あなたの経験が精子や卵子に記録されていると聞いたら少しは驚かれるでしょうか?最近テレビでも報道された、マウスの実験がそのことを証明したのです。桜の匂いと電気の痛みを繰り返すと子孫が桜の匂いで反応するようになったのです。
マウスは人間の祖先ですから、ほぼ人間に当てはまるといってよいでしょう。これはあなたが教科書で習ったダーウィンの進化論をひっくり返すような内容です。ダーウィンは獲得情報の継承を否定したいました。
どこに書かれるのか?我々の身体の設計図はDNAの2%の部分に書かれています。残りの98%はジャンク(ガラクタ)と呼ばれていたのですが、その中のnc-RNA(ノンコードRNA)に獲得情報が書かれているとしたのが私の仮説の一つです。
ノンコードとは設計図には関係ないよという意味です。しかし、このガラクタと見られていた遺伝子に様々な情報やノウハウが隠されていることが今後明らかになるでしょう。
勿論、突然変異が無いと言っているわけではなく、生命体は様々な経験情報から自分が発展する道を探り(評価)、より発展性のある形やシステムへの飛躍を実現しているのです。
さて、宇宙に関しては、今回ビッグバンを根こそぎ全面否定しました。しかも、ビッグバンよりは遥かにましな根拠と論理構成になっています。私の性格をよく表した発表でしたね。
非循環型宇宙を提唱するビッグバンはどう考えても、破綻に次ぐ破綻状態なのですが、ま、巨大すぎる既得権を守りたい世界の宇宙物理学者たちのあがきが今後も見られるでしょう。
今回の重力波観察成功(?)についてもビッグバンと関連付けざるを得ない。ビッグバンに逆らって左遷されたり、一生昇格無しは当たり前の世界です。
ブラックホール同士の衝突が新たな宇宙構造を作るとの仮説は何度かこのブログで書きました。ビッグバンでは宇宙卵とそれを打ち消す反宇宙卵がどのようにして作られたか全く説明していない。
最も、ひどい例は、ダークエネルギーです。実は宇宙の膨張が加速していることが分かった途端、ビッグバンは破綻したのです。見かけ上破綻させないため、宇宙内に反発力を持つエネルギーが存在するとしたのです。
これがどのぐらい、とてつもなくひどい仮説であるか説明しましょう。宇宙の直径は940億光年で、光速の3倍の速度で膨張しています。何と、1秒間に90万キロの速度で膨張し、膨張した空っぽの空間にダークエネルギーが充填されます。
しかも、密度は観察可能な天体など物質の14倍です。相対性理論では「エネルギー=物質」で、正確な計算はしませんが、恐らく1秒間に100や1,000ぐらいの銀河に相当するエネルギーが創造されている事でしょう。
どこから?どうやって?とてもじゃないが説明できる根拠はどこにもありません。今回発表したように、この宇宙(小宇宙)の外側に大宇宙(未知のブラックホールなど)が有り、その大引力で引っ張られていると考えると納得できる。
ダークマターも、銀河の外側をまわる天体と内側をまわる天体の速度差が無いところからつじつまを合わせるように考えられたものです。内側の軌道では落下しないよう速度が速くならなければならないのです。
そのダークマターの分布は、均一ではなく、外側と内側の軌道の真ん中あたりに都合よく分布しなければなりません。これも何だか、宇宙物理学者の願望を宇宙に当てはめようとしているように思えます。
私の考えでは、大宇宙から全方位の重力を受けて、空間の位置を保持する力が働き、①内外の軌道速度に差が小さくなり、②速度の遅い内側天体が落下しにくい・・というもので、すっきりします。
根こそぎ否定の意味は、例えば、4次元空間を否定していることです。これも前に書きましたが、物理や数学で定義する時間は存在しません。化学や生物現象では時間が逆さまに動かない現象が山ほどあるからです。
時間とは何か?私は動きの履歴としています。時計の針の動きの履歴を見て時間を知るのです。時間という実態が有るわけではありません。
3次元+時間=4次元は子供でも知っています。ところが、これは人間の錯覚を利用した「騙し」です。正確には3次元空間+時間ですが、時間は空間ではないので、3次元空間に時間を足しても4次元空間にはなりません。
元々、時間は存在しない上に、空間でもない時間をプラスさせて、4次元空間なる世界を創り出している。
何故、アインシュタインほどの天才でも騙しテクニックを使わなければならなかったのか?これも、何度も指摘した事ですが、キリスト教の天地創造の考え方、それ以上に論理的な問題でしょう。
頭が極めて良い人達にとって、始まりが無い事は論理的な納まりがつかない。何としても始まりを作りたい。そこで、4次元空間が有ると人々の頭に刷り込ませて、この宇宙以外の母なる空間に宇宙卵と反宇宙卵が打ち消しあう真空が有る事にした。
発表した部門がロボット・バイオニクスだったので、なんじゃこれはという印象だったかもしれない。質問が無くて、座長が工学的なサジェスチョンが有ればと促したが、十分回答できず、その点は申し訳なかったと考える。
次回チャンスが有れば、宇宙のシミュレーションの工学への応用などを盛り込まなければならない。