中国は共産党の一党独裁で経済成長をベースに軍事拡大を驀進する、いわば人類社会に巣食うガンのようなもので、通常の方法では誰もその進行を止められない。このままでは韓国、やがて日本も中国に飲み込まれる。
中国は東アジア地区の覇者となる為、日米韓を分断する必要が有り、南北朝鮮の統一を餌にパククネ大統領に持ち掛け、韓国の取り込みを図ると共に従属化を狙っている可能性が高い。その大きな材料が慰安婦問題。
中韓は緊密に連絡を取り合い、中国は韓国に対して反日本キャンペーンと日本との離反を指示している。
中国にとって北朝鮮は極めて重要なカードで有り続け、北朝鮮の最近の動きに手を焼いており、様々なシミュレーションがなされている。その中で朝鮮全域を従属的支配下に置くようなケースも想定されている。
一方、アメリカのリーダー層は何故、安倍首相が慰安婦問題を解決できないのか、解決しないのかについて疑問を持っている。つまりアメリカなら色々試みるだろうという感覚。
アメリカの大統領の場合、寝る前にCIAに課題の解決方法を支持しておくと、CIAが夜のうちに世界中の情報を分析し、朝、大統領が起床した時には解決策が何案か用意されるシステム。
私が首相なら、中韓の情報を大量に集めて分析する。オバマ大統領にCIA情報の提出をお願いする手も有る。
慰安婦問題の落としどころとしては、例えば日韓友好関係育成基金という韓国への資金提供システム(日本国内向け)を作り、韓国側では慰安婦問題と受け止め、両国内ではそれぞれ勝手に解釈する方法が有る。韓国国内では慰安婦にお金を配るのでも何でも良い。
慰安婦問題が片付いても、東アジア問題の主役は常に中国であり、新たな問題が起きてくることは明白。しかし、日米韓が手を取り合い協力し合い、中国に対抗するには、積極的に、着実に、目の前の課題を解決して行かなければならない。
中国は東アジアを制圧し、最終的には軍事力でアメリカを上回り、屈服させることが目標。中国は世界制覇をめざし、百年単位で実現してゆくそのしたたかさは大変なもの。そのためには中国は何でもやる。戦略性は有る。