ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

みんな、子どもだったのに…

2015-03-12 22:33:29 | 生き方
今週初め、父方の伯母が亡くなったとの連絡が入った。
火葬や葬儀に立ち会ってきた。
伯母は、満96歳、享年98歳であった。

伯母の子どもは、4姉妹だが、皆私より年上。
60代~70代である。
葬儀に際し、久々に4人がそろった。
なんでも、伯母のつれあいだった伯父が亡くなった時以来の全員集合で、20年ぶりだということであった。

長姉の長男Yさんは、うんと年下だと思っていたら、50歳だという。
なんと五十路の仲間ではないか。
また、三女の長女Iさんも、もう四十路に入っているという。
びっくりだ。
みんな、いつの間に立派な中年に!?
みんな子どもだったのに…。

考えてみると、当たり前なのだ。
私が高校生の頃、Yさんは小学生だったし、私が働き出したとき、Iさんは小学校に入学したばかりだった。
それから、40年や30年もの間まともに会っていなかったのだから、みんなオジさん、オバさんになるよなあ。
面影はたっぷりなのだが、Yさんの弟なんぞ、私と同じ「光頭」になっていて、驚いたのであった。
あんなにふさふさの少年だったはずなのに…(少年時代から自然光頭だったら困るけど)。
時の流れは、情け容赦ないものだなあ、と感慨にふけってしまった。

誰もが、老化していくということだな、と改めて感じたしだいである。
私自身も、五十路の残りが少なくなってきた。
伯母の孫たちに当たる人たちが、葬儀だけでなくその準備等であちこちに顔を出していた。
伯母のひ孫にあたる子どもたちが、乳児、幼児、あるいは児童として、葬儀に参列していた。

時代が回っている、確実に。
そう感じた伯母の葬儀であった。

そんななか、直会を終えた菩提寺の住職が帰り際に言った。
「みんなくたばってしまっても、ワタシはくたばらないぞ。ヒッヒッヒ。」
このセリフが非常に面白可笑しくて、笑ってしまった。

さすが和尚。
そのくらいの気合で生きていきたいものだ。
うん。はっはっは。
コメント (2)
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