ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

別府大分毎日マラソン、新潟県出身の青学大横田俊吾選手の快走に拍手!!!

2023-02-05 20:33:22 | 新潟

先月は、箱根駅伝で岸本大紀選手、都道府県対抗駅伝では女子の小海遥選手、男子の山本唯翔選手が、それぞれ快走を見せてくれた。

新潟県出身選手のロードでの活躍はうれしいと思っていたが、今日の別府大分毎日マラソンでも、またすばらしい走りを見ることができた。

その走りを披露した選手は、青山学院大4年の横田俊吾選手。

別大マラソンでは、順位が日本人選手2位、全体でも4位という好成績だったが、それ以上に素晴らしかったのが、記録。

フルマラソンを、2時間7分47秒でゴールし、学生のマラソンの日本最高記録をたたき出した。

従来の記録が2時間8分12秒であり、それは2003年3月のびわ湖毎日マラソンで中大4年の藤原正和(現中央大監督)が打ち立てたものだった。

この20年間破ることができなかった記録を、横田選手が破ったのだ。

 

横田選手の出身中学校は、五泉市の山王中学校。

丘の上にある中学校だったが、その後旧村松町にあった2校(山王中学校と愛宕中学校)が統合となり、村松桜中学校となっている。

ただ、現在の村松桜中は横田選手が通った山王中の場所ではなく、かつて愛宕中学校があった場所にある。

そこは、私が昨年11月に走ったごせん紅葉マラソンの主会場となった村松公園の隣に位置している。

そんな縁があって、五泉市出身の横田選手に肩入れして応援したい気満々だったのである。

 

横田選手は、1年前の別大マラソンでもフルマラソンを走り、2時間12分41秒で16位。

初マラソンとしては、実に立派な成績だった。

ところが、そんな彼なのに、今年4年生になるまで箱根駅伝を走ったことはなかったのである。

ようやく走った今年の箱根駅伝は、3区を担当し、青学大の3位はキープしたものの、区間8位と目立った成績はおさめられなかった。

 

彼が走っているときの右腕の振りは、卓球のフォアハンドの素振りによく似ているのだ。

それで「よこたっきゅう」と名付けられた特徴のあるフォームの走りは、卓球もRUNも好きな私にとって、とても魅力的なのであった。

その彼が、今日のマラソンでどんな走りを見せてくれるのか、とても楽しみだった。

 

スタートから先頭集団に付けていた横田選手の走りは、とても冷静に見えた。

いつもどおりの特徴的なランニングフォームで、大集団の中でも、無理をせずよい位置を取っているように見えた。

名のある社会人の選手が一人一人脱落していく中でも、彼はちゃんと先頭集団の中位についていた。

30kmでペースメーカーが離れ、先頭の2名の外国人選手が抜け出した時も、決して無理をしないで日本人選手の集団に入って後を追った。

やがて、社会人の日本人選手が3名、彼よりも先にスパートして3位争いを始め先行していったが、冷静にあきらめずに追っていった。

やがて、残りの距離が5kmより少なくなって行った辺りで、3位集団を追い始め、やがて残り1kmあたりで追いついたようだ。

前の3人のうちの1人は抜けなかったが、2人を抜いて、堂々の4位となった。

記録は、2時間7分47秒という立派なもの。

前回大会の優勝記録と同じタイムであった。

かつて、北京マラソンで児玉泰輔選手が、2時間7分35秒が一時期ながらく日本記録だった時があったが、それに近いタイムで走れるなんて、すごいじゃないか。

その快走に、拍手

 

同じ新潟県出身ながら、青学大で同級生だった岸本大紀選手の後塵を拝してきたように思えた横田俊吾選手だったが、4年生の最後のレースで見事な走りを披露した。

大学を卒業後、岸本選手はGMOインターネットで、横田選手はJR東日本で、それぞれ競技を続けると聞いている。

2人とも、駅伝やマラソンでこのような活躍を見せてきた。

競い合って、これからのさらなる活躍をしてくれることだろう。

新潟県人として、それが楽しみでしようがない。

 

横田選手、大学生としてのマラソン、歴代最高記録、本当におめでとうございます

今後も、大活躍を期待しています!!

