戦後、連合軍が東京裁判を開き一方的に日本軍の指導者を裁き、A級戦犯などが処刑された。これは戦勝国のリンチであって、到底公正さが保証されたものではない。
一方で、国民を消耗品として扱い、死んで来いと大量の戦死者を無駄に出し続けた責任者共が、腹も切れず、おめおめ処刑されるなど恥晒しの極み。何で、「申し訳ありません。多数の大切な命を散らしながら敗戦に至った責任は私に有ります」と国民と天皇に謝罪して一斉に腹を切らんのだ。
東條英機に至っては、1941年1月8日、自らが戦陣訓の中で「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」と書いておきながら、怖くて切腹できず、裁判に臨み女々しくも自分には責任が無いと開き直ったのである。見苦しい。
これらの出来事は一般国民にはおよそ預かり知らぬところであり、この不幸な戦後のスタートが日本に災いをもたらせている。例えば、福島原発では東京都が死の灰で汚染され日本が壊滅的打撃を受けたかもしれないにも拘らず、誰がいつ何をどうしたという責任が不問となったため、将来また別の多数のステージで同じ社会構造がもたらす災害が起こり得るのである。
私はいつか広く呼びかけて、戦争指導者の責任を明確にしたいと考えている。子供の頃、何故戦争になったかを明確にしないとまた戦争が起きると考えていたが、その意味ではNHKが頑張って様々なフィルムを公開してくれている。NHKの勇気ある報道には敬意を表したい。
はっきりしたのは、アメリカとの戦争を開始する前の日本軍の指導者どもの考えは非常に雑で楽観的だったという事。それが証拠に、開始前の想定は悉く狂い始め、途中から何が何だか分からない大混乱に陥っている。
また、国連難民高等弁務官だった緒方貞子は軍部が乱脈を極めたと言った。中央と現場が汚職まみれで欲望の赴くまま無秩序に戦場が拡大されたと言っていた。そのために兵器も弾薬も無いながら、待ち構えているアメリカ軍に突っ込まされた兵士はたまったものではない。うかばれない。
私は戦争が避けられない場合は有り得ると考える。そもそも、人類の歴史は戦いの歴史であり、記録は血塗られている。未来永劫に戦争が根絶するなんて事は無いだろう。例えば、日米同盟を破棄し、自衛隊を解散したら1日で中国に占領され植民地になる。そして戦時中の報復が始まる。
重要なのは平和を追求する努力、人命尊重と正しい判断、そして反省と責任だ。是非いつの日か、先の大戦に関し、国民による公正で客観的な裁判を実施し、戦後を終わらせたい。そうでなければ日本の真の発展は望めないのである。
続く
一方で、国民を消耗品として扱い、死んで来いと大量の戦死者を無駄に出し続けた責任者共が、腹も切れず、おめおめ処刑されるなど恥晒しの極み。何で、「申し訳ありません。多数の大切な命を散らしながら敗戦に至った責任は私に有ります」と国民と天皇に謝罪して一斉に腹を切らんのだ。
東條英機に至っては、1941年1月8日、自らが戦陣訓の中で「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」と書いておきながら、怖くて切腹できず、裁判に臨み女々しくも自分には責任が無いと開き直ったのである。見苦しい。
これらの出来事は一般国民にはおよそ預かり知らぬところであり、この不幸な戦後のスタートが日本に災いをもたらせている。例えば、福島原発では東京都が死の灰で汚染され日本が壊滅的打撃を受けたかもしれないにも拘らず、誰がいつ何をどうしたという責任が不問となったため、将来また別の多数のステージで同じ社会構造がもたらす災害が起こり得るのである。
私はいつか広く呼びかけて、戦争指導者の責任を明確にしたいと考えている。子供の頃、何故戦争になったかを明確にしないとまた戦争が起きると考えていたが、その意味ではNHKが頑張って様々なフィルムを公開してくれている。NHKの勇気ある報道には敬意を表したい。
はっきりしたのは、アメリカとの戦争を開始する前の日本軍の指導者どもの考えは非常に雑で楽観的だったという事。それが証拠に、開始前の想定は悉く狂い始め、途中から何が何だか分からない大混乱に陥っている。
また、国連難民高等弁務官だった緒方貞子は軍部が乱脈を極めたと言った。中央と現場が汚職まみれで欲望の赴くまま無秩序に戦場が拡大されたと言っていた。そのために兵器も弾薬も無いながら、待ち構えているアメリカ軍に突っ込まされた兵士はたまったものではない。うかばれない。
私は戦争が避けられない場合は有り得ると考える。そもそも、人類の歴史は戦いの歴史であり、記録は血塗られている。未来永劫に戦争が根絶するなんて事は無いだろう。例えば、日米同盟を破棄し、自衛隊を解散したら1日で中国に占領され植民地になる。そして戦時中の報復が始まる。
重要なのは平和を追求する努力、人命尊重と正しい判断、そして反省と責任だ。是非いつの日か、先の大戦に関し、国民による公正で客観的な裁判を実施し、戦後を終わらせたい。そうでなければ日本の真の発展は望めないのである。
続く