ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

4年ぶりの新潟ハーフマラソン、田園地帯を気持ちよく(?)走った  (2)

2023-03-20 21:39:14 | RUN

2km近くからは、いわゆる「弁天線」を走っていく。

この両側には、様々な会社の事業所や営業所がある。

そのせいか、まとまった人数で応援している人たちが目に付いた。

同じ職場から走っている誰かを、仮装しながら応援している人も多かった。

 

そんな姿を見ながら走っている自分は、今回も「アイシテルニイガタ」のレプユニ姿。

アルビのレプユニ姿は、やはり結構多く見かけたが、この辺りでは背番号「3」を見た。

今季のレプユニで、「3」は、トーマス・デン。

前日の浦和戦は、「恩返し」ならずアルビは負けたが、はつらつとしたデンのプレーは目を引いた。

だから、「昨日もトーマス・デン、がんばっていましたよね」と話しかけた。

すると、「でも、負けちゃったからね」という返答。

「これから、もっと活躍しますよ。がんばりましょう」とさらに返して、抜いて行ったのはその頃はまだ元気だった私。

(だが、15キロを過ぎたころには、この「デン君」に抜き返されたのであった。)

 

4㎞を過ぎた辺りで、後ろから元気のいい女性の声が聞こえてきた。

ゲストランナーの市河麻由美さんが、スタート地点での宣言通りに最後尾から抜いてきたのだ。

4年前の大会では、その時にもゲストランナーだった市河さんに激励されたりハイタッチしたりした記憶があった。

 

会心の自己新記録! ~2019新潟ハーフマラソン~(後編) - ON  MY  WAY

1日明けて、今日は太ももが筋肉痛である。やはり昨日の自己新記録をもたらしたRUNは、体にハードだったということを改めて認識させられた。さて、昨日書いた続きに行こう...

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「4年前も今年もありがとうございます。」と話しかけると、

「意外と風が冷たいね。昨日新潟に着いたら、寒くてびっくりしたよ」と答えてくれた。

レースが昨日じゃなくてよかった、という話を交わして、先に行ってもらった。

 

5km地点に近くなると、田園地帯を行くなあ、という感じになる。

そして、5、5㎞地点には、初めての給水があった。

風が冷たいので、あまり汗もかいていないが、スポーツドリンクだけを口にした。

 

「嘉瀬」から「酒屋町」にかけては、両側に集落が並ぶ。

このような街の中だと風の影響を受けずに走りやすい。

8㎞を過ぎ、その集落を抜けると、野球のグラウンドがあるのだが、毎年ここでは少年野球の可愛い子どもたちが、ユニフォーム姿でランナーに声援を送ってくれる。

ほとんど男の子だったが、最後に女の子も1人見かけた。

今年の子どもたちは、ハイタッチをねだっている子が多かったが、まだ感染症禍なので、私はやめておいた。

 

9㎞地点近くでは、毎回のことだが赤青黄色の3人の仮装レンジャーたちが、ランナーたちを励ましてくれる。

ありがたいなあ。何度通っても笑える。

これを写真に撮ろうとスマホを構えたのだが、スマホが反応してくれず何回かやってあきらめた。残念。

 

そこから先、3,4kmを田園地帯を行く。

 

11㎞地点で、2つ目の給水。

渡す仕事をしている人たちも、次々と紙コップに注いでいくのは大変だろうと思う。

足元に転がった空のペットボトルが、大変さを物語る。

 

この辺で、「コース残りあと半分」とは思ったものの、最近は走る距離が少なくなっているからきつさを感じるようになってきた。

ここまでのラップタイム、最初の1㎞が6分04秒。

2kmまでの1㎞が5分55秒。③5分40秒 ④5分49秒 ⑤5分47秒 ⑥6分05秒 ⑦5分59秒 ⑧5分57秒 ⑨5分52秒 ⑩5分50秒 ⑪5分57秒。

4年前に自己記録を出した時には、キロ5分を切って走っていたのになあ…と、思っても詮無きことを思う。

 

おおむねキロ6分を切る速さで来たものの、同じ速さで来た人たちからどんどん離れていくのを感じるようになった。

そこで、目の前をよりよいリズムで走っている人の後方に付いて走るようにした。

風を受けるのを避けつつ、前の人の速さにならって行こうとするのだ。

しばらく同じ人を目標にして3kmほど走っていった。

 

 

やがて、曽野木中学校の近くの交差点から、信濃川大橋の近くまで折り返す、往復3kmの曽野木地区の街なかを走るコース。

応援の人も多い。

街だなあ、と思いながら走っていると、折り返しを過ぎて走ってきた息子と会った。

今朝は別々の行動で、会っていなかった彼とハイタッチをした。

私よりも2.5kmほど前を行っているということか。

そして、ハワイやオーストラリアでもマラソンを走ってきた、同年代のSIさんからも声をかけられ、ビックリ。

400mくらい先を行かれているようだった。

 

信濃川大橋のたもとで、間もなく折り返し。

折り返し点の印は、今回も「越乃寒梅」の特別な一升瓶のデザインになっていた。

【これは本物…これに似せた折り返し点】

みんななぜか触りたがって、タッチして回って行っていたなあ。

 

やがて、後続で走ってきたランナーの中にまた知り合いの方がいて、すれ違いざま声をかけてくれた。

2年前に担任した子の進学先の先生。

ごせん紅葉マラソンの際にお会いして、教え子が元気でいることを教えてくださった方。

うん、ちょっと元気が出たぞ。

 

この街なかの外れ近く14.8㎞に、3番目の給水地点。

以前は、この地点に大きなイチゴなどが並んでいたのになあ、と残念がって見ていた。

すると、スポーツドリンクや水のほかに、珍しく「アップルジュース」も置いて配っていたので、私はそれをいただいた。

たまには、違うものを味わいたい気分だったのだ。

 

ここまでで15㎞。

⑫6分08秒 ⑬6分08秒 ⑭5分58秒 ⑮6分08秒

キロ6分のペースは維持できなくなってきた。

付いて走ろうと思うのに、そう決めた人に付いていけない。

まだ、6kmもあるのに、きついなあ…。

そう思った。

4年前なら、あと6kmしかない、という感覚だったのに…。      (つづく)


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