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冬、ぎんがをかけて遊んだものだった

2023-01-28 20:52:50 | 新潟

ぎんがをかける。

 

こんなことを言うと、なんだかスペースオペラみたいだね。

漢字を入れると、

「銀河を翔ける」みたいで、なんだかすごくかっこいい感じがする。

 

でも、この「ぎんがをかける」という言葉は、私にとって子どものころの懐かしい冬の遊び方のことなのだ。

小学校の頃、雪が降ると、雪国独特の遊び方があった。

雪玉を固めてぶつけ合って硬さを競う遊び「ダマ」のことは、以前ここに書いたことがあった。

 

 

昔、冬の雪遊び「ダマ」 - ON  MY  WAY

すっかりの雪景色となって2週間近くになる。会う人会う人との話は、天候の話が多いものだが、新潟だとどうしても雪の話になる。昨日も、職場に年輩の方の来客があり、そんな...

goo blog

 

 

(おお、書いてからもう7年も前になるのか…!)

 

その遊びは、勝ち負けを競うからもっぱら男子の遊びだった。

 

では、女子が楽しんでいた冬の遊びは、というと、その1つが「ぎんが」だったのだ。

 

「銀河」は、夏の夜に空にかかっていたものだった。

では、ここでいう「ぎんが」はというと、冬の地面に関係する。

雪が固まった地面はつるつる滑る。

陽射しを反射してぴかぴか光ったりもする。

その、雪が地面で固くなって滑りやすくなっている状態のことを「ぎんが」と言うのだ。

そして、雪面をつるつる滑る状態にすることを、「ぎんがをかける」と言ったのだ。

 

今日の午前中のように気温が低くて粉雪のような雪が積もって晴れた日は、ぎんがを作って遊ぶのにとても適した日だった。

「休み時間に、ぎんがかけて遊ぼで(遊ぼう)!」

子どもの間では、そんな声がよく上がったものだった。

 

滑りやすくするために使う靴は、校内履きの運動靴だった。

あの当時の校内履きの運動靴は、靴裏の模様も深くなく、それで雪を固め靴裏に力を入れてゴシゴシこすると、雪面が固くなりつるつるになるのだった。

これが長靴だと、靴裏が雪で滑らないように加工してあるので、つるつるの地面は作れなかったのだ。

ぎんがをかけた後は、その上をみんなでキャアキャア言いながら滑って遊ぶのだ。

女子にとっては、男子みたいに雪玉を作って割り合うようなことよりも、みんなでつるつるに滑る道を作って、一気に滑って遊ぶことが楽しいことだったようだ。

 

時々、男子もぎんがをかけて遊んでいた。

ただ、ワルの奴は、いたずらに使っていた。

作った後にほかの奴を呼んで、気付かれないようにしながら、ぎんがの上を通らせ、滑って転ぶのを見て喜ぶのである。

私も、ひっかかったことがある。(くそ~!)

ひっくり返って転ぶと、転んだ下は固められたぎんがゆえ、固い地面と変わらない。

とても痛い目にあったのであった。(>_<)

子ども時代の「ぎんが」。

今日午前の晴れ間に、道路の雪がカチカチになって滑りやすくなっていたから思い出した。

今の子どもたちには見ない、懐かしき冬の遊びであった。

 

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都道府県対抗男子駅伝、゛山の妖精”山本唯翔選手の活躍で、新潟県チーム、23位に食い込む

2023-01-22 21:46:30 | 新潟

今日の日中楽しみにしていたのは、全国都道府県対抗男子駅伝。

女子の都道府県対抗駅伝は京都で行われるが、男子は広島での開催。

3年ぶりの開催となったが、新潟県チームがどれだけやれるかに注目していた。

 

女子は、1区で第一生命の小海遥選手が区間賞をとる活躍を見せ、最終的に28位と、目標だった20位台を達成した。

では、男子の目標や期待する選手は?

