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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

浅田真央の転倒する姿はとてもまともに見ることが出来なかった 真央にはフリーでオリンピックを楽しんで貰

2014年02月20日 15時17分42秒 | スポーツ

 早朝に起き、丁度、一人前の若いアデリナ・ソトニコワ(ロシア選手)の滑りから見ることが出来た。赤いウエアが印象的で、派手なジャンプは無かったが完璧な演技のように思えた。ロシア選手への物凄い歓声の中、浅田真央は氷を確かめるようにスタート場所まで進んだ。

 気になったのは、滑る前の浅田真央の表情だった。固い感じがした。白髪の佐藤コーチが少し長めに話し、浅田真央は2回ぐらいうなずいた。表情が暗くも思えたが適度な緊張かどうかは、その時、私には分からなかった。

 何度も書いたようにコーチは非常に大切な役割を担っている。いつも一緒にいるのだから、ちょっとした表情の変化、仕草、喋り方で状況を的確に把握できなくてはならない。それが出来ていなかった。

 最初の滑り出しは実に滑らかで上々に思えた。ジャンプした瞬間も悪くは無かった。ところが着地後、何故か、分からないが転んでしまった。有ってはならない事だった。後は気の毒でとてもまともに見ていられなかった。

 点数が出る場面、ここはきちんと見なくてはと注視していた。アナウンサーは点数が(メダル圏内を)超えることが出来るでしょうかと言っていた。ところが70点台どころか何と55.51点。本当に予想外の点数で驚いた。

 佐藤信夫コーチは「練習するだけのことはやってきた。原因はちょっと分からない。決して体調が悪いわけじゃないと思う」、「これだけ経験豊富な選手。なぜこういう風になったのか分からない」と、首を振ったようだ。

 ま、これは逃げでもあり、浅田真央の精神状態が分かっていないからの発言。浅田真央のレベルになると、この時点では技術とか練習ではない。確かに佐藤コーチは目を見て喋っていた。

 しかし、指導自体が大変固かった。佐藤コーチは笑顔が無かった。怒ったような顔では誰でも緊張する。コーチは今さら技術指導するのではなく、首から上の血液を循環させるよう促し、ジョークなどで和ませる必要が有った。

 相当の緊張状態だったから、明らかに呼吸数が減っており、頭にも体にも十分な酸素が届いていない。頭も体もフリーズしている。酸素吸入しても良い状態。3回ぐらい深呼吸をするだけでも状況はかなり変わったはず。 

 何度も指摘するが、コーチや周囲は浅田真央の気が小さい事、本番に弱い事は十分すぎるほど分かっていた。伝統的な方法に拘らず、結果を出すとはどういうことかを改めて考えて欲しい。

 日本中から叱られるのを覚悟でアドバイスすれば、浅田真央はメダルを諦めて、やけくそで、めいっぱい滑る事だ。これがスケートというものよ。見ていなさい。ぐらいの気持ちで良い。

 真央は自分自身を叱ることも忘れてはならない。何やってんのよ。しっかりしなさい。あなたは日本を代表する、一流のフィギュア選手でしょ・・とか。

 浅田真央にはまだフリーが残っている。是非、スケートリンクの感覚を味わいながら滑って、オリンピックを十分楽しんで欲しい。