もう一度行ってみたい山があった。
…なんて書くと、どんな高い山かと思うかもしれないが、そこはわれわれ夫婦の歩ける山の話だ。
2年前の今頃、われわれ夫婦は、上越市の青田南葉山で遭難しかけた。
残雪のために、道を見失ったためだった。
水筒と熊鈴を犠牲にして(?)私たちは、なんとか知っている道に出ることができた。
あの時迷った道を、今度は迷わずに山頂にたどり着いてみたい。
ずっとそう思っていた。
ただし、無理に山頂に行かなくてもいいのだ。
私らの山の楽しみは、なんと言っても、山野草の花見だからだ。
2年前がそうだったように、今の時期ならサンカヨウやシラネアオイが美しいはずだ。
そう考えて、5月31日、花見を主な目的に、青田南葉山に出かけた。
高速道路も使って、約2時間半後、登山口に到着。
10:30、3年前は木落沢コースを使って登ったが、今回は2年前に迷った明神沢コースを行くことにした。
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出発して3分後にはオオイワカガミ、
10分後にはササユリ、
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15分後エンレイソウ、
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20分後にはササユリやホウチャクソウ…と様々な野草に出合いながら、歩いて行った。
22分後には、待望のサンカヨウに会うことができた。
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その辺りには、アケビの花も多かった。
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やがて、36分後には、2年前に道に迷ったきっかけとなった分かれ道に到達。
今年は雪渓の下を水が流れていた。
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こうなっていれば、2年前も道を迷うことはなかっただろうと思う。
そこから3分も歩くと、ミヤマカタバミやシラネアオイと出合った。
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分かれ道から15分も歩くと、おお、この曲がりくねった枝は、懐かしのあのポイント!
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2年前に、われわれが遭難から生還したポイントであった。
この枝の裏側に赤い丸を見つけた時はうれしかったよなあ…。
スタートして1時間半近くたったころ、特徴的な葉から、コシノカンアオイを見つけた。
この辺りの花は、茶色い濃い色ではなく、まだ色がついていなくて青っぽい色をしていた。
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こんなのは、初めて見た。
長い長い登りをたどっていって、12:25、明神峠に到着した。
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ここからだと、山頂まで「30分」と書いてあった。
おお、あと30分か、とうれしくなった。
ここからは、尾根のような道をずっと登っていく。
ツクバネウツギやギンリョウソウを見つけ、喜びながら写真を撮りつつ登って行った。
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ただ、きつい登りに、後ろから来たグループに道を譲った。
やがて、明神峠から25分後には、雪渓の上に出た。
そこで、山頂を見上げたが、どう考えてもあと5分では着きそうもない。
案内板のウソツキ~!
雪渓では、マンサクやタムシバなど春の始まりの頃に見かける花だ。
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初夏の花から初春の花が見られるのが、この時期の青田南葉山のいいところだ。
35分間登ったが、まだまだブナの林は上り坂。
まいった。
雪渓をいくつか過ぎて、山頂にたどり着いたのは、13:14。
登り始めてから2時間45分。
あと30分と書いてあった明神峠からは50分もかかった。
でも、とにもかくにも、山頂にたどり着いた。
やったあ~!!。
3年越しの思いを成し遂げたぞ!
明神沢コースからの登頂。
山頂では、先ほど道を譲った、湯ったり村から登ってきたグループが昼食をとっていた。
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山頂にもまだ雪は残っていた。
昼食のおにぎりを食べ、20分後の13:34には、下山開始。
雪渓をいくつもいくつも踏み越え、雪渓近くのショウジョウバカマに目をやりながら、降りて行った。
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雪渓の雪をコンビニのビニル袋に入れる。
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そこにスポーツドリンクやお茶の入ったペットボトルを入れ、歩いた。
そうすると、雪が解け、ドリンクが冷やされる。
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飲んだスポーツドリンクやお茶は、冷えていて最高。すごくおいしかった。
こちらのコースは、えらく急坂だったことに、改めて気づいた。
ひざが苦しかった。
コースには、道標があった。
14:08 7合目。
14:22 6合目。
14:29 5合目。
14:34 4合目。「ここから急登」と書いてあった。
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14:37 「山頂まで1時間40分、キャンプ場まで20分」の標識。
そして、14:59、入口の案内板に到着。
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登りの明神沢コースを3時間近く。
下りは木落沢コースを1時間半かけて、青田南葉山の山歩きを終えた。
ここまで書いてこなかったが、今年は、2年前・3年前に比べて暑かった。
そのせいか、雪解けが早く進んでいた。
サンカヨウやシラネアオイも、ピークを過ぎていて、虫がたかっているのが多かった。
そして、無事に終わったわけではなかった。
山頂付近以外には、山のコースじゅうに毛虫がぶら下がっていたのだった。
枝を振りながら、毛虫を払いながらの山歩きであった。
首の周りにはタオルを巻いていたのだが、汗を拭くのに使ったりしたら、毛虫が付いていたらしい。
翌日から、首の周囲がかゆくて、湿疹が出てきたりして、大変だった。
ついに、火曜日には勤務終了後に皮膚科を受診した。