2日前の新潟日報には、「20位台前半を狙う」と本県の目標が出ていた。

 

 

期待は、本来は青学大の岸本選手だったのだが、残念なことにけがで欠場になってしまったとのこと。

それでも、あの箱根駅伝で5区を走り、区間新で区間賞を獲得した城西大の山本唯翔選手が走ると聞き、そこに期待することにした。

 

新潟県チームは、1区の高校生が意欲を見せてくらいついていこうとしていたが、41位となって出遅れてしまった。

しかし、2区の中学2年生小海楽空選手が区間25位と健闘し、順位を4つ上げ37位。

3区、社会人・日立物流の横山徹選手は、区間18位と好走。

さらに順位を4つ上げて、33位でたすきをつないでいった。

4区の高校生で36位、5区の高校生で35位と、少々停滞した。

 

だが、6区の中学3年生安達駿選手がよかった。

区間8位の好タイムで、順位を32位と3つ上げて、7区最終走者の山本唯翔選手にタスキを渡した。

 

これなら、20位台前半は無理でも、20位台には上がれるかもしれない、と期待を抱いた。

はたして、山本選手は、その期待に応えられるか!?

そう思って、通過順位の速報を見ていた。

13kmの区間で、5.2㎞地点では3人を抜いて29位に上がっていた。

そして、9㎞地点では、さらに2人を抜いて27位になっていた。

おお、すごい。

23位の選手とは24秒も差があるから、そこまでは難しいが、24位の選手なら2秒差しかない。

これなら、47都道府県の真ん中の24位に行けるかもしれない。

そう思いワクワクしてテレビを見ながら、新潟県チームのゴールを待った。

来た。ゼッケン16番、新潟県のナンバーだ。

山本選手が、前の選手を追いかけてスピードを上げて勢いよくゴール。

山本選手は、前の選手を抜けなかったことで非常に悔しそうな表情をしていた。

だが、新潟県チームの順位は、23位。

おおすばらしい。

半分より1つ上の23位だ。

ということは、チームの目標達成ではないか!

やったね!!

 

なお、山本唯翔選手の記録は、一気に9人を抜いて、区間4位タイの37分42秒という立派なものだった。

さすが、“山の妖精”だ。

この愛称について、箱根駅伝後、城西大の櫛部監督は、「白い帽子をかぶって、木々の中をすいすい走る山本選手の姿が妖精みたいだ」というところから来たと明かしていた。

「キャラ的にも山本はそういうキャラ。本人も神なんて恐れ多いという謙虚なタイプなので、『じゃあ妖精でいいんじゃないか』」

とその命名について秘話を打ち明けていたのだそうだ。

“山の妖精”山本選手は、平地でも強いというところを見せた。

 

都道府県対抗駅伝で、女子は小海遥選手、男子は山本唯翔選手が、将来性を感じる活躍を見せてくれたことは、頼もしい。

新潟県人として、うれしいことだった。

これからのさらなる活躍を楽しみにしたいなあ。

 

あともう一つうれしかったのは、長野のアンカーが立教大の監督を務める上野裕一郎選手だったこと。

高校生たちが作ったリードをきちんと守って、区間12位のクレバーな走りで、優勝のゴールテープを切った。

さすが現役選手兼監督。

立派な存在感を見せてくれたよ。

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都道府県対抗女子駅伝、新潟県チーム、小海遥選手の快走に心躍る!

