レビュー一覧は、こちらから。
いろいろな事実が、チョ看護師の事件で明らかになって来ました。
今回、被害者が死んだことで、被害者に行く筈だった心臓が、性的暴行事件の被害者ユ・ヒョニの息子ジュナンに移殖されました。
友人の復讐というだけじゃなく、ジュナンを救うという目的もあったかに見えます。被害者と同じようにジュナンも心臓の病気だということが、何やら因縁めいてますよね。遺伝でしょうか。
そして、もう一つ。
10年前、チョ看護師が担当していたユリの父がやはり手術前日に急死したことで、その心臓はドヒョンに移殖されていました。
イ検事は、この事実を掴み、効果的に使おうと考えています。
即、公訴内容を、過失致死ではなく、殺人に切り替えることを決めました。
事実を突きつけたドヒョンに、チョ看護師は言いました。
自分の過去と示談したくないと。
一方、チュノはジョングに面会に行きました。
ドヒョンが今度も弁護を引き受けた理由を探っているのです。
誰かがお前を陥れようと裏で動いてる・・・とジョングに言いました。揺さぶっておいて、隠してる事を吐かせようと思ったのでしょう。
でも、ジョングはしらばっくれました。
ユ・ヒョニはチョ看護師に面会に行きました。
もしかしたら、過去の罪悪感ゆえ、事件を起こしたのでは?とヒョニは考えたのです。
でも、チョ看護師は違うと言いました。
裁判でイ検事は被害者の過去の性的暴行事件を持ち出しました。
友人ヒョニへの暴行事件の恨みと、ヒョニの息子を救うと言う二つの理由が、殺意に結び付いていると主張。
チョ看護師がどう答えたのか、描かれていません。
ドヒョンはユ・ヒョニに証言を求めました。
でも、辛い事実ですし、何より息子のジュナンに知られたくないとヒョニは言いました。
そりゃそーでしょうね。
ドヒョンはその気持ちを理解し、無理強いはしませんでした。
結局、チョ看護師は、ドヒョンやユ・ヒョニの話を聞いて、事実を明かすことを決めました。
自分の口で、証言をしたのです。
殺意を認めました。
その理由は、自らの経験によるものでした。要するに、チョ看護師も性的暴行事件の被害者だったのです。ユ・ヒョニへの罪悪感ではないと言いました。
それは、ヒョニだけじゃなく、ジュナンも守ったことになります。
ドヒョンは、その供述を受け、言いました。
これは被告人の犯行を正当化するためではない、自らの行為をありのまま話し、正当な判決を受け罪を償おうとしているのだと。だから、寛大な判決を・・・と。
ユリは、この事件を通して、自らの経験と似ていると気付きました。
父が手術の前日に急死したことで、その心臓がドヒョンに移殖されたことを思い出したのです。担当はチョ看護師でした。
まさか・・・と言う気持ちが起こったのは事実でした。
そうなると確かめずにはいられないユリ。
すぐにチョ看護師に会いに行きました。
ユリがジュナンのことを持ち出すのを黙って聞いていたチョ看護師。
「私は真実を打ち明け気持ちが楽になったけど、皆にとってはどうだったのか・・・。ユリ、お父さんに会いたい?」
ユリの父親が死んだとき、担当看護師だった自分に、誰も話を聞かなかったの・・・とチョ看護師。
え
まさか・・・
ユリの態度がいつもと違うのを、ドヒョンも気づきました。
ユリ・・・何を聞いたの
チュノ、やっとドヒョンの父親の事を知りました。
寄りによって自分が逮捕した人物だということも。
ドヒョンに詰め寄りました。
ジョングとドヒョン父との関係、弁護を引き受ける理由はと。
「2人の殺人犯の関係は」
と、チュノが言ったのを聞いて、ドヒョンは初めて感情を露わにしました。
「あなたは無能な刑事だ殺人犯だなんて言わせない」
父が殺人犯だと、ドヒョンはただの一度も考えたことはないのでしょう。何か事情がある筈だと。