4年と1か月愛用してきたスマホ。
よく見ると分かるように、表面下部に無数のひびが入ってしまっている。
あちゃー、やってしまった。
そう思ったのは、10月の初めだった。
小屋から自転車を取り出そうとしたとき、引っ掛かったはずみに、ポケットからスマホが滑り落ちてしまった。
パシャン!
いやな音がした。
スマホには、割れないように保護カバーを付けていたので、今まで何度も落としたが、割れずに済んでいた。
だが、今回はスマホが、角からではなく表面を下にして真っ平らに落ちた。
これは、ひょっとして…と思って拾い上げてみると、このように表面のガラスにひびが入っていたのだった。
ひびが入って多少凸凹が生じたが、タッチ画面はなんら支障がなかった。
予定がいろいろあったので、しばらくはこのまま使おうか、と決めた。
そうやって、10月は新潟シティマラソンや高校の同級会で使ってきたのだった。
腰痛になって、今月も行く余裕がなく、回復して埼玉などに出かけてきたのだった。
そして、今日になってようやく新しいスマホを求めに店に行った。
だけど、店は混んでいた。
2時間待たされたあげく、2kmほど離れたところにある、店の出張所に行くことを求められてしまった。
出直すのも面倒だから、出張所に行った。
まあ、そこでは店員にいろいろと親切にしてもらえたから、たくさん待ったのも仕方なかったことにする。
テキパキと処理して、データやアプリのほとんどを新機に移し替えてくれた。
自分にはできないことだから、すごいなあと思って、その手つきを見守っていた。
世の中にはそういう技術を持った人がたくさんいる。
専門的な知識や技術を持った人がいるから、自分たちの生活ができたり豊かになったりするのだ。
そのことは知ってはいたけれど、今日またその思いを新たにした。
店に行ってから終わるまでに4時間近くかかってしまった。
出費も少なくなかったのだから、新しいスマホは、不用意に落としたり、ウエストポーチのように忘れたりしないように気を付けよう。