2023-01-15 20:27:36 | 新潟
今日は、第41回全国都道府県対抗女子駅伝が行われた。
テレビで、その放送を見ながら、当然のごとく新潟県チームを応援した。
2日前の地元紙新潟日報には、こんな記事が載っていた。



「本県、20位台狙う」…かあ。
もうちょっと、景気のいい順位を言えないのかと思ったが、過去5年間を調べてみると、
2022年 42位
2021年 開催中止
2020年 36位
2019年 37位
2018年 27位
…なるほど、景気のいいことは言えない順位。
これでは2018年以来の20位台を狙う、というのもうなずける。

だから、過度な期待はしないで応援することにした。

新潟は、後列からのスタートで、開始当初は40位ぐらいの位置にいた。
ところが、するするすると、次第に中位にそして上位にとその位置を上げてきた。

この新潟の選手、なかなかやるじゃないか、と思って見ていたら、第一生命グループの小海遥(こかい・はるか)という選手だとのこと。
先ほどの新聞記事だと、
「昨年11月の全日本実業団対抗女子駅伝で、エースが集う3区で区間4位と好走した実力者」
だということだ。
そうか、がんばってほしいな。
と思いつつレース展開を見守った。

その小海選手は、さらに前に進み、上位4チームに混じった。
そこから1チーム遅れていったが、小海選手は首位グループ4選手の中に入ったままだ。
すごい、やるじゃん、小海選手。

がんばってついて行け!
…と思っていたら、なんと残り1㎞になってスパート。
それを仕掛けたのは、小海選手だった。
仕掛けが早過ぎるのでは、と思ったが、小海選手はそのまま1位で2区のランナーにタスキを渡した。



記録は、1区6km19分06秒。
2位に10秒の差をつけての区間賞は、実に立派。
新潟県のチームが1区で区間賞をとるのは、41回目にして初めてのことだった。
すばらしい快挙を成し遂げた小海選手だった。

小海選手の快走があって、新潟は最終的に28位。
その後の選手たちも粘って、最終区にタスキを渡した時点では18位だったとはいえ、最後には狙っていた20位台をつかむことができた。
駅伝は、出だしが大事なのだが、それを裏付ける今回の結果だった。

ヒロインの小海遥選手について知りたくなって、ちょっと調べてみたら、今19歳なのだが、2年前に仙台育英高校を卒業している。
そして、その仙台育英では、2年時に1区を走り見事に区間賞を獲得していたのである。
仙台育英が勝ったのは知っていても、まさか彼女が新潟県出身の選手だとは思わなかった。

彼女は、新潟県の妙高市立新井中学校卒で、中学校時代にも2年続けて都道府県対抗女子駅伝に出場していた。
2年生時に区間17位で、3年生時には区間6位。
なかなかの成績を残していたのだった。

そして、社会人となってからも順調に力を伸ばしている。
18歳のプリンセス駅伝で1区を走り区間2位。
クイーンズ駅伝では、4区の区間15位。
19歳の今季、プリンセス駅伝で3区区間賞。
クイーンズ駅伝では、3区4位となり、第一生命チームの8位入賞に大きな貢献をしていたのであった。

そして、今日の活躍。
試合後には、
「最初の入りのペースから少し早いと感じていたので、足が動いたら先頭に着いていこうと思って走りました」
「区間賞を目標とはしていませんでした」
「新潟の中学生、高校生に上のほうの順位でレースを走ってもらいたい気持ちがありました。上位で持ってこれたのでうれしかったです」
と、笑顔を浮かべてコメントしていた。

箱根駅伝では、城西大の山本選手や青山学院大の岸本選手など新潟県人選手が活躍して非常にうれしかった。
そして、県人の女子選手は最近パッとしないと思っていたが、今日の小海遥選手の活躍で、明るい希望の灯が見えた気がした。

今月まもなく20歳の誕生日を迎える小海選手のこれからの活躍が、とても楽しみだ。
新潟県のためにありがとう、小海選手。
そして、これからのますますの活躍を期待しています!!

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開志国際高校、ウインターカップ初優勝!2つのリベンジ果たす

2022-12-29 18:21:19 | 新潟
ついにやった!
高校バスケ・ウインターカップ、開志国際初優勝! 

