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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

東京オリンピックのコンセプト不明で、訳の分からんロゴ、国立競技場の設計やり直しのごたごたとなる

2015年09月03日 09時23分13秒 | スポーツ
 今回撤回となったロゴは近代的なデザイン性は感じるが何を訴えたいのかが分からない。佐野研二郎氏の案を採用しておいて、2回修正を加えたなど公正ではないし そもそもオリジナリティー無視で募集の意味が分からない。

 意匠登録を申請して翌日発表はバタバタで余りにもお粗末。世界への意匠登録が通っていれば、全く微動だにしなかった。事務作業のチョンボ。日本が世界に恥をさらす必要も無かった。国の威信がかかっているのに簡単に変更するのも、どうかと思われる。

 国立競技場はそもそも、作り直す必要が有ったのか?1984年ロサンゼルスオリンピックではピーター・ユベロス氏が大会組織委員長を務め、従来施設をそのまま使い金をかけずに開催、オリンピック黒字化を達成している。

 従来の新設メインスタジアムが500億円程度で出来ているのと比べても、今回の1550億円もスペックを落とした割には高い印象。スペックが高く、激安で工期の短い画期的な案を世界から募集してみてはどうか?

 余計な事だけど、僕なら鉄骨中心のフレーム作りで、床、壁、天井などは工場で大量生産してべたべた張りつける方法をとるね。いわば、競技場のプレハブ工法だ。屋根は開閉式とし、エアマットの様な空気を入れた樹脂製でもいいな。安い、高品質、早い。肝心なトラックなど競技施設の質や利便性は相当こだわる。

 明確な目標を決めず、関係者各人が自分の利益と自己満足で進めるのは官僚的な日本文化。ロゴは関係者達が狭い範囲で勝手に決めており個人的趣味の様相が強い。国立競技場は政治家、官僚、ゼネコンの、選挙や利益獲得や賄賂に絡んだ欲まみれの世界。本来の競技者は蚊帳の外。

 なぜこんなにごたごたしてまとまらず統一性が無いのかと言えば、コンセプトが明確ではなく、有るには有るらしいが知られていない事があげられる。2020年東京オリンピックのコンセプトを探してみた。

 オリンピック史上最もコンパクトで、スポーツ、持続可能性、効率性、そして人の心を結ぶ大会- 東京オリンピック・パラリンピック・・となっている。ロゴも国立競技場も全く該当していなかったのではないか。

 国家をあげて実施する世紀のオリンピックだから、世界に発信するコンセプトを最初に作り、高々と謳いあげ、全てをこのコンセプトで統一すべきだった。
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