ソチオリンピックフィギュア団体戦のショートで3位に終わった浅田真央が「予想以上に緊張し練習どうり滑れなかった」と肩を落とした。実は前回バンクーバーオリンピックの前に知り合いの韓国女性が浅田は本番に弱いのでキム・ヨナが勝つと断言していた。
韓国では浅田真央の気が小さいと分析できていたようだ。6日に浅田真央がソチ国際空港に到着した時、韓国取材陣が大挙して押しかけた。日本のカメラ2台に対して、韓国は10台。明らかに、プレッシャーをかけに来たのだ。実にポイントを得ている。
平常心で滑れば明らかに浅田真央が金メダル。実践不足のキム・ヨナに金を獲らせるため、キム・ヨナをガードし過激な取材を外し、浅田を攻める。韓国側は何でもやってくる。
《◆追記:緊張するとは特に首から上の血管が収縮し血液がたまり、脳の働きが制限され信号が各筋肉や器官に届きにくくなる現象。頭をマッサージすると効果的。首から上の血液循環を促進させる。深呼吸、首運動、声を出すのも良い。
多分、前の晩からストレスがかかり十分寝ていない。精神科の医者を含めて特別睡眠チームを結成し、十分な睡眠を確保する。
直前にコーチなり親しいものが目をじっと見つめ、あなたは素晴らしいとか、存分に滑りなさいとか励ますのは効果が高い。目を合わせて安心感を与えることが大切。ジョークで和ませる。笑うことが出来れば最高》
明らかに浅田真央は必要な練習が欠けている。フィギュアーに関してはもうこれ以上ないほど練習しテクニックも情報も有る。決定的に欠けるのはメンタルトレーニングだ。何故、日本のオリンピック関係者が周到な準備をしてこなかったのか。
浅田真央が私の所へ聞きに来れば指導するが、勿論、絶対に来るわけはないが、私だったら、5通りぐらいメニューを用意して、効果のある方法に絞り精神面を鍛える。
まずは本人に会って、性格を把握する。今朝考えたのは、例えば、10m高さからのプール飛び込み、スピーチや歌のいきなり本番(苦手なものが良い)、剣道で闘争心の強化などかな。1日1時間でもスケートを休んでメンタルトレーニング。
この他に、羽生選手のオーサー・コーチに頼みポイントレッスン、弱点克服も有効だろう。浅田真央の佐藤コーチは日本人だ。私が懸念するのは特にメンタルで弱い浅田の精神面を十分把握し、対応できるかだ。
日本には大松監督の様な鬼コーチは存在するが、内面的な心理まで洞察が出来ていない。その点、一見大雑把に見える外人コーチだが、心理面の分析は優れている人がちょっと多いかな。心理面は日本人の方が雑だ。
日本社会では表面的な気遣いが凄い。ところが、内部のデリケートな心理状態には入り込まない。浅いお付き合いだから、本当の事が分からない。
催眠療法なども試してみることをお勧めする。浅田真央は素直な印象だから効果は有ると思う。兎に角、役に立ちそうなことは何でも試して有効な方法を選択する。それは、ここに至るまでにできていなければならない。
オリンピック選手に過度なプレッシャーを与え続ける日本のマスコミやファンも猛反省すべきだ。オリンピック選手は普通の人の10倍も100倍も努力している。「頑張れ」などは禁句でしょ。自分が出来ない事を期待しない。
欧米では「イージー、イージー」と言う。気を楽にして、大いに楽しんでください。と言うのは別に不真面目なわけではない。大変理に適っている。