インターハイで敗れた、福岡第一とのリベンジマッチ。
対戦相手の福岡第一は、ここまでインターハイを制し、新設されたU-18トップリーグも制していたから、このウインターカップに3冠をかけていた。
時には接戦もあったが、ここまで順調に決勝まで勝ち上がってきたチーム。
準決勝で藤枝明誠と2点差の大接戦を演じた開志国際には、きつい連戦。
夏の雪辱に燃えるといえども、簡単にはいかずに返り討ちにあうのではないかと懸念した。

試合が始まると、出足はよかった開志国際だが、福岡第一の3ポイントがよく決まり、逆転されたまま第1クォーターを22-27で終えた。

だが、第2クォーターで、昨日の試合で不振だった平良選手が4本も3ポイントシュートを決めて逆転すると、開志が波に乗ってきた。



守りがよく、福岡ゴールでのリバウンドをよく奪い続けると、相手はさらに焦ってきたようだった。



途中から福岡は守備のやり方を変えて、オールコートで開志にプレッシャーを与えようとした。
しかし、それも、いくらか効果はあったが限定的。
インターハイのときとは違って、開志国際はあわてなかった。
相手のファウルを誘って、5ファウルからのシュートで着実に加点していった。



結果的に、その後は相手のペースにはまらず、あぶなげなく試合を進めた開志国際は、88-71で、初優勝を決めた。
開志国際は、見事に夏のリベンジを果たし、福岡第一の3冠を阻止した。

2年前は、悔しい出来事があった。
3回戦は、その年に優勝した仙台大明成との試合を行うはずだったのに、無理やり棄権を強いられた。
その年の1回戦で対戦した相手チームの関係者からCOVID-19感染症の陽性反応者が出たからだ。
今後の感染している可能性があるからと、試合を辞退するように促されたのだ。
優勝するくらいの実力があったのにと、本当に無念だったはずだ。

2回戦で、仙台大明成を破り、決勝で福岡第一に勝利した。
リベンジを2つ果たしたことになる。

中心となって活躍した介川主将も、「楽しかった」と、うれしそうだった。



わが家娘や息子がまだ中学生だった時、その中学校に、現在開志国際高校のバスケット部を指導する富樫ヘッドコーチが、勤めていた。
そんなこともあり、テレビに向かって、娘は「トガシ」と呼び捨てにして、今日の試合を応援していた。
全国中学校大会でチームを優勝させ、高校バスケでも開志国際でインターハイ、そしてウインターカップと優勝を果たした。
すごい指導力だ。



新潟駅では開志国際の優勝を載せた新潟日報の号外が配られていたと言って、息子が1部もらってきた。
新潟県勢のウインターカップ優勝は、初めてだった。
5年連続5回目の出場で初優勝を飾った、開志国際、そして富樫監督、本当におめでとうございます!





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バスケ・ウインターカップ2022男子、新潟県代表開志国際決勝へ勝ち進む

2022-12-28 20:36:23 | 新潟
手に汗にぎった。
開志国際、よく競り勝った。
高校バスケットボールウインターカップ2022。

男子準決勝の試合の一つは、新潟県第1代表の開志国際高校と静岡県代表の藤枝明誠高校の対戦だった。
静岡県というと、サッカーや野球が強いイメージがあるが、どっこい高校バスケの藤枝明誠も強い。
夏のインターハイでは、準決勝で、優勝した福岡第一高校に78-84の接戦で敗れていたチームである。
そして、今大会でも勝ち進み、準々決勝ではやはり優勝候補の福岡大大濠高校を78-64で勝ち上がってきた。

そんな勢いのある藤枝明誠相手に、われらが新潟県第1代表の開志国際がどんな戦いを見せるか、注目の一戦だった。

さて、試合開始から、藤枝明誠は3ポイントシュートが好調。
要所で3ポイントが決まり、第1クォーターは、21-15と開志国際から6点リードを奪って終わった。
だが、このままずるすると負けるわけはないだろうと思って、パソコン画面のライブ中継に目を凝らした。

