ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

笹川流れマラソン大会、ハーフを何とか完走…

2012-04-01 22:10:22 | RUN
「笹川流れ」は、新潟県北部の村上市、旧山北町の海岸。
岩場があり、海の色は美しく、新潟県で最も美しく人気の高い海岸地帯である。

そこで、4月第1日曜日に行われるマラソン大会も、今回で26回目を数えた。
90年代には、間寛平氏がゲストランナーを務めたこともある。

昨年の新潟マラソン以来のレース参加。
出る種目は、ハーフマラソン50歳以上男子の部。
日頃の練習は、週1回、10kmくらいを走るくらい。
およそ倍の距離を走れるか、と不安をかかえつつ、参加した。

今日は、あいにく天気は冬型。
雪まで降るという。
気温も、3℃と低い。
開始時は、くもり空。
荒れそうな天気だった。
そんな中、スタート地点に着いた。

9時30分、ハーフマラソンのスタートの号砲が鳴る。
今日の目標、「疲れずに走り切る」。
時折風が真横の海から吹いてくる。
典型的な冬型の天気。北西からの風だ。
幾つかあるトンネルを抜けたら、雪が斜めに降っている。
7kmくらいまでは、1kmあたり5分10秒くらいでいけた。
前に人は多くいるし、結構後ろから来た人に抜かれるけれど、まあいいだろう。
ひたすら遠い遠い(?)折返し点を目指していく。
折返し点が近づくと、もう戻って来た人たちが多い。
結構早い人たちの中に、今までの勤め先での副会長さんがいた。
「がんばって。」
と声をかけたら、驚いていた。

さて、折返し点で、53分54秒の所要時間。
しかし、いつも練習していたのは、12kmまで。
ここから先は、日頃経験の少ない世界。
あまり足を使わないようにしてきたつもりであったが、足が前に動かなくなった。
昨年の新潟マラソンの時のように、痙攣したりはしないが、足が重い。
次々に、抜かれていく。
自分より年輩のおじさんに。
自分より年下の女性たちに。
ついて行きたいけど、上りの坂道になると、こっちは置いていかれる。
その繰り返し。
足が上がらない。
意地だけで走る。
走るというにはおこがましいスピードのなさ。
大腿部を鍛えないといけないなあ。
大腿部の筋肉が弱っているから、足が上がらないのだろう、と思う。

あと5km、3km、2km、1km…。
残りが少なくなってきた。

ここのコースの最後の難所は、ゴールの旧桑川小学校への最後の最後の急坂。
私の足には、もう限界だった。
ゴールしたたくさんの人が下って来る中を、登っていくのだが、恥もなく歩いて登る。
しかし、あまりにも進まないので、腕だけでも大きく振って歩いて登った。

ゴール。
なんとか目標としていた2時間を切ることはできたが、参加者253人中150番前後。
荒れた天候もあったが、正直きつかった。
これでは、ハーフが精一杯。
フルマラソンに挑戦は、100年早いな、と感じた(そうなら、もう生きていない…(苦笑))
55歳の自分より年上の方々がたくましく走っていた。
自分も、そうなりたいなあ…。
もう少し走りのほかにトレーニングもしなくちゃな…。

帰りには、本格的な荒天になった。
冷たい雨が横なぐりに降り、折りたたみ傘が折れ、濡れてしまった。
体力を失った体が完全に冷え切ってしまった。
4月1日とは思えない、冬型の天気のマラソン大会であった。

明日からは、新しい職場。
今日の走りと同様の気持ちで、「あと1歩だけ、前に進もう!」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする