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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

官僚の歴史的大チョンボ 今後も繰り返される大失態

2015年09月23日 21時11分47秒 | 国際・政治
 日本を支配してきた官僚は、競争率の高い試験を合格し、自他ともに頭脳明晰で、能力が高いと信じている。ところが、その思いと実際との落差の大きさに気付いていない。最初の歴史的大チョンボは、先の大戦前にアメリカの考えやその能力を見誤った事だ。

 知識系のスーパーエリートは知識、実績から判断する傾向が顕著で、知ってる範囲は瞬時に答えが出せるが画一的。そこに加えて、思考力が不足するため①新しい事、②難しい事、③変化・・に対応できず、考え方も自分中心となる決定的な欠陥がある。

 国内では実質的な支配者だが、海外では相手が有り思い通りにはいかない。官僚対アメリカの戦いは常に一方的に負け続けている。特に、バブル崩壊後、官僚はアメリカに完全敗北し、戦うどころかアメリカ政府の支配下にある。官僚とは、アメリカの飼い犬となった組織である。アメリカの飼い犬となる事で官僚は国内の絶対的な既得権を維持できる。

 「失敗の本質」に書かれていたのは笑い話にもならないが、先の大戦で、スーパーエリートの指揮官(軍人は官僚)が授業で習ったような戦闘場面は一度も起こらず、対応の方法が分からず、終始ミスリードしてたというのが有る。深刻だが、まだ傷は浅い。

 軍部のスーパーエリートは世界NO1だったアメリカの潜在能力、特性や考え方、目指す方向などを殆ど研究もせずに、勝手な妄想で戦争に突っ走った。アメリカの事が分かっていなかったが、実は自国の事も把握できていなかった。

 そして、圧倒的に国力や軍事力が優れる相手とどう戦い、何を持って良しとするかが全く決まっていなかった。話は異なるが、女王蜂が最初にやる重要な仕事は、次の女王蜂を殺す事だ。アメリカと戦って負けることは明白で、そうであればどう対応するか、戦うにしても終わり方をどうするかは最も重要な事だが、何も決まっていなかった。

 日本は戦後の奇跡的な復興と共に、またもや経済でアメリカに挑戦する事になった。官僚の鬱屈した思い、コンプレックスや色々な感情がそうさせたのかもしれないが、気持ち優先で、何が目標だったのか分からない。

 アメリカは冷戦終了と共に、日本のバブルを破たんさせ、日本を徹底的に叩いてきた。今も叩いている。アメリカは世界の経済システムも大幅に変更した。アメリカにとって有利で、日本にとって不利な変化であったことは間違いない。

 日本のスーパーエリートはまたしても、アメリカの目標や戦略を全く理解できていなかった。日本の民主党政権下ではアメリカは本気で日本を潰しにかかった。オバマを見たらわかるが、中国に寄り添い、中国の発展を支え、日本の沈下を促進させたのだった。

続く!
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