ところが、試合は藤枝明誠のリードで進んだ。
開志が迫ると、藤枝が引き離すという展開が続いた。
第2クォーターは、藤枝5点リードの35-30で、試合の折り返しとなった。

だが、このまま負けるような開志国際ではない。
第3クォーターでは、5ファウルに乗じて得点チャンスを生み、開志が逆転に成功した。
59-54と、逆に5点差をつけて、最終第4クォーターに入った。
さすが開志国際、底力が違う、と判官びいきの私は思ったのであった。

ところが、さすが藤枝明誠、このまま引き下がりはしない。
なんと、藤枝は71-69と逆転すると、その直後には3ポイントシュートを決め、逆に5点差をつけた。
開志国際がそこでタイムアウトを取って再開すると、3ポイントを入れ返し、2点差とした。
この後は、試合終了残り2分1秒に、開志が2点のリードを奪うことに成功した。
だが、藤枝明誠も食い下がる。
2本のフリースローで同点に追いつく。
本当に白熱した試合となった。

しかし、最後に、開志のキャプテン介川が、シュートを決めて勝ち越した。
残り時間は、5秒。
とはいえ、この試合好調な藤枝の3ポイントシュートが決まれば、絶望の逆転負けだ。

夏のインターハイでは、開志は、リードして優勝まであと5秒というところで3点シュートを決められて福岡第一高校に優勝をさらわれたという苦い思い出があった。

はたして、守り切れるか。
相手にシュートを打たせるな。
必死の守りが、最後の相手シュートを3点シュートではなく、2点シュートにさせた。
そして、そのボールは、リングに弾かれて外れた。

78-76。
よく勝ち切ったぞ、開志国際。

インターハイでは、優勝・準優勝各1回の戦歴があるが、ウインターカップで決勝に進むのは、初めてだ。
明日の決勝では、インターハイの決勝で敗れた福岡第一高校と対戦する。
夏の大会のリベンジマッチとなる。
福岡第一は、準々決勝で新潟県第2代表の帝京長岡高校に勝っている。
去年の冬の帝京長岡、今夏の開志国際と、新潟県代表のチームは、決勝まで進むがいずれも接戦で敗れている。
今大会こそ、新潟県代表の開志国際に優勝してほしいと願う。

行け、開志国際!!
勝利に向かって!!!
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帰ってきたぞ、と。

2022-12-22 20:28:19 | 新潟
朝から埼玉は雨だった。
高速も、ずっと雨。
渋川伊香保ICを過ぎ、長い上り坂を行くと、低い雲の中に入ってしまった。
50km規制になっていた。
いつもこの時期なら、みなかみ町で雪が少しくらい見られるはずなのに、今回は見えなかった。

関越トンネルを抜ければ、川端康成の「雪国」のような世界が待っているのだろうと思った。
なにしろ、昨日一昨日まで中越地方では大雪による立往生があったばかりだし、去年はこの時期に関越道は立往生が発生したのだったから。
…ところが、トンネルを抜けても、近くの山肌には地肌が見えていた。
中里スキー場、岩原スキー場をはじめ、高速から見えるスキー場は、みな営業できていないほどの少雪だ。
昨日まで新潟県は大雪だったはずだが、このスキー場のメッカで雪がないなんて信じられなかった。

しかし、南魚沼地方から北魚沼地方に進んでいくと、次第に雪が多くなってきた。
県境付近よりも内陸の方が雪が多いというのは、珍しい現象に思えた。
ちなみに、下りの越後川口SAの雪は、こんな感じ。



長岡IC周辺でも、中之島見附ICの辺りでも、高速道はきれいに除雪してあった。
50km規制ではあったが、100km以上のスピードを出して抜いていく車も多かった。
小雨は降っていたが、そのくらいは普通のように感じられた。
雪の量は確かに多かったが、去年の12月の六日町周辺に比べてそこまで多いというほどではなかった。
立往生が発生したのは、やはり大雪の降り始めに対応できない車が多かったからなのだろう、と確信した。

