち続けることになるが、その後彼女も記憶を失ってしまい、夫の顔を忘れてしまうだろう・・・とね。
バウセは、自らの命を犠牲にしてまで傷ついた命を救おうとしていました。その真心が、あの子供を癒すだろうと、北斗星君は言いました。
最後まで運命を共にし、守り続ける自信はあるか?と。
要するに、これはイジとバウセの物語なのね。
イヒョンは、グムの優しさを改めて感じました。
グムの優しさによって、自分は救われて来たのだと。
竜になったチョムドルは、雨を降らせました。
イジがつけた山の火が、消えました。
グムは、オクナムが仙界に帰る方法はあるかと北斗星君に聞きました。
自分が羽衣を盗んだせいで、オクナムは人間界に残らざるを得なくなったのだからと。
北斗星君は、羽衣は家にあると言いました。
羽衣は形を変えて確かに家にありました。
グムが最初にオクナムに買ってあげた花柄のワンピースが、それでした。
でも、いざ見つかったとなると、グムはオクナムを帰したくなくなりました。
行かないでください、帰らないで・・・とグム。
自分はバウセのように完璧ではないけど・・・と。
オクナムがkissしました。
「あなたは完璧よ。今のままでいい。」
嬉しそうに微笑んだグムも、kiss
でもね、その後すぐにオクナムはチョムドルと仙界に戻りました。
そして、1年が過ぎました。
グムはオクナムの帰りをひたすら待っています。
チョムスンは例の怪しげな小説がベストセラーとなり、すっかり人気小説家となってます。
でも、なかなか肉断ちが出来ず、完全な人間にはなれてません。
なので、グムが相変わらず代理を務めています。
イヒョンは大学を辞め、一人でウィルスの研究をしているようです。
イ教授と、上手く行きそうな雰囲気です。
ここでラストかと思ってしまいましたよ。
でも、まだ終わりじゃないんですよね。
オクナムが帰って来てないから。
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