リベンジしたはずの青田南葉山であったが、相変わらず困難を与えてくれる山であった。
まあ、3年ぶりに山歩きができたのだし、山頂にたどり着けたのだから、よしとしよう。
…なんて書くと、どんな高い山かと思うかもしれないが、そこはわれわれ夫婦の歩ける山の話だ。
2年前の今頃、われわれ夫婦は、上越市の青田南葉山で遭難しかけた。
残雪のために、道を見失ったためだった。
水筒と熊鈴を犠牲にして(?)私たちは、なんとか知っている道に出ることができた。
あの時迷った道を、今度は迷わずに山頂にたどり着いてみたい。
ずっとそう思っていた。
ただし、無理に山頂に行かなくてもいいのだ。
私らの山の楽しみは、なんと言っても、山野草の花見だからだ。
2年前がそうだったように、今の時期ならサンカヨウやシラネアオイが美しいはずだ。
そう考えて、5月31日、花見を主な目的に、青田南葉山に出かけた。
高速道路も使って、約2時間半後、登山口に到着。
10:30、3年前は木落沢コースを使って登ったが、今回は2年前に迷った明神沢コースを行くことにした。
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出発して3分後にはオオイワカガミ、
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15分後エンレイソウ、
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20分後にはササユリやホウチャクソウ…と様々な野草に出合いながら、歩いて行った。
22分後には、待望のサンカヨウに会うことができた。
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その辺りには、アケビの花も多かった。
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やがて、36分後には、2年前に道に迷ったきっかけとなった分かれ道に到達。
今年は雪渓の下を水が流れていた。
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こうなっていれば、2年前も道を迷うことはなかっただろうと思う。
そこから3分も歩くと、ミヤマカタバミやシラネアオイと出合った。
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2年前に、われわれが遭難から生還したポイントであった。
この枝の裏側に赤い丸を見つけた時はうれしかったよなあ…。
スタートして1時間半近くたったころ、特徴的な葉から、コシノカンアオイを見つけた。
この辺りの花は、茶色い濃い色ではなく、まだ色がついていなくて青っぽい色をしていた。
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こんなのは、初めて見た。
長い長い登りをたどっていって、12:25、明神峠に到着した。
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ここからだと、山頂まで「30分」と書いてあった。
おお、あと30分か、とうれしくなった。
ここからは、尾根のような道をずっと登っていく。
ツクバネウツギやギンリョウソウを見つけ、喜びながら写真を撮りつつ登って行った。
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ただ、きつい登りに、後ろから来たグループに道を譲った。
やがて、明神峠から25分後には、雪渓の上に出た。
そこで、山頂を見上げたが、どう考えてもあと5分では着きそうもない。
案内板のウソツキ~!
雪渓では、マンサクやタムシバなど春の始まりの頃に見かける花だ。
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初夏の花から初春の花が見られるのが、この時期の青田南葉山のいいところだ。
35分間登ったが、まだまだブナの林は上り坂。
まいった。
雪渓をいくつか過ぎて、山頂にたどり着いたのは、13:14。
登り始めてから2時間45分。
あと30分と書いてあった明神峠からは50分もかかった。
でも、とにもかくにも、山頂にたどり着いた。
やったあ~!!。
3年越しの思いを成し遂げたぞ!
明神沢コースからの登頂。
山頂では、先ほど道を譲った、湯ったり村から登ってきたグループが昼食をとっていた。
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山頂にもまだ雪は残っていた。
昼食のおにぎりを食べ、20分後の13:34には、下山開始。
雪渓をいくつもいくつも踏み越え、雪渓近くのショウジョウバカマに目をやりながら、降りて行った。
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雪渓の雪をコンビニのビニル袋に入れる。
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そこにスポーツドリンクやお茶の入ったペットボトルを入れ、歩いた。
そうすると、雪が解け、ドリンクが冷やされる。
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飲んだスポーツドリンクやお茶は、冷えていて最高。すごくおいしかった。
こちらのコースは、えらく急坂だったことに、改めて気づいた。
ひざが苦しかった。
コースには、道標があった。
14:08 7合目。
14:22 6合目。
14:29 5合目。
14:34 4合目。「ここから急登」と書いてあった。
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14:37 「山頂まで1時間40分、キャンプ場まで20分」の標識。
そして、14:59、入口の案内板に到着。
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登りの明神沢コースを3時間近く。
下りは木落沢コースを1時間半かけて、青田南葉山の山歩きを終えた。
ここまで書いてこなかったが、今年は、2年前・3年前に比べて暑かった。
そのせいか、雪解けが早く進んでいた。
サンカヨウやシラネアオイも、ピークを過ぎていて、虫がたかっているのが多かった。
そして、無事に終わったわけではなかった。
山頂付近以外には、山のコースじゅうに毛虫がぶら下がっていたのだった。
枝を振りながら、毛虫を払いながらの山歩きであった。
首の周りにはタオルを巻いていたのだが、汗を拭くのに使ったりしたら、毛虫が付いていたらしい。
翌日から、首の周囲がかゆくて、湿疹が出てきたりして、大変だった。
ついに、火曜日には勤務終了後に皮膚科を受診した。
リベンジしたはずの青田南葉山であったが、相変わらず困難を与えてくれる山であった。
まあ、3年ぶりに山歩きができたのだし、山頂にたどり着けたのだから、よしとしよう。