そうはいっても、いつもなら雪が少ない新潟市の雪が、新潟市にしては多かった。
このくらい雪があれば、スキー場だってオープンできるはずだ。
新潟と越後湯沢が、まるで逆転したように感じられた。

高速を降りても、道路の車の流れはスムーズだった。
やはり、昨日帰るのを今日に延期してよかった。
ただ、明日になると前より強い寒波がやってくるのだそうだから、やっぱり今日が正解。

自宅前は、除雪車が通ったままになっていた。



幸い、路上は雨で雪がとけていた。
家の入口は、郵便配達員や新聞配達員が通ったところだけが道になっていた。



だが、車庫前は雪が積まれていて、このままでは車を入れられない。
車が入るように、急いで車庫前を除雪。
車が近所迷惑にならないようにと急いでやったので、腰が痛くなった。
だから、玄関までのところのきれいな除雪を、今日は、パス。
あとは明日以降の除雪にしよう。

ずっと午後も雨だったせいで、2階の屋根から少しずつ雪が滑り落ち、1階や地面に雪の塊が落ちる音がズシンドシンと夕方になるまでやかましかった。
夜になって、暴風雪警報が県内各地に出された。

何はともあれ、無事に家に帰ってくることができた。
明日から、また新潟の冬。
雪と戦う日々になるのだなあ。
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新潟県記録的大雪のニュースに

2022-12-19 20:16:48 | 新潟


今朝は氷点下と冷え込んだ埼玉だったが、日中はずうっと青空の快晴。
昨日は一日中寒風が吹きすさんだが、今日はそれほどでもなかった。
外作業をしていても、日ざしが暖かくて気持ちよかった。

心配していたのは、新潟の大雪。
特に中越地方はひどい。
テレビでは、魚沼市や長岡市の生活に大きな支障が生じている様子や、佐渡市などの停電、柏崎市の国道の立ち往生などのニュースが、次々に流れていた。
JRも、あちこちで運休になっている。

そんなだから、新潟のわが家周辺もどうなっているか、気がかりだ。
離れていると、大雪なのにそこにいないことが、まるで罪深いことをしているように思えるのはなぜだろう?

快晴の青空で、山に沈む夕陽を見ながら、その向こうの新潟を思い、今回の大雪が早くおさまりますようにと祈った。

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新潟・十日町と縁のあるクロアチアとの戦いなのだなあ…

2022-12-05 20:40:58 | 新潟
サッカーW杯カタール大会。
ドイツ、スペインと同じで死の組と言われたところを、両チームを破って日本が予選突破した。
大いに盛り上がったが、決勝トーナメント1回戦の相手となったのが、クロアチアだった。
中越地方の方言でいうと、「あっきゃあ」と思った新潟県人も多かったのじゃないかな。
なぜなら、クロアチアを応援する新潟人も多いから。
特に、中越地方の十日町市民は、そうだっただろう。

なぜなら、2002年W杯日韓大会のときに、クロアチアがキャンプを張ったのが十日町市だったから。
それで、そのクロアチアチームが練習したピッチは、「クロアチア・ピッチ」と呼ぶようになった。
今ではそこに、時々いろいろなサッカーチームが合宿したり試合をしたりするようになっている。
そればかりではなく、今でもクロアチアと交流が続いているのだ。
だから、今大会でも、グループリーグの試合の際にはクロアチアピッチのクラブハウスに集まり、テレビの前で声援を送ったりしたそうだ。

十日町市は、去年、東京五輪でもホストタウンとなり、事前キャンプでは柔道やテコンドー、空手の選手団を受け入れた。
今大会前にはクロアチアの活躍を願って7000羽の千羽鶴をカタールに送っていたそうだ。
十日町市では、今夜の日本―クロアチア戦のパブリックビューイングも計画している。

