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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

国会前の安保法制反対デモは自発的で健全で1960年代とは様変わり

2015年09月19日 10時38分11秒 | ニュース
 1960年代の安保闘争は大掛かりで、激しく、そして統制されていた。イデオロギーとイデオロギーのぶつかり合いで、生活的感覚からはかけ離れていた。社会に対して大きな不満が有ったのは僕も同様だが、理解できず、ちょっとついて行けなかった。荒れ狂った歴史の遺物となったね。

 全国の国立大学が封鎖されたのは1967年だったかな。夏休みで広島に帰って来た時、同窓会でO君が「広島大学も入り口がコンクリートで封鎖され、警官隊が突入するらしい」と気色ばんで話した。東大の安田闘争は今でも時々放映される。東北大学では解放後も、過激派が10年間ぐらい講堂のような建物を占拠し、戦いの訓練を続けていた。

 その後、僕の把握したところでは、ソビエトが資金を出し、後から動かしていた。だから、ベトナム戦争反対など、何も知らず育った学生にとって飛躍しすぎたテーマを掲げ、実体は反米闘争となっていた。学生はアメリカとソビエトの前哨戦をやらされていた。《こんなことはどこの書籍にも書いていない》

 安倍政権は併行して憲法改正を目指さなかったところが深刻な問題ではあったが、アメリカとの軍事協力は現実的な選択である。それに対して、今回の安保法案の反対デモは、世論を大きく動かす勢いも有り、安倍政権にとって予想外の展開だが、僕はむしろ健全で歓迎すべきものだと思う。

 かねがね、日本の若者は多くがヒョロヒョロのもやしになってしまって、日和見で、一人では自己主張もできないから大変心配していた。全体の風向きを敏感に感じ取って、それに乗ろうとする。論理も善悪も関係無い。事なかれ主義で家族はおろか自分自身さえ守れないではどうしようもない。

 今回の全国的な自発的デモがきっかけになって、自己主張が出来るようになれば、今の若者も自立心が芽生え、日本を発展させるパワーを得ようというものだ。少しは日本が救われる。