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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ビッグバン理論はダークエネルギーで破綻 宇宙膨張加速がもたらした激震

2014年03月10日 17時27分15秒 | 宇宙

 宇宙に関心の無い人でもダークマターはお聞きになった事が有ると思う。宇宙には何か見えない物質が有るらしい・・という感じですか?ところが最近は、それに加えて、ダークエネルギーというのも出てきた。

 ダークエネルギーをご存知であれば、かなり宇宙に関心が有るか、知識人と言えるでしょう。それ何?って聞かれそうですね。宇宙の加速膨張を発見した3人(*)が2011年のノーベル物理学賞を受賞しているのですが、その加速の原因とされるものです。*ソウル・パールムッター、ブライアン・シュミット、アダム・リース

 ダークエネルギーは斥力(せきりょく)という重力の反対の反発力を持ち、天体を遠ざけ、しかもその遠ざかる速度が加速されます。引力で落下速度が加速されるのと反対の現象です。

 宇宙の直径は940億光年とされています。半径が470億光年、これに対して宇宙年齢は137億年。宇宙が光速で膨張しても半径は137億光年ですね。計算が合いますか?

 470億光年を137億年で割ると、3を超えますね?実は宇宙の膨張速度は光の3倍以上とされているのです。

 あれ?アインシュタインの原理では光より速いものは存在しなかったはずだが?光の3倍の速度で遠ざかってもそれは宇宙の膨張だからアインシュタインの原理に反しない・・というのが宇宙物理学者の説明です。

 納得できない話ですが、ま、この議論は置いといて、宇宙が光の3倍で膨張して出来た新しい空間にダークエネルギーが充填されます。何故なら、膨張した空間にダークエネルギーが無いと、宇宙の膨張が加速されません。

 ここが、今回取り上げたい問題です。宇宙が膨張する先は何も無い真空の空間です。そこを宇宙が光の3倍の速度で通過すると宇宙空間になるのですが、何も無かった真空にはダークエネルギーが充填されることになります。

 実は、ダークエネルギーは人類が観察できる天体などの物質に対して14倍にもなる莫大な量です。宇宙の構成比率はダークエネルギーが68.3%、ダークマターが26.8%、天体などが4.9%です。68.3を4.9で割ると約14。

 既に、宇宙の直径が940億光年あり、その端が光速の3倍(秒速90万キロ以上)で広がることにより新たに作り出される空間は半端じゃない。そこに莫大な量のダークエネルギーが充填されるという。

 最も大きな疑問は、そのダークエネルギーがどこに有ったのか。しかも充填される場所は何も無かった真空。ロケットで追いかけて荷物(ダークエネルギー)を降ろそうにも光の3倍ではとても追いつかない。

 飛び去る天体が自分より遥かに大量のエネルギーを撒き散らすはずもない。ところで、エネルギーが何故、物質と共に宇宙を構成するのか?相対性理論では質量もエネルギーも同じであり、エネルギーを質量換算できるからだ。

 E=M×C×C:Eはエネルギー、Mは質量、Cは光速

 あり得る話は、何も無かったと思っていた真空に何かが存在していて、ダークエネルギーに変わるか。しかし、この仮定はビッグバンを否定することになる。何しろ、ビッグバンでは宇宙卵が大膨張して宇宙が出来たことになっている。

 膨張する先に何かが既に存在していたら、ビッグバン理論は完全な矛盾を抱える事になる。宇宙卵を産んだ母なる真空が存在したのは、この宇宙とは別の空間でもある。

 どう考えても、宇宙の膨張に応じてダークエネルギーが充足されるモデルは出てこない。それも有ってか、最新の科学雑誌でもダークマターの具体的な説明は無い。具体的に記述するほど、読者に矛盾感を植え付ける事になる。

 宇宙のように見えないものを論じる時は説得力が勝負になる。予算を配分するのは宇宙物理学の素人で、素人が納得しなければ宇宙開発や天文台などの予算は供給されなくなる。

 手前味噌ではないが、宇宙の膨張加速を最も合理的に説明できるのは今のところ、私(宇宙物理学なんてまるで知らないが)のモデルしかないと勝手に考えている。3月18日愛媛大学(電気学会全国大会)でちょろっと発表する。

追伸:ビッグバン理論では宇宙は終焉を迎える。私のモデルは循環宇宙で、エンドレス。いつか私のモデルは勝利する。

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