今回メディアで取り上げられていたのが、ある居酒屋のこと。
店名は、「食楽空間 だぼる」というのだそうだ。
「だぼる」というのは、日韓大会で主将を務めたダボル・シュケル選手からきている。
この店のオーナーは、日韓大会の事前キャンプで選手らが泊まったホテルの調理師だった。
店をもって独立するに当たって、シュケル本人に面会して、「だぼる」の名前を使う了承を得たという。
サッカー教室の後、長蛇の列の最後まで並ぶ少年たちに対してサインを書き続ける同選手の誠実な姿勢に感動したから、というのがその理由だ。

そうかあ、シュケルか。
懐かしいなあ。
その4年前のフランス大会で日本が初出場だったとき、同組となった、アルゼンチンのバティストゥータ、クロアチアのシュケルには気をつけろ、とよく言われたものだった。

そんなこともあり、クロアチアが前回大会で準優勝したとき、「あのクロアチアが…」と喜んだものだった。

ところが、今夜は日本とクロアチアの運命の一戦である。
きっと十日町市では、クロアチアのことも応援しながら、日本の勝利を願うという人が多くなるのだろうなあ。

まずは、いい試合になり、最終的に日本が勝つことを期待しよう。
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FC越後妻有、北信越女子サッカー2部リーグで優勝・1部昇格を決める

2022-09-05 21:50:44 | 新潟
「FC越後妻有」と書いて、漢字の部分は「えちごつまり」と読む。
FCだから、これはサッカーチームの名前である。
その紹介には、次のように書いてある。


女子サッカー選手が棚田の担い手として移住・就農し、プレーする農業実業団チーム。大地の芸術祭から派生した本プロジェクトは、プロとしてサッカーをしながら、里山で暮らすライフスタイルの提案であり、過疎高齢化で担い手不足の棚田を「まつだい棚田バンク」を通して維持する、日本全国見渡しても類を見ない、先駆け的なプロジェクトです。 近い将来でのなでしこリーグ参入を目指します。

今日の夕方のローカル局の番組で、FC越後妻有が北信越女子サッカー2部リーグで優勝し、北信越リーグの1部昇格が決定したというニュースをやっていた。
この「偉業」は、このページでも詳しく見ることができる。

すごいなあ、と感心した。
FC越後妻有ができたのは、2015年。
最初は、メンバーが2人しかいなかったはず。
それもそのはず。
農業とサッカーの両立なんて、考えたことのなかったことだから。

本拠地である十日町は、日韓ワールドカップでクロアチアがキャンプを張ったとはいえ、新潟県の中でも中心都市から離れた豪雪地帯だ。
そこを根拠にして、農業に携わりながら強いサッカーチームになる、だなんて、夢物語のようだ、と思ったものだ。
案の定、初年度は部員が足りず、サッカーチームにならなかったと聞いて、さもありなんと思ったものだった。

ところが、近年少しずつ部員が増え、地元の女子高校生の協力を得てチームを作って試合ができるようになったとも聞いていた。
今季は12人のメンバーとなり、戦っていたのだそうだ。

テレビによると、最初のメンバー石渡選手は、結婚して1児の小さい子の母となって、育児と試合を両立させていたとのこと。
創立当初からの苦労を思えば、昇格・優勝に涙を流していたのも当然だろう。

しかも、このチームのメンバーたちは、今年行われている「大地の芸術祭」のサポート作業もしていたという。
農業、そして地域のためにも尽力しているなかでの、昇格と優勝という栄冠を勝ち得たことは素晴らしい。

まだまだFC妻有は、北信越リーグの2部優勝を果たしただけにしかすぎず、これから上には北信越リーグ1部があり、さらになでしこリーグ2部、同1部、WEリーグと、まだまだ先がある。
でも、サッカーと農業の両立という難しい課題に挑戦しているFC越後妻有。
ここまで夢を実現させてきた彼女たちだから、これから先も大きな夢の実現と展開をと、新潟県人として大いに期待している。
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